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【新入荷】白い火、ともして / 西尾勝彦

白い火、ともして / 西尾勝彦
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10918
奈良の街、森の近くで猫と鹿とひっそりと暮らしながら、展示形式の詩の発表、私家版の詩集制作などの活動を積極的に行っている作家、西尾勝彦による詩集。
本作は、芸術方面に進もうとする若い人たちに向けた「創作基礎」の講座の内容を、随筆詩の形をとってまとめたもの。
創作に携わって生きている人、生きようとしている人、またその家族や友人の方へ。また、自分らしく創造的に生きるすべての人へ贈ります。
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縁あって芸術方面に進もうとしている若い人たちに「創作基礎」の話をする機会がありました。創作そのものを教えることはむずかしいですが、創作をつづけていくにあたって知っておいた方がよいことなら少しは伝えられるとおもい、講座を担当しました。
その内容をより非実用的な方向にあらためて、随筆詩のようなかたちにまとめたのがこの小冊子です。ほとんど役に立つものではありませんが、創作を志すひとのささやかな支えになるかもしれません。本棚の片隅にそっと置いていただき、ときおりまぼろしをかんじるように読みかえしていただけたらうれしいです。
(西尾勝彦)
【新入荷】国際芸術祭「あいち2025」公式カタログ

国際芸術祭「あいち2025」公式カタログ
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10739
※panpanyaによる漫画《何物》小冊子の付録付き
2025年9月13日〜11月30日に開催された、国際芸術祭「あいち2025」の参加アーティスト62組による展示・公演作品の写真や解説を網羅した公式カタログ。
国際芸術祭「あいち2025」 https://aichitriennale.jp
<灰と薔薇の「あいま」で、「来るべき世界」を考える>
今回の芸術祭のテーマである「灰と薔薇のあいまに」は、現代アラブ世界を代表する詩人・アドニスの詩の一節からとったものです。戦争の惨禍を目の当たりにしたアドニスは、そのことによる環境破壊を嘆きましたが、同時に破壊の先に希望をも見出しました。私たちが今生きているこの世界では、人間と環境のあいだに深刻な問題が浮上しており、両者の溝はますます深まる一方です。こうした複雑に絡み合う人間と環境との関係を、国家や領土、民族といった人間中心の視点からではなく、地質学的な時間軸から考察することで、本芸術祭は、両者が互いに信頼し、育み、補い合うための道を探ります。そしてまた、灰(終末論)か薔薇(楽観論)かという極端な二項対立の議論を中心に据えることなく、その「あいま」にあるニュアンスに富んだ思考で世界を解きほぐそうと試みます。
(国際芸術祭「あいち2025」公式WEBSITE より)
【新入荷】Practice 01 Cakey Makeup / Kazuhei Kimura 木村和平

Practice 01 Cakey Makeup / Kazuhei Kimura 木村和平
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10920
限定500部
ファッション・フォトやアーティスト写真、映画のビジュアルなど、多岐にわたり活躍中の写真家、木村和平による写真集。
本作は、“練習”をキーワードに、判型、デザイン、ページ数等の書籍フォーマットを固定化し継続的に刊行するシリーズ「Practice」。第1弾となる本作『Cakey Makeup』は、プリントを学び始めた頃、ふと手にした教則本に書かれていた言葉(「焼き込みや覆い焼きはあくまでも隠し味として用いましょう。ひと目見てわかるような厚化粧は禁物です。」)を着想源とし、制作した作品群。
ーーー
長きに渡り続いた『石と桃』の発表も終わりがみえた頃、ひとつの題材と長く対峙してきたことへの反動で、私は身軽になることを望んでいました。思いつきを最優先し、後先を考えず、鮮度が落ちる前に公の場へ放ち、それから作品のことを考える。それらを念頭に置いて動き始めたのが、『Practice』という不定期刊行シリーズです。
(木村和平)
木村和平|Kazuhei Kimura
1993年、福島県いわき市生まれ。東京在住。ファッションや映画、広告の分野で活動しながら、作品制作を続けている。第19回写真1_WALLで審査員奨励賞受賞(姫野希美選)。主な個展に、2022,23,24年「石と桃」(Roll)、2020年「あたらしい窓」(BOOK AND SONS)、主な写真集に、『袖幕』『灯台』(共にaptp)、『あたらしい窓』(赤々舎)など。









【新入荷】Haru and Mina / 濱田英明 写真集 Hideaki Hamada

Haru and Mina / 濱田英明 写真集 Hideaki Hamada
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10837
初版・ポストカード付
送料無料!
国内外、様々なシーンで活躍中の写真家・濱田英明が、2012年に台湾で、2014年に日本で出版した写真集『Haru and Mina』。2009年より自身のこどもたちを被写体に撮影してきたこのシリーズは、その後も撮影が続けられてきました。本書は、2009年7⽉から2020年4⽉までの約11年間に撮影した8000余点の中から、濱田⾃⾝が313点を厳選し、504ページに収めた作品集となります。
淡々と綴られるのは、終わりがないように⾒える⼆⼈の⼦どもの平凡な⽇常。瞬時に忘れ去られてしまうようなありきたりの光景は、何度もめぐる春夏秋冬とともにゆっくりと穏やかに流れ、しかしそれはいつか訪れる別れに向かって進んでいきます。
時系列で並ぶ作品の根底に横たわるのは「⼈と⼈が共に過ごす時間の儚さ」。それがいかに普遍的な体験として受け⽌められ、「誰か別の⼈のもの」になっていくかが、本作の主軸となっています。
撮影に使われているのは PENTAX67 II と標準レンズ。カメラの特性を活かし、⼦どもに近づきすぎることなく、客観的な視点を持った絶妙な距離感が⼀貫して保たれ、それが濱⽥特有の淡い光と相まって、独特の世界観を描きだしています。
どこかで誰もが⾒たことのある景⾊。それは⼼のずっと奥の⽅にある⼤切な何かを呼び覚ます不思議な感覚を鑑賞者にもたらし、気がつけば、うっすらと朧げに脳裏に残る遠い⽇々に⼼地よく耽溺するかのように、引き込まれていく。
写真を撮って記憶を残す。時間をいまに呼び戻す。その⾏為の本質にあるものを、この作品集は静かに物語っています。
濱田英明
1977年兵庫県淡路島生まれ。2012年35歳でデザイナーから撮影業に転身。 2012年写真集『Haru and Mina』を台湾で出版。2019年写真集『DISTANT DRUMS』(私家版)を出版。
https://www.instagram.com/hamadahideaki/?hl=ja

【新入荷】Diary / フィリップ・ワイズベッカー Philippe Weisbecker

Diary / フィリップ・ワイズベッカー Philippe Weisbecker
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パリ、ニューヨーク、バルセロナを拠点に活動。日常生活の中にある誰も気にとめない品々の簡素な美しさに注目し、鉛筆や定規を用い、独特のフォルムで描く、アーティスト、イラストレーターのフィリップ・ワイズベッカーの作品集。
彼は、「オブジェ日記」とでも言うべき小さな手帳を秘かにつけていました。ポケットや財布に入れて持ち運べるように、角が丸く落とされていたそれらは、彼が蚤の市や旅先、日々の生活の中で想像力をかき立てるものを発見したときに、メモを添えて描き留めておく自分用のアンチョコでした。
本書「DIARY」は、フィリップ・ワイズベッカーが2014年から2024年まで10年間つづけた合計12冊の小さな手帳を合本し、日本語訳をつけたものです。サイズは、元の手帳から160%拡大したので、見やすく、分厚くなりました。フィリップ好みの、極めてささやかで、取るに足らない日常的なものたちのドローイングを576点収録しています。
巻末には訳出した日記も。どうしてそのオブジェが気になったのか、そこはかとない観察日記になっています。

【新入荷】石と桃 / Kazuhei Kimura 木村和平

石と桃 / Kazuhei Kimura 木村和平
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ファッション・フォトやアーティスト写真、映画のビジュアルなど、多岐にわたり活躍中の写真家、木村和平による写真集。
本作は、幼少から自身が抱える“不可思議な症状”から着想を得たプロジェクト。ものの大小や遠近が現実と異なって見えたり、色覚・時間感覚に異常をきたすなど様々な症状が現れる「不思議の国のアリス症候群」という症状から着想を得て、長期間にわたり取り組んでいる作品シリーズをまとめた1冊。
タイトルである『石と桃』は、モノトーン調の硬いものと発色のよい柔らかいものとが混ざり合う、木村が日常的かつ突発的に見ているイメージの一つを言語化したものです。
木村和平|Kazuhei Kimura
1993年、福島県いわき市生まれ。東京在住。ファッションや映画、広告の分野で活動しながら、作品制作を続けている。第19回写真1_WALLで審査員奨励賞受賞(姫野希美選)。主な個展に、2022,23,24年「石と桃」(Roll)、2020年「あたらしい窓」(BOOK AND SONS)、主な写真集に、『袖幕』『灯台』(共にaptp)、『あたらしい窓』(赤々舎)など。

【NEWS】期間限定のミュージアムショップ『TEMPORA』をオープンします!

国際芸術祭「あいち2025」が開催される2025年9月13日〜11月30日の期間中、愛知芸術文化センターB2にて、ON READINGが期間限定のミュージアムショップ『TEMPORA(テンポラ)』をオープンします。
様々なプレーヤーと協同しながら、アートブック、書籍(新刊・古書)を中心に、スーベニアとなるようなオリジナルアイテム、地元ゆかりのクリエイターたちによるプロダクトやグッズ等も販売するほか、ギャラリースペースを設け、展示企画やポップアップも開催し、ミュージアムショップの新たな可能性を提示していきます。
https://www.instagram.com/tempora2025/
国際芸術祭「あいち2025」
https://aichitriennale.jp/
【新入荷】いつも世界は遠く、 / 上田義彦

いつも世界は遠く、 / 上田義彦
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国内外の様々な賞を受賞している日本を代表するフォトグラファーの一人、上田義彦による写真集。
本書は、上田義彦の代表作から未発表の初期作品、最新作まで、自ら現像とプリントを手がけた約580点を収録し、768ページにわたりその40年の軌跡を現すものです。
森や家族、河、建物、標本、紙、林檎の木、ポートレート。アートや広告といった枠組にとらわれることなく、上田の一貫して真摯で鋭い眼差しは、世界に存在するさまざまなモチーフを最高の瞬間として捉え、観るものを魅了してきました。
自身を取り巻く世界の機微を敏感に察知し、対象への想いを一瞬のシャッターに込める──
「From the Hip」(英題)が象徴する、直感に裏打ちされ、偶然と必然が交差する瞬間に写し撮られた写真は、遥かな時の流れの中の切り取られた一瞬として、見る者の記憶や感情と響きあってきました。
本書の構成は、通常のレトロスペクティブの趣と異なり、一度シリーズとして発表された代表作品を撮影年順に解きほぐし、さらに上田自身の手で最新作から時系列を逆にたどるかたちで編まれました。それは上田の写真がいつも新鮮に立ち現れ、各シリーズをもう一度遥かな時間へと開いていくことを体現するものです。写真を全方位に開いていくありようのなかで、「いつも世界は遠く、」という響きは、上田の写真の魅力のひとつでもあり、写真に本質的に伴う「距離」を浮かび上がらせます。
約20年間にわたり撮影された、サントリー烏龍茶の広告写真と中国の記録「いつでも夢を」には、上田が風景と向き合うたびに感じたという「遠さ」「遥か感」が漂います。カメラという媒体が持つ特性により、懐かしさと普遍性が加わった唯一無二の写真であり、長年の時間をかけて洗練された、被写体との理想的な距離感と、全体に行き渡る空気感が美しく融合しています。
ポートレート写真もまた、上田の重要な領域です。広告写真としても多く目にする、美しく構成された背景の中に人物が慎重に配された作品から、フレームに収まりきらない接写まで、親密さと緊張感が交錯する「近くて遠い」距離感が現れています。
母・源を意味する「Māter」、被写体の輪郭を溶かすように焦点がぼかされた「M.Ganges」「M.river」、太古の森を歩き、生命の大元と対峙するように写された「Quinault」「Materia」などの作品は、はるか彼方の時間に眠るものを表出しようとする試みでした。
家族の写真から13年間にわたる記録を厳選し、妻の日記の文章が添えられた「At Home」、そして最初期作品である学生時代の卒業制作──いずれのシリーズにおいても、上田の作品に刻まれた光の痕跡は、物理的、心理的・時間的「距離」を越えてやって来たものであり、節度や抑制とともに、そこに憧憬、希求を静かに呼び起こします。
また、旅の途上で上田が綴った未公開の日記やメモが初収録されていることも、本書の大きな魅力です。光や影、見ることの歓びについて書かれた言葉の数々は、写真の秘密へと触れようとする思索の断片として、もうひとつの軌跡を形づくっています。
上田は、自作について語るとき「奇跡」という言葉をよく使います。それは、写真という不可思議な営みが、自身の意図や行為だけで完結するものではなく、自分の外側にある要素──おそらく写真そのものが持つ偶然性や一回性、そして「距離」に大きく左右されることを知っているからかもしれません。
『いつも世界は遠く、』は、流れる時間を心から愛し慈しみ、今もなお、その遠さの向こうに世界を愛おしく見つめ続ける、上田義彦の眼差しの「旅」と言えるでしょう。四十年の写真の軌跡は、私たちの時間と静かに響き合い、世界との出会いをあたらしくひらいてゆきます。

【新入荷】NEUTRAL COLORS 6 : 滞在で感じた あの特別な時間はなんだ

NEUTRAL COLORS 6 : 滞在で感じた あの特別な時間はなんだ
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10621
NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTIS を世に送り出してきた、編集者・加藤直徳と、気鋭のデザイナー・加納大輔が二人三脚で発行する、インディペンデントな雑誌『NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)』。「超個人的」な体験や創作、記憶をリソグラフなどのハンドメイドな印刷手法を交えながら唯一無二の誌面で発信していきます。
第6号は、『滞在』特集、「滞在で感じた あの特別な時間はなんだ」。
ホーチミンではなにもしない滞在をし、廃棄物でプロダクトをつくる「Nem Space」を訪ねました。アムステルダムの活版印刷所に滞在し印刷したのは、デザイナーの平山みな美さん。吉田勝信さんとは山で採取した土でインクを制作し、シルクスクリーンで1枚ずつ手刷りしました。デレク・ジャーマンの庭に思いを馳せ、ON READINGでは11日間滞在し雑誌をみんなで編みました。名古屋みなとに滞在する長島有里枝さんに密着し、NC編集部で滞在制作する写真家を受け入れました。滞在とは?表紙にも書きましたが、とても不思議な感情でした。
いつかの滞在を思い出したり、未来の滞在に思いを馳せられるような内容になっています。
※ON READINGで滞在制作した『NEUTRAL COLORS 別冊 ほんとの本の話をしよう #1』もぜひ併せてどうぞ。
https://artlabo.ocnk.net/product/10065
【新入荷】MORANDI’S BOOKS / Mary Ellen Bartley

MORANDI’S BOOKS / Mary Ellen Bartley
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本や印刷物をモチーフにした作品で知られる、ニューヨークを拠点に活動するアメリカ人アーティスト、メアリー・エレン・バートリー(Mary Ellen Bartley)による作品集。
本作は、イタリアの画家、ジョルジョ・モランディのアトリエと図書室に滞在制作した際に撮影した写真をコラージュしたり再撮影したシリーズ。
オマージュでもあり、再発明でもあるこのシリーズは、モランディ自身の作品からヒントを得ており、画家の卓越した詩的なスタイル、色調の抑制、揺るぎない構造的バランスを引き出している。
ミニマルで詩的な作風で知られるバートリーは、本を彫刻のような形態として撮影し、その質感、エッジ、微妙な存在感をとらえている。彼女の写真は絵画的な色調と綿密な構図で、印刷されたものへの畏敬の念と、時間、記憶、知覚への深い探求の両方を反映している。彼女の写真には、私たちが見ているもの、見ていないもの、そして私たちが語る物語についての問いかけが息づいている。






【新入荷】ここは安心安全な場所 / 植本一子

ここは安心安全な場所 / 植本一子
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自身の経験を真摯に文章にしてきた写真家、文筆家の植本一子による、あなたとわたしの現在地をみつめるエッセイシリーズ「わたしの現在地」。
二年前、西村佳哲さん主催のワークショップ「インタビューのワークショップ」に参加するため、遠野のクィーンズメドウ・カントリーハウスを訪れた著者は、そこで暮らす馬たちと、その馬のお世話をする「とくさん」に出会い、それ以来、数回にわたって通うようになります。
日頃の生活のなかでの名前や、社会的役割から離れ、ただの「わたし」として、人や馬と出会うこと。言葉を介さない馬との、気のやりとり。暗闇で、馬の気配を感じることーー。
傷を負い、葛藤を抱えながら生きてきた心を携えて、馬たちと過ごす静かな時間のなかで、自身の変わっていく内面を見つめた、8篇のエッセイと1篇の詩、そして写真。
さらにこのエッセイ集の主要人物である「とくさん」こと徳吉英一郎さんの寄稿文を収録しています。
肩書や役割を脱いでしまった自分はきっと、最初は少し心細い。けれどそうした「無名」の状態でただそこにいることは、ほかならぬ自分自身と出会いなおすことなのだろう。
「自分自身で生きる」ってなんだろう。何度も問い直す植本さんの姿をみて、私たちは一生をかけて、その練習をし続けているのかもしれない、と思った。
冒頭、久しぶりだというフィルムで撮影された写真が、まず素晴らしい。植本さんの世界に向き合う態度。人懐っこく、同時に少しおびえて、まっすぐに。それが本当に写真から伝わるのです。
私は今作、最高傑作だと思います。毎度、最高傑作を更新してくる植本さんなので、たぶん、次回もそう言うかもしれないけど。
【新入荷】K2 Naoki Ishikawa / 石川直樹

K2 Naoki Ishikawa / 石川直樹
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2024年10月、写真家として世界で初めて、8000m峰14座登頂に成功した石川直樹。
本作は、14座のなかでも、独立峰であるがゆえに天候の予想が難しく、ルートが厳しいことも相まって、世界で最も危険な山と呼ばれている、パキスタン・中国国境にそびえる単独峰・K2に、2015年、19年、22年と、3度挑んだ様子をドキュメントした1冊。
麓の街、ともに登るシェルパやヤク、馬などの動物たち、カラフルなタルチョと呼ばれる祈祷旗、プジャの礼拝の祈り、青く長大な氷河、峻険なカラコルムの山々に取り囲まれたベースキャンプでの日々、極度の緊張感に満ちた超高所での一夜。ずっしりと重い中判のフィルムカメラを2台も抱えて、世界一険しい登山に挑んだ、息遣いまでも聞こえてきそうな生々しい記録。
ズームもない単焦点レンズで撮影された写真は、写真家がその地で見た風景そのものにも思える臨場感にあふれています。ページをめくるたびに胸が高鳴る、渾身の一冊です。















【新入荷】Please take your shoes off and come in / Johanna Tagada Hoffbeck

Please take your shoes off and come in / Johanna Tagada Hoffbeck
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10570
当店でも雑誌『Journal de The』や作品集が人気のアーティスト、Johanna Tagada Hoffbeck(ジョアンナ・タガダ・ホフベック)による写真集。
ジョアンナは、ペインティング、ドローイング、写真、インスタレーション、彫刻、文章など、様々なメディアを用い、環境との対話やエコロジカルな視点を主軸において複合的な芸術実践を行っています。
本作は、ジョアンナが2010年より15年にわたって撮り続けている写真シリーズをまとめたもの。
35mmカラー・フィルムで撮られた、庭や畑、植物や果物、ちいさな虫や動物たち、そして家族とのささやかな時間。
「幼い頃、この感情をなんと呼べばいいのかわからない頃から、私はノスタルジーを知っていた。それは、“今”は、“過去”になる、ということだ。」
これまでも、営みのなかで考え、試し、手を動かす「日々の実践(Daily Practice)」を続けてきたジョアンナならではの視点でとらえられたこの世界は、
ここに存在しているということ、私的な記憶、そして生活のなかで日々繰り返される、詩的なリズムに対する祝福のようでもあります。
「please take your shoes off and come in(靴をぬいでお入りください)」
裸足で歩いたら、何を感じられるだろうか?
私だけに届いた手紙のような、とても親密で柔らかな写真集です。
台湾のアートブックショップ、朋丁(pon ding)からのリリース。













【新入荷】手の応答−生活工芸の作家たち / 三谷龍二

手の応答−生活工芸の作家たち / 三谷龍二
購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10245
「生活工芸」の代表作家であり、「生活工芸とは?」という問いにむきあいつづけた木工家・三谷龍二氏監修の展観(「手の応答:生活工芸の作家たち」展/2024年11-12月於青花室)の図録として刊行された1冊。
自身をふくむ12作家を6のテーマ──「手」「反」「外」「器」「貧」「弱」すなわち「生活工芸」の6要素──に分類し、解説を附す。
作家たちの作品は、三谷との対話をもとに制作された新作で(古道具以外)、彼ら自身の生活工芸論ともいえます。
2000年代日本の生活文化を牽引した「生活工芸」の現在地を示し、その意義を再考する書。
三谷龍二 MITANI Ryuji
木工家。1952年福井県生れ。1981年、松本市に工房「PERSONA STUDIO」設立。2011年「ギャラリー10cm」開廊。著書に『木の匙』(新潮社)、『すぐそばの工芸』(講談社)、『手の応答−生活工芸の作家たち』(新潮社青花の会)など。
菅野康晴 SUGANO Yasuharu
『工芸青花』編集長。「青花の会」代表。1968年栃木県生れ。1993年新潮社入社。『芸術新潮』及び「とんぼの本」シリーズの編集部に在籍後、2014年「青花の会」を始める。著書に『生活工芸と古道具坂田』(新潮社青花の会)。














【新入荷】Along the Umatilla River / 高橋ヨーコ YOKO TAKAHASHI

Along the Umatilla River / 高橋ヨーコ YOKO TAKAHASHI
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10162
2000部限定 シリアルナンバー入り
※造本の特性上、輸送時に発生した微かな角ツブレがある場合がございます。予めご了承ください。
世界の生活文化をフィールドワークするように撮影し、温かく、かつ静謐な独自の色彩感覚による写真が人気のフォトグラファー、高橋ヨーコによる写真集。
本書は、オレゴン州北東部のペンドルトンで毎年開催され、100年以上の歴史を持つ「Round-Up」というネイティブ・アメリカンとカウボーイの祭典に、アーティストの花井祐介氏とともに訪れ、撮影した写真をまとめたもの。
「Round-Up」は、全米でも珍しいイベントで、ロデオライダーとネイティブアメリカンという異なる文化を持つ人たちが、同じフィールドでそれぞれの伝統文化を共有し、競い、楽しむというもの。ロデオライダーによる迫力あるパフォーマンスや、色鮮やかで手のこんだ美しい衣装をまとったネイティブアメリカンたちが繰り広げる伝統的なダンス。美しく激しく、各々の文化を披露しながら交流し継承する大切な場となっている。
本書には、その数日間の記録とともに、武藤彩による日英のテキストに加え、スペシャルコンテンツとして花井祐介氏の現地でのスケッチドローイングも数点収録されています。



















