2016-10
彦坂木版工房『コロッケできました』展
彦坂木版工房『コロッケできました』展
2016年11月30日(水)~12月19日(月)
彦坂木版工房の3冊目の絵本『コロッケ できました』(講談社)の刊行を記念し、絵本に登場するコロッケやえびフライの原画を展示販売いたします。そして今回は、「みそカツ」の作品を本展のために特別に描き下ろし。印刷では味わえない原画の素晴らしさをぜひ会場で体感してください。
また、12月10日(土)には木版画のワークショップを開催いたします。子どもから大人まで体験できるので、親子での参加もお待ちしております。
木版画ワークショップ
2016年12月10日(土)
時間:13:00~17:00
料金:300円 (会期中に彦坂木版工房の書籍、作品をご購入いただいた場合は無料となります。)
彦坂木版工房:
2010年に彦坂有紀(写真左)と、もりといずみ(写真右)が始めた木版工房です。木版の素晴らしさを伝えるため、展示会や木版のワークショップを行っています。また、“彦坂木版学校”という本格的な木版画の授業も行っています。絵本に『パン どうぞ』『ケーキ やけました』『コロッケ できました』(すべて講談社)があります。また絵本の他に、広告や食品のパッケージ、雑貨のイラストなど幅広く活動中です。
http://www.hicohan.com/
小部屋のクートラス 『ロベール・クートラス作品集ある画家の仕事』刊行記念展
小部屋のクートラス 『ロベール・クートラス作品集ある画家の仕事』刊行記念展
2016 年11月9日(水) –11月21日(月)
※本展では作品の販売はございません。
画家・ロベール・クートラス(Robert Coutelas 1930-1985)の画業をはじめて集成した2冊組の大型作品集『ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』(Ecrit刊)の出版を記念し、ロベール・クートラスの作品展を開催します。
本展では、写真家、平地勲氏が長年にわたり撮影してきたロベール・クートラスの作品群の写真とともに、カルト作品、グァッシュ、テラコッタを展示します。
また、ロベール・クートラスのほぼ全ての作品を収録した『Robert Coutelas 1930–1985 ある画家の仕事』、小さなオブジェを集めた『クートラスの屋根裏展覧会』(ともにエクリ刊)を販売します。
協力:Gallery SU
写真:平地 勲
安西水丸 『ON THE TABLE』 刊行記念展
安西水丸 「ON THE TABLE」刊行記念展
2016年10月26日(水)~11月20日(日)
(SHOP SPACE内にて)
数々の書籍の装丁を手掛けたイラストレーターであり、エッセイや漫画、絵本作家としても多くの著書をもつ安西水丸の作品集『ON THE TABLE』の刊行記念展を行います。
イラストレーター安西水丸さんのアトリエから、かつて個展のために制作されたシルクスクリーンの作品が見つかりました。描かれた時期は1987年〜1991年。安西さんが45歳〜49歳頃のものです。緊張感のある構図、引っ掻くような細い線、透明感のある色。この一連の作品には、どこか静謐で、洗練された印象を受けます。本書『ON THE TABLE』はこれら30点のシルクスクリーンをまとめた作品集です。
本展では、シルクスクリーン作品(一部販売もします。)の展示の他、作品集、関連書籍やグッズも販売します。
安西水丸『ON THE TABLE』 http://artlabo.ocnk.net/product/5244
A4変型
上製本 64ページ
オールカラー
デザイン:前田晃伸
4200円+税
出版:Baci
Afterword / 深瀬昌久 Masahisa Fukase
『Afterword / 深瀬昌久 Masahisa Fukase』
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5449
限定900部
荒木経惟、森山大道、東松照明らと同じく近代日本写真の第一人者として知られる写真家・深瀬昌久による、猫写真の金字塔的写真集がここに誕生!
Afterwordは1978年に青年書館より出版された「サスケ!!いとしき猫よ」の巻末のあとがき「サスケ日誌」に使用されている写真から構成されています。手札サイズの印画紙原稿には深瀬自身による指示やナンバーリングが書きこまれていました。
初代サスケはすぐに失踪し、その後、サスケを捜索する貼り紙を見た人が、これはサスケではないか、と深瀬のもとに子猫を届けてくれました。結果、それは似てはいるもののサスケではありませんでした。
しかし、深瀬はそのネコをサスケと名付けまるで我が子のように愛しました。原宿、特急列車、上野動物園に海。どこへ行くにもサスケを連れて出掛けます。自身をパパと呼びつつサスケにカメラを向ける深瀬の愛情の深さが、愛くるしいサスケの姿とともに写真から伝わってきます。
ページをめくる度に狂おしいほどに愛おしい場面が連続する素敵な写真集に仕上がりました。写真集のマスターピースとして自分の本棚にはもちろん、大切な誰かに贈りたい一冊です。
DOG. / Deanna Templeton, Ed Templeton, Jim Mangan, 名越 啓介, 佐野 学, Patrick Tsai, Peter Sutherland, Ryan McGinley
『DOG. / Deanna Templeton, Ed Templeton, Jim Mangan, 名越 啓介, 佐野 学, Patrick Tsai, Peter Sutherland, Ryan McGinley』
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5454
初版限定 300部
世界中のフォトグラファーたちが撮り収めた愛くるしいアニマルフォトを写真集として編むインディペンデント・パブリッシャー〈spinning books〉によるシリーズ。第2弾は『DOG.』。
ライアン・マッギンレー、エド・テンプルトン、ピーター・サザーランド、パトリック・ツァイ、名越啓介、佐野学、ジム・マンガン、ディアーナ・テンプルトンと、世界中で活躍中の錚々たる面子による「犬写真」を収録。
BRIDGE OF SIGHS / Chad Moore
『BRIDGE OF SIGHS / Chad Moore』
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5450
500部限定
アメリカ人フォトグラファー、チャド・ムーア(Chad Moore)の作品集。
本書タイトル「Bridge of Sighs」はニューヨークにある作家のスタジオに隣接する刑務所とニューヨーク郡裁判所をつなぐかけ橋の通称であり、その名は16世紀にイタリア・ヴェネチアのドゥカーレ宮殿の尋問室から独房へと渡された架け橋に由来する。
収監や刑の執行を前にした囚人たちは、このかけ橋を渡る際に最期に目にする俗世界のとして、眼前に広がるヴェネチアの美しい景色に思わずため息をつくことから「Bridge of Sighs(ため息橋)」と呼ばれるようになったという。
今作では、作者の作品を特徴づけるポートレートに加え、風景写真も多く収録され、これまでの作品には見られなかった静けさや深い思量が作品全体に漂う。都市の喧騒のなかで、作家本人や被写体たちが出くわす気まぐれなできごとや体験が、どこか絶望や落胆を帯びた深い表現となって色濃く映し出される。あるいは、橋を渡る囚人たちのように、夢と美に溢れる若さへのため息なのだろうか。後年、ヴェネチアのため息橋は、橋をくぐる恋人たちに永遠の愛と祝福をもたらすとし、人々に語り継がれることになる一方で、本作はそんな説話の域を容易くも超える。
作者が何よりも心を傾けるものは、歓びや情熱、退屈さや悲哀、慈愛、親密さといったひとの生温かいところにある。その混沌とした脈絡こそが、作家の自身に内在する感情や情動の表現へと導く。そして、永久に愛を探求しつづけることに、失われたイノセンスへの解を見いだす。
Birds on the Heads | Bodies in the Dark / 高橋宗正
『Birds on the Heads | Bodies in the Dark / 高橋宗正』
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5427
2冊組
「写真にしかできない表現」や「写真の役割」を追求し、様々な方法論で作品を発表している写真家、高橋宗正による写真集。
本作は、頭の上に鳥がとまっている石像の写真からなる『Birds on the Heads』と、暗闇の中に、光の粒によってうっすらと身体らしきものが浮かび上がる『Bodies in the Dark』の2冊がセットになっています。
「ここにある白い写真と黒い写真は、具体的で一見説明をつけやすいものと、不明瞭で想像力を必要とするものの対比になっている。何かを見るということは、この二つの間のグラデーションの中にあるように思う。 そして人は、何かを分かったと思ったときにこそ何かを見落としやすいように出来ている。どこかに立ってだれかを見ているとき、常にそこには死角も生まれることになる。 そのことを忘れていると時々痛い目にあうことになる。 例えば恋愛のときとかにね。」 (高橋宗正)
MATTER / BURN OUT / 横田大輔 DAISUKE YOKOTA
『MATTER / BURN OUT / 横田大輔 DAISUKE YOKOTA』
ご購入はこちら→http://artlabo.ocnk.net/product/5423
1000部限定
2016年に世界的に重要な写真賞のひとつ「フォーム・ポール・ハフ・アワード」を受賞し、国内外から高い評価を得るフォトグラファー・横田大輔の作品集。
横田大輔は2016年8月あいちトリエンナーレにておいてワックスがけした10万枚の出力紙を用いた巨大なインスタレーションを発表しました。
横田大輔による、写真を出力したロール紙を用いた作品『Matter』はこれまで展覧会「anima on photo」(Unseen Photo Fair Special Exhibition、2013、オランダ)、「Photo London」(2015、イギリス)、「JIMEI x ARLES International Photography Festival」(2015、中国)などでその都度発展させた形で発表され、メディアに大きく取り上げられるなど注目を浴びてきました。
2015年に中国・厦門で発表されたインスタレーションは、その後展覧会会期終了後空き地に移動して横田自身の手によって燃やされ、その灰になる(Burn Out)プロセスは4000枚の写真に記録されました。その後そのデータを用いて加工し新たな息を吹き込まれた新作が『MATTER / BURN OUT』です。