2017-08
2017年10月22日(日) 森ゆに 演奏会 at TOKUZO
森ゆに 演奏会
日程:2017年10月22日(日)
時間:17:00開場/18:00開演
会場:TOKUZO 名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F (052-733-3709)
料金:3,000円+別途ドリンク代(当日:3,500円+別途ドリンク代)
予約:下記フォームよりお申込みください。 受付を終了しました。
2017年10月22日(日)~11月5日(日)の期間、スタジオマノマノ、babooshka、ON READINGで開催する「牧野伊三夫展」にあわせ、シンガーソングライター、森ゆにさんの演奏会を行います。
クラシック音楽や賛美歌をルーツに、風のようにのびやかな歌声とピアノの音色を奏でる森ゆにさん。今回の牧野伊三夫展と合わせて企画した音楽会は、またとない素晴らしい夜になるでしょう。ぜひお出かけください。
受付を終了しました。
尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%
渡邉紘子 個展 『ハピネス』
渡邉紘子 個展 『ハピネス』
2017年9月30日(土)~10月15日(日)
※作家在廊日:9月30日(土)、10月1日(日)、14日(土)、15日(日)
※店休日:10月3日(火)、5日(木)~8日(日)、10日(火)
毎日は波のようです。
散らかった部屋やゴミでさえも愛おしく、
ありのままを受け入れられる日もあれば、
泣きたくなるような嫌な日もあります。
でも、嫌なことは
ネタにして楽しむことにしています。
どんな日も幸せでありたいです。
渡邉紘子 Hiroko Watanabe
「日常の小さな喜び」をテーマに布や糸を使用し、作品を制作。また、その作品を空間的に配置し、インスタレーションも行っている。
1981年生まれ
多摩美術大学 テキスタイルデザイン専攻卒業
University of Art and Design Helsinki(フィンランド)留学
会社員を経て、フリーでの創作活動を開始
WORKSHOP 『食べてハピネスお茶会』
日程:10月1日(日) & 10月15日(日)
時間:13:00~14:00 、15:00~16:00
定員:各回4名(要予約)
料金:2,500円(税別)
ミモザのハピネスお菓子プレート・お茶付き デコレーション:渡邉紘子
ご予約:下記フォームよりお申込みください。 ※定員に達しましたので受付を終了しました。
多治見市で伝統的な西洋菓子を作っている『ミモザ』とのコラボレーションによる、ハピネスになるお菓子を食べる会です。苦手なことや克服したいこと、解決したいことなど、短い言葉をご用意下さい。言葉をお菓子にデコレーション致します。
※アレルギーや苦手な食べ物がある方はお知らせ下さい。
【展示記録】
渡邉紘子 個展 『ハピネス』
渡邉紘子さんの展示「ハピネス」が終了しました。
友人から来た電話のような、幼いころの自分から届いたタイムカプセルのような。渡邉さんの作品には、鑑賞者にひらかれた親密さがあります。
今回の展覧会「ハピネス」は、東京・目白のブックギャラリーポポタムさんと、FUUROさんの二店舗で同時開催した展覧会を再構成しています。
ON READING GALLERYでは、淡いピンク色のカーテンが揺れています。”泥棒に家財道具を持っていかれた後の部屋”という状況を表現した作品なのですが、散らかった靴や布団、洋服や人形たち、ゴミやほこりは全てピンク色に輝いて、うっとりするほど美しいのです。こちらは”嘘のはなし”とのことですが、その絶望的な状況ながらいっそ清々しいような気持ち、生活に必要なもの全部なくなってしまったようで、ここには十分ある、と思えるような妙に満たされた気持ちになり、さらさらと揺れるカーテンを時を忘れて眺めている方も多く見受けられました。
ON READING書店内スペースでは、渡邉さんが実際に体験した”本当のはなし”を元につくられた作品が展示されています。思わず笑ってしまうような、身近な自虐ネタがこんなに素敵な作品に!と驚いてしまいます。ご来場者の中にで、似たような思いをしたことがあるという方が、渡邉さんがこうして作品にしてくれたことで、自分の中の嫌な思い出もいい印象に変えることができた、とおっしゃっていたのが印象的でした。
いつだって優れたアートには、私たちの見ているこの世界の見え方をほんのちょっと変える力があります。今回は「嘘」と「本当」に部屋が分けられていますが、その境はあいまいでどちらも等しく身に覚えがあって、同時に非現実的です。日常のなかで誰もが遭遇するネガティヴな出来事や感情、他者から受けるダメージをどうやって処理して生きていくのかという問題に対して、渡邉さんなりに「ハピネス」に転化する魔法を、ひとつの方法としてみせてくれました。
ON READINGが本格的なインスタレーション作品を展示したのは初めてのことでした。作家がそれぞれの方法で展示をしたり空間を使うことで、私たちがよく知っているはずのスペースがまったく違う場所のように感じられることがあります。今回、渡邉さんの手によってこのスペースの新しい表情が見られたことは、場所を持つものにとってはこの上ない喜びで、それをご来場の皆さんと分かち合えたのもとてもうれしい機会でした。
網代幸介 個展 『もうひとつのおはなし』
網代幸介 個展 『もうひとつのおはなし』
Kosuke Ajiro Exhibition “Another Story”
2017年9月13日(水)~9月25日(月)
作家在廊日:9/13(水)、9/23(土)、9/24(日)、9/25(月)
現実と空想の間にある独自の世界を、平面、立体、アニメーションなどで表現する作家、網代幸介の個展を開催します。
ものがたりの、さらに奥に広がるものがたり。
それは誰も知らない、知ってはいけない、もうひとつの秘密のおはなし。
網代幸介 Kosuke Ajiro
1980年生まれ。東京在住の画家。これまで国内外の展示で作品を発表。平面、立体、アニメーションなど様々な方法で空想世界を表現。文芸誌MONKEYの装画、手紙社が主催する東京北欧市のメインビジュアルなど手がける。
kosukeajiro.tumblr.com
【展示記録】
網代幸介 個展 『もうひとつのおはなし』
今回の展示は、7月に東京・西荻窪のウレシカさんで開催された、退廃した世界を平らかにするため、あちこちに散らばる神様たちを祀る塔を設計したある男の物語「サリーの設計図」のスピンオフ。塔を設計した男の娘が、夢の世界で旅をする、というのが今回の作品。
絵が入った額の後ろから煙がもくもくと立ち上がったり、蜜が垂れたり。おもちゃ同士が喧嘩をしたり、動物が集まってきたり、夢の世界では奇妙なことばかり。夢の世界には7日間しかいられないという掟があり、1日ごとに見守り役であるヤギ男が増えていく。7日目の夜が過ぎてしまうと、体から根っこが生えて、現実世界にもどれなくなってしまう。そんな時、古くから伝わるおまじない「おまえを”心臓高い高い”するぞ」を心で唱えれば、ヤギ男は恐れをなして逃げていく。ヤギ男がいなくなれば、現実世界と夢の世界を自由に行き来できるようになる。――父親は生きているのか、娘は何のために夢の世界を旅しているのか、それはまた、べつのお話。
DMになっている作品は、本の形になっていて、それを開くと内側にもう1冊の本が入っています。
これは、「誰が書いたものかわからない日記のようなもの」だそう。
中には絵や読めない文字がぎっしり。これを描いた人はきっと、自分だけのもうひとつの世界をこのノートにしたためて、そして、誰にも見つからないように、本型のオブジェの中に隠したのかもしれません。
この、「しまうことができる」立体作品は過去にも多く見られます。「しまう」ことができるということは、内側と外側の世界を自由に行き来できるということ。これは、網代さんが作品について説明されるときにもよく聞かれる言葉で、空想の世界に行きっぱなしなのではなく、現実世界と行き来できる状態であることが大事なのだといいます。
網代さんの頭の中に広がるもうひとつの世界では、善と悪、聖と俗、生と死の境があいまいで、怖いことも起こるけれどどこかおおらかで優しい印象を受けます。そして、頭に浮かぶまま、歌を歌いながら描いているかのような絵は、まるで古代の壁画や巻物に描かれた叙事詩のように、流れるように綴られています。観ているこちらも、どこからでも話を膨らませていけるような気がして、ご来場の皆さんと絵を見ながらあれこれお話をして絵の中で遊ぶことができました。
2年前に、展覧会を開催した時から、また違うフェーズに来ているな、と思う網代作品。展示ごとに違う作品を作りあげていらっしゃるので、今後も目が離せません!
2017年、夏季休業のお知らせ
2017年8月22日(火)~8月25日(金)の期間、夏季休業とさせていただきます。
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いいたします。