2017-07

MOTEL / 柏田テツヲ

MOTEL / 柏田テツヲ
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5797

限定300部

雑誌、広告を中心にポートレートや異国でのランドスケープ写真を多数手がける気鋭のフォトグラファー、柏田テツヲによる写真集。

アメリカを旅するドキュメンタリー映画に影響を受け、旅と写真を始めたという写真家にとって、19歳で初めて旅したアメリカでのモーテルでの経験は、どこか映画を観ているような感覚だったといいます。

薄暗い部屋、暗闇に浮かぶネオン、それぞれのドラマを抱えた人々。モーテルでのワンシーンを撮りためた本作からは、アメリカという国の風土、社会が垣間見えます。

 

2017-07-10 | Posted in NewsComments Closed 

 

ダレオド / 中川正子

『ダレオド / 中川正子』
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5794

初版限定1000部
L判オリジナルプリント付

写真展を定期的に行い、雑誌、広告 、アーティスト写真、書籍など多ジャンルで活動中の写真家、中川正子による写真集。

写真家がみずからの意思で選びとった、日々の中にたしかに存在する小さくも美しい光、そして光に類するものを集めた1冊。

【STATEMENT】

「誰も見ていないみたいに、踊って」

どこかの牧師が書いたそんな言葉を以前、アメリカのスーパーで見かけた。
その一文は心のどこかにすっと、静かに沈み、美しい景色となってずっと、わたしの中に存在しました。夢中で踊る誰かの姿とともに、いつしか、「踊る」という動詞は、わたしにとって、生き生きと生きることの、象徴になりました。

わたしは、ひかりを集めたい。
戦い争い傷つけ合うこと。不安や恐怖や絶望。
それらに抗う代わりに、わたしはひかりを粛々と集めたい。
わたしの、あなたの、彼らの、生きる日々にこぼれる、ひかり。
はかなく、強く、おだやかに、鋭く。
それらを余すところなく拾い、積み上げることは、わたしにとって、強い祈りのようなものです。歌が作れないから、歌の代わりに。踊るみたいに。

拾い集めたひかりの粒はやがて、わたしの手を遠く離れ、それぞれが呼応し合って、明るさを増してゆく。ひかりに包まれたひとびとは、抱き合って許し合い、恐れは消えてゆく。そこは、助け合い、分け合い、愛し合うひとびとの世界。そこからもう、焦点を離さない。そう、決めました。

ね、誰も見てないみたいに、踊って。

   

2017-07-12 | Posted in NewsComments Closed 

 

Coci la elle exhibition『かさとほん』

Coci la elle exhibition『かさとほん』
2017年8月30日(水) ~ 9月11日(月)

※初日8月30日(水)はひがしちかさんが在廊し、商品をお買い上げの方に、その場でペインティングしたうちわをプレゼントします。

今年2月に青幻舎よりリリースされた、コシラエル初めてのビジュアルブック「かさ」の刊行を記念しての展示会を開催します。作品集はもちろん、傘、日傘、ハンカチなどコシラエルのアイテムをずらりと展開します。

Coci la elle www.cocilaelle.com
日傘作家・ひがしちかが主宰するブランド。2010年に1点物の手作りの日傘屋としてスタート。オリジナルプリントの雨傘やスカーフをはじめ、小物なども制作。ブランド名の由来は、手仕事への敬意を込めたニュアンスをもつ日本語『拵える』。独特の色彩感の絵柄を尽きることなく生みだし続ける。ユーモアを織り交ぜた斬新な表現を傘に乗せて、手にする人、目にする人の日常を彩りたい。そのコミュニケーションが豊かであるように、手を尽くし心を尽くし、丹精してものづくりに取り組んでいます。 現在、東京・清澄白河にアトリエを併設した「コシラエル本店」を構えています。

MV画像 | 写真:澁谷征司(seiji shibuya) / モデル:髙橋真理(mari takahashi)


著者:Coci la elle
判型:A4
総頁:184頁+とじ込み20頁
製本:上製本
定価:4,800円+税
出版:青幻舎

【展示記録】
Coci la elle exhibition『かさとほん』

開いた瞬間、歓声があがる。持ち運べる絵画のような、美しい傘。

ひがしちかさんの作品集「かさ」の刊行に合わせて、全国の書店を巡った今回の展覧会。当店では、ひとつずつ直に彩色や刺繍を施した日傘や、雨傘とその原画、そして、作品集「かさ」の刷り出しや、ダミーブックを展示しました。

傘はもちろんのこと、展示の中でも皆さんがじっくりと見てくださったのが作品集「かさ」の最初の試作のダミーブック。ひがしさんの「こんな本にしたい」という希望が、貼り重なって分厚くなった本や手書きのメモに残されていました。

「日傘を通して私が表現していることは何だろう?生活、おしゃれ、想い、それが「道具」ということが私にとってすごく意味があると思う」

ひがしさんは、いつもやりたいことが溢れていて、エネルギーに満ちている人。ご本人は「これでもセーブしてる」と笑っていたけれど。
その最初は「自分の棚卸」から始まったそうです。自分に何ができるか、何をやりたいか、考えて考えて、その末に、これだと思った「日傘」。考えて出たことだから、きっと迷わないのだと思うし、傘のことを信じているから、ひがしさんの作る傘は見る人に、圧倒的だと感じさせるのだと思います。

雨傘の中に「blue jewely」というタイトルの傘がありました。
綺麗なブルーの傘。けれどこれは何だろう。花びら?ネイル?ムール貝?――実はその答えは、水茄子のおつけもの。
ひがしさんは「台所で、あまりの美しさにはっとして、傘にしなきゃ!って思ったんです」と話してくださいました。暮らしの中に「美」のかけらを見つけて集めて、生活の中で使うものに落とし込むこと。そして「美しいもの」が、私たちの日々と心に潤いを与えてくれるということ。これこそが、ひがしさんが傘という「道具」に込めている願いなのだと思います。

「わたしは 傘に感謝している
その存在に惹かれている
ひらき とじて またひらき くるくるまわし 見上げる」

――作品集「かさ」より

2017-07-26 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

高橋由季 個展 『ニューテレポーテーション』

高橋由季 個展 『ニューテレポーテーション』
Yuki Takahashi solo exhibition “new teleportation”

2017年8月2日(水) – 8月28日(月)
※8月8日(火)、 8月15日(火)、8月22日(火)~25日(金)は休業

ON READINGの出版レーベルELVIS PRESSよりリリースする新作品集「ニューテレポーテーション」の刊行記念展を行います。

女の子をモチーフに様々なシーンを描いている高橋由季が、今回はテレポーテーション、テレキネシス、テレパシーなどの“超能力”をテーマにユニークな物語を作り上げました。

作家自身や見る人が新しい場所へ飛んでいけるようにという想いが込められた、コミック的手法を取り入れたイラストレーションです。

高橋由季 / YUKI TAKAHASHI
イラストレーター。
女の子のイラストレーションを中心に、書籍、雑誌、広告、CDジャケットなど様々な媒体で活動中。ザ・チョイス江口寿史さんの審査にて準入選。2016年韓国のブックショップYOUR MINDより「Coffee & Bread」を出版。デザインユニット「コニコ」としても活動。
http://takahashiyuki.com/
http://conico.co/

 

SPECIAL EVENT
ニューテレポートレート(似顔絵)

日程:2017年8月26日(土)、27日(日)
時間:26日|13:00~18:30  27日|13:30~18:00  お一人様 20分程度
料金:3000円+税(作品集「ニューテレポーテーション」付き)予約制
ご予約:下記フォームよりお申込みください。 ※定員に達しました。
※女性限定の募集となります。 男性・小学生未満不可。お一人様につき1枚とさせていただきます。

作品集「ニューテレポーテーション」に掲載の1シーンをモチーフに、あなたの似顔絵を描きます。


( 仕上がり例 )

お申込み後、指定時間を連絡させていただきます。
※お申込み後、自動返信メールが届きます。届かない場合は必ずご連絡ください。(℡:052-789-0855)

※定員に達しました。

尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%

2017-07-07 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

新感覚学術読物『失われたドーナツの穴を求めて』刊行記念茶話会
「ドーナツのない穴で涼む夕べ」


新感覚学術読物『失われたドーナツの穴を求めて』刊行記念茶話会
「ドーナツのない穴で涼む夕べ」

日程:2017年7月26日(水)
時間:19:30-21:00
料金:1,500円(ドーナツ+クグロフ+ドリンク+ON READINGお買物券500円分付き)
*「満月ワインBAR」オーナー厳選のドリンク(ワイン含む)をお楽しみいただけます。
ホスト:芝垣亮介、奥田太郎
定員:10名(要予約)
予約:下記フォームよりお申込ください。 ※定員に達しましたので受付を終了いたしました。

妙な話ですが、よく考えてみれば、私たちは、産道という穴から生まれ、墓場という穴へと死にゆく存在です。また、食道という穴から食物を入れ、胃腸という穴でそれを消化・吸収し、肛門という穴から排泄をして生きています。私たちは、穴なくしては存在しえないと言っても過言ではないでしょう。そうした私たち自身の存在のあり方ゆえに、私たちは、ドーナツの穴に魅せられるのかもしれません。

ここに、穴に魅せられた11人の研究者と2人のドーナツ屋が、真正面からドーナツの穴の謎に挑む一冊が生まれました。その名も『失われたドーナツの穴を求めて』。

ドーナツの穴はいつからあるのか?ドーナツの穴に味はあるのか?ドーナツの穴はいくらで売れるのか?いや、そもそも、ドーナツの真ん中には穴があるのか、何もないのか?

今回の茶話会では、こうした問いをめぐって、極上のクグロフの「穴」(ドーナツのない穴!)とドーナツの穴を資料として眺め味わいながら、みなさんとゆったり対話を重ねて考えていきたいと思います。ドーナツのない穴で涼む夕べを、ご一緒できるのを楽しみにしています。

芝垣亮介
1980年兵庫県生まれ。言語学者。ドーナツの穴制作委員会ディレクターとして、『失われたドーナツの穴を求めて』の企画・編集を牽引する。期間限定「満月ワインBAR」のオーナーでもある。ロンドン大学で学び、現在、南山大学外国語学部准教授。博士(言語学)。著書に『Analysing Secondary Predication in East AsianLanguages』(Cambrdige Scholars Publishing)など。

奥田太郎
1973年東京都生まれ、奈良県育ち。哲学者。ドーナツの穴制作委員会プロデューサーとして、企画全体の行く末を見守っている。RHCPコピーバンド「一姫二太郎西尾です(略して西尾)」でボーカルを担当する。京都大学で学び、現在、南山大学人文学部教授。博士(文学)。著書に『倫理学という構え』(ナカニシヤ出版)など。

※定員に達しましたので受付を終了いたしました。

尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%

2017-07-07 | Posted in EventComments Closed