2017-02

かくたみほ 「MOI MOI そばにいる」刊行記念展



かくたみほ 「MOI MOI そばにいる」刊行記念展
2017年4月19日(水)~5月8日(月)

日本と似ているフィンランド。わかりやすい例だと靴を脱いで生活するでしょうか。大きなカメラをぶら下げて旅行者丸出しの私に、道を案内してくれたり治安の良い・・・作品撮りしやすい国でした。白夜と極夜の光と色の風景は美しく湖が鏡のようになる景色が好きです。自然信仰の文化もあり、森や湖からの恵みに感謝して暮らす人々の素朴な生き方にも共感を覚えました。首都に暮らす人々も身近に群島や森があり、私も真似て長靴を持参して森に入り、火を囲むのがとても楽くて10年通っています。すべて中判カメラで撮影してきたフィルムより手焼きプリントした作品を展示します。

※展示作品および写真集の販売もします。

 

SPECIAL EVENT : かくたみほ スライド&トークイベント
日時:2017年5月7日(日) 19:00~ ※当日、通常営業は17時までとなります。
料金:1000円+税(お買い物券500円分付き)
予約:下記フォームよりお申し込みください。 ※定員に達しましたので受付を終了いたしました。
定員:30名

 

かくたみほ Miho Kakuta
1977年、三重県鈴鹿市生まれ。
スタジオLOFTスタジオマンを経て写真家小林幹幸に師事後、独立。
雑誌やCDジャケット、ファッションブランドカタログなどの撮影と平行して、光とトーンを活かした作風で活動中。ライフワークではフィルムカメラを愛用して旅をベースに光、暮し、自然、対なるものに重きを置いて制作。フィンランドやブータンの風景や人々をテーマにしたNOTE BOOK写真集もシリーズで刊行を続ける。著書に『あふるる』(自社出版 2009年)『dog photographer』(翔泳社 2009年)『写真の撮り方 きほんBOOK』(マイコミ 2010年)『ふんわりかわいい写真の撮り方ノート』(インプレスジャパン 2010年)『キラリキラリ』(パイインターナショナル 2013年)などがある。2004年より各地で個展、グループ展多数。
http://mihokakuta.com/

かくたみほ写真集「MOIMOIそばにいる」
本書では、見る人の眼差しを和らげる不思議な魅力の写真によって、何気ない暮らしのなかや、動物と人間の関係など、フィンランドを身近に感じることができ、日本人が長きにわたって保っていた自然と人間との関係についても思いを巡らせるような、広く豊かな気持ちを育んでくれます。
出版:求龍堂
AD:佐々木暁
仕様:190×190mm 並製本 112頁(89点収録)
2,300円+tax

※定員に達しましたので受付を終了いたしました。

尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%

2017-02-21 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

Suguru RYUZAKI Photo Exhibition 『Broken, Your Ray / new map from another country』

Suguru RYUZAKI Photo Exhibition 『Broken, Your Ray / new map from another country』
2017年3月29日(水)~4月17日(月)
※3月30日(木)~4月4日(火)の期間は臨時休業

作家在廊日:3月29日(水)、4月15日(土)、4月16日(日)

アーティストトーク:
4月15日(土) 19:00~ 入場無料
GUEST: 龍崎俊(写真家) × 鈴木理恵(写真家・BIG SOMBRERO)

STATEMENT:
写真は媒体の上には決して存在しないものだと考えます。あなたが見た、乳剤の粒子・コピーの走査線ーそのひとつひとつが分解し、あなた自身の” 過去” もしくは” 未来” と接続した時に初めて眼前に現れると思うからです。それは「image」としてだけ存在し、実存を持たない幽霊のように、僕の手元を離れ永遠に彷徨い続けるのです。

龍崎俊 Suguru RYUZAKI www.sugururyuzaki.com
写真家。1983 年生まれ。東京を拠点に活動中。
武蔵野美術大学造形学部映像学科中退後、ZINE の製作や個展を中心に活動している。2013 年には、「インディペンデントな意思を持ったアーティスト達による、インディペンデントなプロジェクト」というコンセプトに基づいたプラットフォーム / パブリッシングハウスであるSTAY ALONE を発足。
www.stay-alone.com
また2016 年には、音楽家とのコラボレーションワークであるSAVAGE AND THOUGHT を自身で刊行している。
www.savageandthought.tumblr.com

SOLO EXHIBITIONS
2016: “Broken, Your Ray / new map from another country”, THE WORKS / Tokyo-Japan
2016: “Broken, Your Ray”, NO.12 GALLERY / Tokyo-Japan
2013: “the ravens caught your light”, NO.12 GALLERY / Tokyo-Japan
2012: “the ravens caught your light”, NEW ACCIDENT / Ishikawa-Japan
2011: “EPISODE”, NO.12 GALLERY / Tokyo-Japan
2010: “The Strength of Brushstrokes / address to the raven”, SPEAK EASY / Tokyo-Japan
2009: “address to the raven”, Roof / Tokyo-Japan
2009: “shuffle”, Roof / Tokyo-Japan
2007: “Urbanite”, Musashino Art University / Tokyo-Japan

SELECTED EXHIBITIONS
2016: “YYY2 Launch Exhibition”, The Finnish Museum of Photography / Helsinki-Finland
2016: “BY 20 TO 100”, NO.12 GALLERY / Tokyo-Japan
2016: “GOOD SENSE & KIOSK”, THE WORKS / Tokyo-Japan
2015: “NEW GIG2”, ARGUMENT GALLERY / Tokyo-Japan
2014: “NEW GIG”, ARGUMENT GALLERY / Tokyo-Japan
2012: “J NOT B COVER”, Cazahana / Ishikawa-Japan
2011: “PROF”, ONE PEACE / Tokyo-Japan
2011: “CULTIVATE #9”, CULTIVATE / Tokyo-Japan
2009: “shuffle”; “address to the raven”, La Fuente DAIKANYAMA / Tokyo-Japan
2007: “Rlah #2”, BankART Studio NYK / Kanagawa-Japan

【展示記録】
Suguru RYUZAKI Photo Exhibition 『Broken, Your Ray / new map from another country』

ギャラリーの壁を埋め尽くすような大判のモノクロコピーと、柱の陰や扉の裏など、ところどころに貼られたカラープリント。

龍崎俊さんは「手紙」「地図」というキーワードや、アウトプットの方法など、自らの身体と分かちがたい「写真」というものとそれを表現とすることについて、常に考え、そして自分自身の活動基盤をも作り出している。
(そのあたりについて伺ったインタビューはこちら。)

作品や表現というのは結局のところ、その人自身の中からしか出てこないのだから、どうしたって撮る対象やテーマは、パーソナルな部分との結びつきが強くなると思う。というか、そうでしかありえないのではないかとも。

であれば、写真を見る私たちは、おそらく「それを撮った理由」は本当にはわからないだろう。もちろん、そこに作家がいれば、一枚一枚に付随する「その時」については聞くことができるけど、本当のことが語られるかなんてわからないし、作家自身、他人にわかるように完璧に言葉にできるとは思えない。(「もしできるなら小説家になってるわ」と言った人もいた。)

でもそれは説明の放棄やあきらめとは違う。龍崎さんは写真を「手紙」に似ていると言う。ここにいない恋人や家族へ、地上の出来事を収集する大ガラスへ、まだ見ぬ誰かへ、うまく届くかどうかわからないけれど、届けることができるかもしれないポジティブなメディアであると。

龍崎さんは、モノクロコピーによってディティールが失われてしまった、ある種不完全に見えるイメージにこそ、リアリティが宿っているように感じていると言う。その時の、日差しやにおい、五感にまつわるすべて。それを見て私たちはたとえば、「この感じ、知ってる」と思うかもしれない。わかちあえないはずの断片的な他人の記憶をきっかけに、私たちは自分の中から何かを取り出すだろう。それこそが、見ず知らずの誰かから、自分に届いた手紙なのだと思う。

龍崎さんの写真を見て、「愛ですね~」といった人がいた。笑ったけど、そのとおりだなと思った。その瞬間を掴もうとした人がいた。届くかどうかわからない手紙を出した人がいた。

陳腐に聞こえてしまうと思うけど、それを愛と呼ばなくてなんといえばいいのだろう。

2017-02-20 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

箕輪麻紀子 個展 『Float』

箕輪麻紀子 個展 『Float』
2017年3月8日(水)~3月27日(月)
作家在廊日:3月8日(水)、3月18日(土)

書籍や雑誌、ファッションなどの分野で活動中のイラストレーター、 箕輪麻紀子の個展を開催します。

本展では、柔らかな静けさを風景画の中に描き出した写真集的画集『Float』(DOOKS刊)の原画作品に加え、新作も発表する予定です。

また、期間中は出版レーベルDOOKSの書籍も一部コーナーを設けてご覧いただけます。

 

SPECIAL EVENT: 箕輪麻紀子 ”someone/somewhere”

日時:2017年3月18日(土) 13:00~18:00
料金:1000円+税(お一人様)

コースターに、あなたの似顔絵orあなたの思い出の風景や場所などの絵を描きます。
写真をお持ちいただいてもOKです。

箕輪 麻紀子 / makiko minowa
イラストレーター
東京都出身、在住
武蔵野美術大学造形学部卒業
イラストレーション青山塾修了
2011年よりhpgrp GALLERY(アッシュ・ぺー・フランス株式会社)キュレーション、LUMINE meets ART MeganeZineShop、TokyoArtBookFairなどイベント、グループ展に多数出展。広告、書籍、雑誌、ファッションなどの分野で活動中。
http://makikominowa.com

【展示記録】箕輪麻紀子 個展「Float」

float=浮かぶ、漂う、広がる…

今回の展示のDMになった作品は、ON READINGの扉を開け外に出た瞬間に目にする風景が元になっています。

最初にこの絵を見たとき、思わず声をあげてしまいました。でもそれより驚いたのは、こうして展示をやったことで、毎日この風景を見ている私たち以外の人にも、この風景が「わかる」のだということです。

風景というのはどういうものなのでしょう。今、目の前に広がっている木やビルや道路や家そのもののことなのでしょうか。箕輪さんの作品には、現実世界ではありえない色が使われているけれど、不思議と突拍子もないものだとは思えない、と何人かの方が絵を見て話してくれました。

恐らく誰にも、ふと思い出す風景があると思います。それは、実際のそれとは多分すこしねじれているので、「思い出す」というのとは少し違うかもしれません。でも、浮かんでは消えていく、この頭の中にあるこのビジョンこそが風景なのかもしれないと思うのです。

箕輪さんの作品が懐かしいような切ないようなそういう気持ちにさせてくれるのは、彼女自身が「楽しいと寂しい」と話す、とても豊な感受性の持ち主だからこそかもしれません。すべては流れていき、この瞬間は二度と戻らない。それでも色やかたちを変容させながら、私たちの記憶という場所にその光景は焼き付けられているのだと思います。

今回は、箕輪さんの特徴でもある女性が絵に登場しませんでした。しかし人物不在だからこそ、人の視線を感じ(人の存在を感じ)られ、それはほかならぬ自分でもあり得るから、まるで作品世界の中に立っているかのような没入感が得られるのではないかと思います。

箕輪さんが見せてくれたこの流れゆく景色は、また少しずつ変容しながら、私たちの中に漂っていくのではないでしょうか。

2017-02-05 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

グザヴィエ・ドラン監督作品『たかが世界の終わり』キャンペーンのお知らせ


© Shayne Laverdière, Sons of Manual

グザヴィエ・ドラン監督作品『たかが世界の終わり』キャンペーンのお知らせ

当店にて500円以上の購入時に、伏見ミリオン座での『たかが世界の終わり』映画鑑賞半券をご提示の方へ先着で30名様に映画グッズプレゼント!

[プレゼント内容]
・『たかが世界の終わり』マスコミ用プレス10名
・『たかが世界の終わり』グザヴィエ・ドラン メイキングフォトカード(3枚セット)20名

[実施期間]
映画公開日・2月11日(土)より、賞品なくなり次第終了

第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞! 
グザヴィエ・ドラン監督待望の最新作!

『たかが世界の終わり』
公式HP: http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/

〈愛と葛藤〉を描き続けたドランが、今度は〈家族〉をどう描くのか――?

世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続ける美しき天才、グザヴィエ・ドラン。新作を発表するたびに観る者を驚喜させ、14年には『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査員賞という栄冠も手に入れた。待望の最新作でドランが切り撮るのは、愛しているのに傷つけ合う〈ある家族の1日〉。うまく想いを伝えられないその姿は、まさにミスコミュニケーションに陥った現代の家族そのものだ。ドランの才能に引き寄せられて集まったのは、ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイというフランスを代表する一流俳優陣。自らの死を家族に伝えるために、帰郷する人気作家。12年ぶりの再会を祝う感動的な団欒となったかもしれない。だが現実に彼を待っていたものはー。
彼らが全力でぶつけ合う感情──怒りも憎しみも悲しみも、そのすべてが愛だと気付く時、私たちは絶望の中にこそ希望があると知る。目覚しい進化を遂げたドランがたどり着いた答え、それはあなたを導く愛の物語。

監督・脚本:グザヴィエ・ドラン 原作:ジャン=リュック・ラガルス「まさに世界の終わり」
出演:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ
配給:ギャガ
提供:ピクチャーズデプト、ギャガ、ポニーキャニオン、WOWOW、鈍牛倶楽部
後援:カナダ大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
原題:/カナダ・フランス合作映画/99分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:原田りえ

上映劇場:伏見ミリオン座 名古屋市中区栄一丁目4-16
http://www.eigaya.com/theater/million/

ON READING
〒464-0807 名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2A
問:052-789-0855

2017-02-03 | Posted in NewsComments Closed 

 

【参加者追加募集!】写真をもっともっと愉しむためのワークショップ『写ベリ場』。

SYABERIBA

写真家の江本典隆さんがファシリテーターを務める、写真をもっともっと愉しむためのワークショップ『写ベリ場』。第4期生の追加募集をします。

スマホや携帯、デジカメの普及やSNSでのコミュニケーションなど、写真を撮らない、目にしない日が無いくらい、周りは写真で溢れています。誰もが気軽に写真を撮れるようになった今、作品として語られる写真って、一体何が違うのでしょうか?

このワークショップでは、写真や写真以外のことについてゆっくりと考えを巡らせ、写真をもっと愉しむヒントや、世界を面白がる視点を、皆で共有できるような場所にしたいと思っています。


《ワークショップ募集にあたって》

カメラを手にする人はみんな、写真を撮るのが大好きです。(ぼくも大好きです)

でも、写真って撮るだけなんでしょうか?

例えば、撮ってきた写真を見る、誰かに見せる、なぜ撮ったのか考える、作品にまとめる、写真展をする。もちろん自分の写真だけではありません。ギャラリーに写真展を見に行く、写真集を見る、写真史を学ぶ、などなどなどなど。“撮る”の先には、頭がクラクラするほど広く、深い世界が広がっているはずです。

“写真ってなんだろう”

そんな果てしない疑問をみんなで一緒に考える場所を作りたいと思い、ON READINGのふたりと「写ベリ場」という会を始めることにしました。

この会では、写真の撮影テクニックやカメラの話はほとんどしません。毎回写真にまつわるいろんなテーマをいっしょに考え、本を読んだり、写真集を見たりします。そして各自が撮ってきた写真を持ち寄って、みんなで見ながら話し合います。

写真が好きでたまらない人、いつか写真展を開いてみたい人、そして、もっと写真のことを知りたい人。
いっしょに写真のことをしゃべりませんか。

江本典隆(えもと・のりたか)
1978年静岡生まれ。出版社で働きつつ、写真家・元田敬三氏に学び、写真活動を始める。 2014年、写真集「ロマンスカー」(書肆サイコロ刊)発売。 森岡書店・書肆サイコロ・ON READING・circle gallery他で個展開催。


《おおまかなキーワード、過去のテーマ》

・写真というメディアの特徴
・写真を撮ること、見ること、見せること
・インプットがなぜ必要か
・写真と言葉
・写真史にふれてみよう
・過去の名作を知るとわかること
・名作&最新写真集に触れる
・現在も写真史の一部
・“作品”ってなんだろう。
・“写真作品”と“作品じゃない写真”に違いはあるのか?
・撮った写真はいつ“作品”に?
・あなたの好きな写真家の作品の魅力について
・写真展(個展)を開くなら
・展示をするということ(個展とグループ展|額装を考える|さまざまなギャラリー)
・いつか写真集を作るなら

【募集要項】

開催日:
第一回:2017年3月25日(土)20:00~22:00
第二回:2017年4月22日(土)20:00~22:00
第三回:2017年5月27日(土)20:00~22:00
第四回:2017年6月24日(土)20:00~22:00
第五回:2017年7月22日(土)20:00~22:00

参加費:全5回 10,000円税込 (初回参加時にお支払いいただきます。)
※原則、お客様都合での途中キャンセルに対する返金は致しかねます。

対象:
写真作品の制作に興味がある方・写真にもっと深く関わりたい方
個展、写真集制作を目指す方
毎回自分が撮ってきた写真を持ってこれる方(枚数自由)
普段、写真を撮られていて、もう一歩先にいきたい方におすすめです。

募集人数:若干数(志望動機等で選考させていただきます。)

申込締切:2017年2月28日(火)

下記、申込みフォームよりお申込みください。

※募集受付を終了いたしました。

2017-02-12 | Posted in Event, NewsComments Closed