2018-12
TALK EVENT : ミズモトアキラ『武田百合子さんについて知っていることを話そう。』
TALK EVENT: ミズモトアキラ『武田百合子さんについて知っていることを話そう。』
2019年2月10日(日)
時間:19:00~ 21:00
料金:1,800YEN(300円分のお買い物券付)
定員:20名(要予約)
ご予約:下記フォームよりお申し込みください。
愛媛県松山在住で、エディター、ライター、そしてDJと、幅広く活躍中のミズモトアキラによる書籍『YURIKO TAIJUN HANA①』の発売記念ブックトークを開催します。
戦後日本を代表する小説家・武田泰淳の妻である武田百合子。夫や娘との生活を綴った『富士日記』(1977年)でエッセイストとしてデビューしました。「天衣無縫」「天性の文章家」と賞賛される彼女の随筆は現在もなお新しい読者を獲得し続けています。
百合子の作品を長年精読し、『富士日記』を題材にした書籍を2018年秋に発表したミズモトアキラが秘蔵映像&音声なども紹介しながら、武田百合子ワールドの魅力を語り尽くすイヴェントです。まだ一冊も彼女の書籍を読んだことのないあなたもぜひ気軽にご参加ください。
武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「ゆりこたいじゅんはな 武田百合子『富士日記』の4426日」を小冊子化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。
ミズモトアキラ
1969年、松山生まれ。エディター/DJ。グラフィックデザイン、音楽、映像、写真などを多角的に扱い、単行本、ライナーノーツ、レビュー、雑誌連載などの執筆や編集を手がける傍ら、トークイベントやワークショップの主催も精力的に行っている。
http://www.akiramizumoto.com
小幡彩貴 個展「 季節の記録 」
小幡彩貴 個展「 季節の記録 」
2019年1月9日(水)~1月28日(月)
※1月14日(月)~18日(金)は臨時休業
国内外で活躍中の小幡彩貴によって物語性豊かな日本の四季が描かれた人気シリーズ「季節の記録」。本展では2018年に発表された<夏>と<秋>の作品に加え、2019年カレンダーの為に描かれた新作を発表します。
今回も彼女の特徴であるカメラ位置の巧みさと情景を豊かに彩る小道具が絶妙に配置された映像的感覚の作品は健在。加えて以前よりもシャープになったラインは、よりミニマライズされた作品世界を表現する要素として大きく機能しています。一気に引き込まれる世界はあなたがどこかで観たあの場面、またはかつて経験したあの瞬間かもしれません。会場では作品の他、2019年カレンダーや「季節の記録」関連グッズの販売も予定しています。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
Saki Obata|小幡 彩貴
イラストレーター/グラフィックデザイナー。
最近では芥川賞受賞作である若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」(河出書房新社)の帯絵やイギリスの雑誌「MONOCLE」のレジデンスイラストレーターを担当。その他書籍やCDジャケット、ポスターなどのイラスト、デザインを数多く手掛けている。季節をテーマに描いた作品集「季節の記録」(commune Press)のリリースを記念したフェアを代官山蔦屋書店(東京)、恵文社一乗寺店(京都)で開催。近年は国内だけでなく、台湾や香港でも個展を開催している。
www.obatasaki.com
www.instagram.com/obatasaki
池野詩織 写真展『オーヴ』
池野詩織 写真展『オーヴ』
2019年1月9日(水)~1月28日(月)
※1月14日(月)~18日(金)は臨時休業
ファッション、コマーシャル、ミュージック、アートなどあらゆるシーンを縦横無尽に駆け回り、自由奔放な個性に起因した熱のある作品で高い評価を得る写真家 池野詩織による写真展を開催します。
9月のNY Art Book Fair 2018にて初めてのハードカバー写真集「オーヴ」をcommune Pressからリリースした彼女。本展では写真集に収録された新作を中心に展示し、「オーヴ」の世界を立体的に体感できる内容になっております。
池野曰く、タイトルの「オーヴ」とは球体を示す”Orb”や心霊写真に写るとされる玉響(たまゆら)現象の”オーブ”、LOVE(ラヴ)など様々なものを掛けた造語で3年前に突然降りてきた言葉とのこと。幼少期にTVの心霊写真特集を好んで観ていたという彼女は、やがて自らが写真を撮るようになってからも、目に見えない何かが偶発的に写り込むことを楽しむようになっていったといいます。
彷徨う熱を追い掛けるようにシャッターを切り続ける中で、日常の偶発的違和感、SF的またはホラー的といってもいいような要素を帯びた作品群が収録された写真集「オーヴ」。その違和感からか、ページを捲る度にまるでどこかの見知らぬ惑星に降り立って旅しているような感覚になり、あの犬も猫も、あの少年も実はエイリアンなのではないか?といった「They Live」的思考をも想起させられます。また色鮮やかな「ブレードランナー」の世界を踏襲しながら鑑賞するのも本作を楽しむ上で欠かせないポイントかもしれません。
これまでの写真家 池野詩織のイメージをアップデートし、引きの強さとそれを確実にものにする決定力を兼ね備えた稀有なアーティストとして、ますます進化を続ける彼女の新たな作品世界をどうぞご堪能ください。
Shiori Ikeno|池野詩織
1991年生まれ。2012年より写真家として活動開始。2018年9月にNY Art Book Fair 2018にてcommune Pressより写真集『オーヴ』をリリース。あいみょんの最新シングル『今夜このまま』、GEZANの最新アルバム『Silence Will Speak』のジャケット写真、UNDERCOVERのルック撮影などを手がけ、Ollie magazineでは「GLOW IN THE GIRL」を連載中。
http://ikenoshiori.tumblr.com
https://www.instagram.com/ikenoshiori
企画協力:commune / commune Press
2018~2019 年末年始の休業日について
【2018~2019 年末年始の休業日について】
2018年12月31日~2019年1月2日の期間を、年末年始休業とさせていただきます。
【新入荷】プロヴォーク 復刻版 全三巻
プロヴォーク 復刻版 全三巻
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/6449
世界的評価も高まり、現在では入手困難な稀覯本となっている伝説の写真雑誌『プロヴォーク』の完全復刻版が待望のリリース。
『プロヴォーク』とは、1968年11月、美術評論家・多木浩二(1928-2011)と写真家・中平卓馬(1938-2015)によって発案され、そこに詩人の岡田隆彦(1939-1997)と写真家の高梨豊が同人として加わり創刊された同人誌です。「思想のための挑発的資料」を副題とし、写真とエッセイ、詩で構成されています。第二号からは写真家・森山大道もメンバーとして参加し、第三号まで発行しましたが、1970年3月に総括集『まずたしからしさの世界をすてろ』の刊行を最後に彼らはその活動を終え解散しました。
荒れた粒子、ノーファインダーによる不安定な構図、ピントの合っていない不鮮明な写真群は「アレ、ブレ、ボケ」と揶揄され、賛否両論を巻き起こし、ときには写真という枠を超えて大きなインパクトを同時代に与えました。
この復刻版では、オリジナルの三冊から原稿データを抽出し、写真イメージを忠実に再現し、テキストの英語と中国語訳を別冊付録として追加しています。