2024-03

柳本史 小版画集『UTOUTO』刊行記念展

柳本史 小版画集『UTOUTO』刊行記念展
2024年4月13日(土)~4月29日(月祝)

柳本史 小版画集『UTOUTO』(未明編集室)の刊行を記念して、本書収録作品の中からセレクトした額装版画を展示、販売いたします。

—–

『UTOUTO 柳本史 小版画集 / FUMI YANAGIMOTO』

<いつからわたしはうとうとしているのだろう?>

版画家・柳本史は、ぬくもりとひだまりを記憶の中から拾いあつめて暮らす作家である。
現実(うつつ)では時にうとうとしながら、記憶世界でのまなざしはきわめて覚醒している。

本書は、柳本が、家族やどうぶつたちとの生活と並行し、スケッチするように日々制作してきた小版画作品114点を収録した版画集。

巻頭口絵には柳本作品を語る上で欠かせないアンティーク・フレームによって額装された作品を7点掲載。

さらに、作家のアトリエや日常風景を写真家・清水はるみが収めたスナップショットや、自身による散文一編を添えた付録および詳細な作品リストを巻末に収録。

小部数でひっそりと作品集を発行してきた柳本史はこれまで〝知る人ぞ知る〟版画作家だったが、個展では作品が常に完売。昨年あたりからInstagramを中心にその作風が世界中に拡散され、国内外を問わずフォロワー数が6万人に達しようという勢い。こうした流れも受け、今回の版画集では作品名に英語を併記。ささやかな記憶とぬくもりの断片が、かなしみにあふれるこの世界を少しづつ温めてくれることを祈って綴じられた一冊となっている。
<未明編集室>

—–

柳本史 Fumi Yanagimoto
大阪府藤井寺市に生まれる。武蔵野美術大学大学院にて彫刻を学ぶ。
版画集『ひなたのにおい』(目の眼)2020年出版。
東京郊外に家族・犬3匹・猫1匹・アヒル2羽・カメ1匹と共に暮らす。
https://www.instagram.com/fumiyanagimoto

2024-03-27 | Posted in ExhibitionComments Closed 

 

unpis exhibition 『MY座標 / YOU座標』

 

unpis exhibition 『MY座標 / YOU座標』
2024年4月27日(土)~ 5月12日(日)

【作家在廊予定】
4月27日(土) 12:00-17:00
4月28日(日) 12:00-16:00
4月29日(月) 12:00-15:30

シンプルで洗練された描線と明快な色彩、ストーリーを感じさせるユニークでユーモアあふれる作風で知られ、様々なフィールドで活躍中のイラストレーター、unpisによる個展を開催します。

―――

テーブルがあって、椅子に座った人がいる。
テーブルには水が入ったコップが置かれている。

日常生活において毎日のように見る光景であり、イラストレーションとしても求められるケースが多いシチュエーションだが描くとなると座標の設定が難しすぎる……。

そう感じたとき、学生時代に3Dソフトを一瞬だけ触ったことを思い出しました。そのソフトでは基本的に数値をもとにもののサイズ、角の丸み、配置する場所を設定していくのですが、一発で思った通りの造形を思った場所に置くのが初心者には至難の業でした。

その記憶から、逆に脳を3Dソフトにして今まで正と思っていた位置やサイズからずらしてみたらどうなるか? ということを思い付き描いた作品たちを展示します。

あなたの脳で、ずれた座標を戻しながら絵を眺めてみてください。そして帰る道すがら、普段見ているものの座標をずらして遊んでもらえたら嬉しいです。

私の絵と皆さんの身体や脳がON READINGという座標で交わることを楽しみにしています。

(unpis)

―――

unpis (ウンピス)
福島県いわき市生まれ。広告、書籍、パッケージ、壁画などのイラストを中心に様々な分野で活動中。ニュートラルな線とかたち、少しウフフとなる表現を心がけています。
@wa_unpis

2024-03-27 | Posted in ExhibitionComments Closed 

 

【新入荷】工藝とは何か / 赤木明登+堀畑裕之

工藝とは何か / 赤木明登+堀畑裕之
ご購入はこちらから→ https://artlabo.ocnk.net/product/9802

「美しいものとは何か?」「つくることの根源的な意味とは何か?」黒田泰蔵の仕事、禅、民藝、カント哲学を手がかりに、塗師・赤木明登と服飾デザイナー・堀畑裕之が、多彩なゲストと共に対話をつづけ、その核心に迫っていく。民藝を咀嚼し、更新していく、新たな工藝論。

端正な造本にも拘りが感じられる、まさに工藝品のような一冊です。

2024-03-17 | Posted in NewsComments Closed 

 

【新入荷】solitary(LP) / 森ゆに

 

solitary(LP) / 森ゆに
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/9801
 
クラシック音楽や賛美歌をルーツに、ピアノの弾き語りで、優雅でいて可憐な楽曲を奏でるシンガーソングライター、森ゆにによる5thアルバムのアナログ盤。

「solitary」=「孤独」と題されたアルバム。
自己を見つめ、内省すること。内側を満たすことで、外に溢れる光がある。

1. prologue
2. 砂浜で
3. 色のない街
4. 花の名前
5. 閑かな話
6. solitary
7. 夜明けよ
8. sail
9. ねむの木の蔭
10. home

moriyuni · 5th album"solitary" teaser
2024-03-17 | Posted in NewsComments Closed 

 

ナナロク社の『詩と造本展』

ナナロク社の『詩と造本展』
2024年3月20日(水祝)~4月22日(月)

東京・旗の台にて、3人で営む出版社「ナナロク社」は、詩集や歌集を中心に話題作を次々に世に送り出しています。

今回の展示では、「ナナロク社」の本の「造本」にフォーカスし、そこに込められた様々な想いやこだわりを紹介します。

「造本」とひとくちにいっても、一冊の本に仕立てるまでには、紙選びから印刷手段、図案や書体、製本などなど、数多くのプロセスが存在します。それらひとつひとつを、装丁家をはじめ、作家、編集者、印刷会社、製本会社など多くの人たちが協同し意思決定をしながら、その本にふさわしい「造本」を実現させていくわけですが、当然、そこにはうかがい知れない工夫や苦労がもりだくさん……。

本展では、各書籍の詳細な造本設計や工夫を解説パネルとともに展示します。
「造本」という奥深い世界を、ぜひお楽しみください。

※ナナロク社書籍のご購入特典として、『あかるい花束』から、岡本真帆さんの短歌1首と花の絵を使用した栞をプレゼント予定です。

 

2024年4月15日(月) 17時〜18時
歌人の岡本真帆さん @mhpokmt がご来店してくれます!
岡本さんの著作に、お好きな短歌一首を書き入れていただけます。
ぜひ会いにきてくださ~い!

【対象本】
『あかるい花束』、『水上バス浅草行き 』、歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む

2024-03-08 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

ヴァダアンティークスのやちむん市 ”FUKAGAI KOBO EXHIBITION”

ヴァダアンティークスのやちむん市 ”FUKAGAI KOBO EXHIBITION”
2024年4月19日(金)~22日(月)
※最終日は17時まで

毎年恒例のやちむん・深貝工房の個展を開催いたします。
新作や登り窯焼成のうつわなど盛り沢山です。春らしく、お花の線彫りも沢山お持ちします。

どうぞお楽しみに!

企画:ヴァダアンティークス
東京吉祥寺にて沖縄の器やちむん、アンティーク家具、古道具、服、北海道の木彫りの熊、徳島の藍染などを扱うお店。
https://www.instagram.com/vadaantiques/

2024-03-13 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

Elena Tutatchikova Exhibition『 I Hear, Says the Wind | 聴こえる、と風はいう』

Elena Tutatchikova Exhibition『 I Hear, Says the Wind | 聴こえる、と風はいう』
2024年3月30日(土)~4月14日(日)

《在廊·オープンスタジオ》 3月30日(土)~31日(日)
※開催中に不在の場合がありますので、ご了承ください。

《映像作品上映》 3月30日(土)~31日(日) 18:00~20:00

―――

この度ON READINGでは、作品集『聴こえる、と風はいう』(ecrit、東京、2022年12月)の刊行記念展として、エレナ·トゥタッチコワによる個展を開催します。

『聴こえる、と風はいう』は、作家自身が置かれた環境、そして世界が大きく変化する転換の時期となった2019年からの3年間に制作されたドローイング、セラミック、詩やエッセイ、インスタントフィルム写真などを収録した作品集です。

本展では、『聴こえる、と風はいう』に掲載された作品の他、新作のドローイングやセラミック作品を展示します。また、3月30日と31日の二日間は、展示空間がオープンスタジオとなり、トゥタッチコワが在廊しながら制作をします。この二日間のみ、18時から20時までの間、書籍と同じタイトルの映像作品『I Hear, Says the Wind』を上映します。

在廊中に制作された作品は、会期中に展示します。ぜひこの機会にご来場ください。

 

エレナ·トゥタッチコワ | Elena Tutatchikova
アーティスト
1984年、ロシア、モスクワ生まれ。京都市在住。
人間としていかに世界を知覚し想像できるかを問いながら、歩き、考え、経験したことをドローイング、セラミック、言葉、映像、写真などの作品を通して表現する。モスクワでクラシック音楽や日本の文学を学んだ後、2012年より日本へ渡る。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域博士後期課程修了。博士(美術)。第38回写真の町東川賞 特別作家賞 受賞。「VOCA展2023」奨励賞 受賞。著書に写真集『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』(torch press, 2016)、作品集『聴こえる、と風はいう』(Ecrit, 2022)。近年の主な個展に「Days With the Wind | 風の日は島を歩く」高松アーティスト·イン·レジデンス2020(女木島、高松市、2021年)、「道は半島をゆく」(知床半島内の複数会場、2018)、グループ展に「新しいエコロジーとアート」東京藝術大学大学美術館(東京、2022)、「開館20周年記念展 Flower of Life 生命の花」 ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡、2022)、「FACES」SCAI PIRAMIDE(東京、2021)、「Land and Beyond | 大地の声をたどる」ポーラ ミュージアム アネックス(東京、2021)など。


エレナ・トゥタッチコワ作品集 『聴こえる、と風はいう』
文・写真 エレナ・トゥタッチコワ
編集:須山実・須山佐喜世(エクリ)
デザイン:須山悠里
判型:A5版(縦 210×横150mm) 112頁
価格:2,700円+税 刊行:2022年12月末刊行
発行:エクリ

2024-03-04 | Posted in Past-ExComments Closed