2025-02
木村和平 写真展『フォロンを追いかけて touching FOLON』
木村和平 写真展『フォロンを追いかけて touching FOLON』
2025年2月27日(木)~3月23日(日)
名古屋市美術館で開催中の展覧会「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」の会期後半にあわせ、2月27日より木村和平の写真展「フォロンを追いかけて touching FOLON」をON READINGで開催します。
ユーモラスな線描、ファンタジックな色彩、そして環境や自由への高い意識で、人類に警鐘を鳴らすメッセージ性の強い作品を描いたフォロン。展覧会図録とともに、足跡をたどりながら、フォロンを知るための本『フォロンを追いかけて Book1』と、フォロンを感じるための本『フォロンを追いかけて Book2』をブルーシープが制作しました。
木村は『フォロンを追いかけて Book2』で、フォロンが愛したパリ近郊の小さな農村ビュルシーの家にはじまり、世界への足掛かりをつかんだパリ、ブリュッセル、フォロン財団へと、フォロンの足跡をたどり、撮影を重ねました。この旅の写真から、木村自身が選出した写真作品を額付きで展示・販売します。
木村和平 Kazuhei Kimura
1993年、福島県いわき市生まれ。東京都在住。ファッションや映画、広告の分野で活動しながら、作品制作を続けている。第19回写真1_WALLで審査員奨励賞(姫野希美 選)、IMA next #6「Black&White」でグランプリを受賞。主な個展に、2022,23,24年「石と桃」 (Roll)、2020年『あたらしい窓』(BOOK AND SONS / book obscura)、2019年『袖幕 / 灯台』 (B gallery)、主な写真集に、『IRON RIBBON』(libraryman)、『あたらしい窓』(赤々舎)、『湖 awaumi』(daughter)、『NEW GENTLEMEN』(IMA photobooks/ GUCCI)、『袖幕』『灯台』(共に aptp)など。
https://www.instagram.com/kazuheikimura/
片岡俊 個展『Life Works』
片岡俊 個展『Life Works』
2025年3月20日(木)~3月31日(月)
2024年に赤々舎より刊行された、片岡俊による写真集『Life Works』の作品展を開催します。
半世紀以上にわたりその庭で、野菜や植物を育て、草をむしり水を撒いてきた祖父の営み。鬱蒼と育っては枯れるを繰り返す、自生する植物の存在 ──。自由に育つ植物と祖父の手。その二つが交差した時間は伯父へと受け継がれ、新たな育ちの場として人の影を写しながら絶え間ない変化と循環を繰り返しています。本展では写真集『Life Works』から選ばれた写真を新たに再構成し展開します。そして近年、「LifeWorks」の庭で制作されている写真の古典技法であるサイアノタイプによる新作も発表します。その場所の土に含まれた水分や、照らされた太陽によって生み出された青。変化の途中にある庭という空間に存在していた揺らぎが、層を重ねるように写し込まれています。
片岡俊 Shun Kataoka
写真家。1984 年生まれ。「自然」と「人」の関わり合いに着目した写真作品を制作している。2020年THEBACKYARD PITCH GRANT ファイナリスト。2021年KYOTOGRAPHIE International PortfolioReview 2021 DELTA Award 受賞など。主な個展に「Life Works」(PURPLE 2024)、「SUITEN」(今宮神社御旅所 2024)など。2024年に赤々舎より写真集『Life Works』を刊行した。
イイダ傘店『令和七年春 受注会』
イイダ傘店『令和七年春 受注会』
2025年4月12日 (土)~ 4月14日 (月)
※12 時~18 時 ( 最終日17 時まで)
今回の受注会では、傘にあわせて特別な『露先(つゆさき)』をお選びいただけます。
雨の雫が滴る、先端部分の小さなパーツ。
その露先として、新たに様々なオブジェを制作しました。
お選びいただくテキスタイルとの組み合わせによって、
1本の傘の中に自分だけの風景を生み出せるようなデザインです。
イイダが傘作りをはじめた頃から温めていたアイデア。
小さいながらも重要なパーツのため、なかなか実現への道のりが長かったのですが
穀雨の協力により、ようやくお披露目となりました。
手のひらにちょこんと乗る大きさの、船や灯台、羊、納屋、キノコにフクロウ…
並べているだけでもわくわくするような、愛らしい露先たちです。
草原、海、森、星空の風景が広がる新作のテキスタイルはもちろん、
これまでに発表したアーカイブのテキスタイルの中から新たにオーダーいただく
晴雨兼用傘(雨傘)・日傘にもお付けすることが出来ます。
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傘のオーダーはお好みの生地、手元、サイズ、
長傘・折りたたみ傘、名入れをお選びいただけます。
テキスタイルを活かした小物にも新作をご用意しております。
どうぞお楽しみにご来場ください。
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○ご来場に関するご案内
ご予約は不要で、どなたさまもご自由にお越しいただけます。
○お届けについて
傘のお届け時期は2025年秋頃を予定しています。
贈り物での日時指定・送り先指定等はオーダー時にご相談いただけましたら可能な範囲で
ご協力させていただきます。
○修理・メンテナンスについて
当店の傘で気になる箇所がある方は、会場までお持ちください。
骨の交換など、修理内容によって有料になることもございますので一度ご相談ください。
2025年3月4日(火) 多木陽介・坂本大祐・青木真兵トークイベント:「よい仕事」をするために 〜プロジェッティスタと土着思考~
「よい仕事」をするために 〜プロジェッティスタと土着思考~
日程:2025年3月4日(火)
時間: 開場 19:00 開演 19:30~
入場料:2,000円(ON READINGお買物券500円分付)
定員:25名(要予約)
予約:
ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリら、イタリア・デザイン界の巨匠らが提唱する思想・哲学”プロジェッティスタ”を日本に紹介したローマ在住の批評家・多木陽介と、ローカルコワーキングスペースの先駆け「オフィスキャンプ」を運営し、ローカル×クリエイティブの分野で注目を集める坂本大祐、「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーターで在野研究者の青木真兵によるトークイベントを開催します。
“プロジェッティスタ”とは?
地域で求められるデザイナーの力とは?
土地に根差して生きるとはどういうことか?
そして、「よい仕事」とは何なのか?
クリエイティブに携わる方にはもちろん、学生や、これからの生き方について考えたい人などにもおススメのイベントです。
ぜひご参加ください。
多木陽介(たきようすけ)
批評家、アーティスト
1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。芸術活動、文化的な主題の展覧会のキュレーション及び会場構成、講演、そして執筆と、多様な方法で生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。
坂本大祐(さかもとだいすけ)
クリエイティブディレクター
奈良県東吉野村に2006年移住。2015年 国、県、村との事業、シェアとコワーキングの施設「オフィスキャンプ東吉野」を企画・デザインを行い、運営も受託。開業後、同施設で出会った仲間と山村のデザインファーム「合同会社オフィスキャンプ」を設立。2018年、ローカルエリアのコワーキング運営者と共に「一般社団法人ローカルコワークアソシエーション」を設立、全国のコワーキング施設の開業をサポートしている。著書に、新山直広との共著「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる」(学芸出版)がある。奈良県生駒市で手がけた「まほうのだがしやチロル堂」がグッドデザイン賞2022の大賞を受賞。2023 デザインと地域のこれからを学ぶ場「LIVE DESIGN School」を仲間たちと開校。
青木真兵(あおき・しんぺい)
1983年生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークとしている。2016年より奈良県東吉野村に移住し自宅を私設図書館として開きつつ、現在はユース世代への支援事業に従事しながら執筆活動などを行なっている。著書に『武器としての土着思考』(東洋経済新報社)、『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)、光嶋裕介との共著『つくる人になるために』(灯光舎)などがある。
※定員に達しました。
尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%
花松あゆみ 個展『PAPER ROOM』
花松あゆみ個展『PAPER ROOM』
2025年2月23日(日)~3月16日(日)
※3月1日(土)、2日(日)は休廊
版画作家、花松あゆみによる個展をON READING GALLERYにて開催します。
花松あゆみは、主にゴム版画によるイラストレーションで書籍装画、雑誌の挿絵を中心に活躍中の作家/イラストレーターです。ゴム版画特有の素朴で温かみのあるマチエールを活かしながら、物語の気配を想起させる繊細な構図や作風が彼女の持ち味で、どこか懐かしさをおぼえるような不思議なあたたかみを感じます。
当店では3度目の開催となる本展では、様々な「部屋」をテーマにした版画作品と、紙の立体作品を展示します。
花松あゆみ Ayumi hanamatsu
青森県出身、東京都在住。おもにゴム版画による作品制作。『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』(朝日出版社)や『月のこよみ』(誠文堂新光社)の装画など、書籍や雑誌等でイラストレーターとしても活動しています。
@ayumihanamatsu