2021-02
恥ずかしい料理 刊行記念写真展 Photography by Ai Hirano
恥ずかしい料理 刊行記念写真展 Photography by Ai Hirano
2021年3月20日(土)~ 4月11日(日)
3月20日(土)13:00~ 特別企画:【あなたのカメラで思い出残します】(無料・予約不用)
お持ちのスマホやカメラで、平野愛がその時だけの一枚をお撮りします。
“みんな本当は何食べてるの?
忙しくても、貧しくても、調子悪くても、スマホがなくても、お腹はへる。決して人には見せることのない日常の食事にこそ、手触りのある物語は宿る。見栄えもしないし、今どきでもない、すべての家庭料理に愛を込めて。なんでもない日バンザイ!”
七組の「普通の食卓」を取材し、レシピを付した『恥ずかしい料理』(梶谷いこ著・平野愛写真)刊行を記念し、平野愛の写真展を開催します。
同書掲載の写真を展示・一部販売する他、梶谷いこさんのZINEなど関連グッズも並ぶ予定です。
平野愛(ひらの あい)
1978年京都生まれ。自然光とフィルム写真にこだわったフォトカンパニー「写真と色々」設立。引っ越しに密着した私家版写真集『moving days』の刊行、ウェブマガジン「OURS. Karigurashi magazine」「うちまちだんち」の運営、ブックサイト「好書好日」でのフォトエッセイ「私を本屋に連れてって」連載など。住まい・暮らし・人をテーマに撮影から執筆まで幅広く手がける。
『バウルを探して〈完全版〉』刊行記念 中川彰写真展 もうひとつの〈バウルを探して〉
『バウルを探して〈完全版〉』刊行記念 中川彰写真展 もうひとつの〈バウルを探して〉
2021年2月20日(土)~ 3月14日(日)
ノンフィクション作家・川内有緒による、第33回新田次郎文学賞受賞『バウルを探して』に、旅に同行した写真家、故・中川彰によるベンガルの写真をおよそ100ページにわたって収録した『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎)の刊行を記念して、写真展を開催します。
本展では、中川彰さんが生前暗室にこもって現像したオリジナルプリントを展示します。
バングラディシュの無形文化財に指定されている“バウルの歌”を聞いてみたい、そんな軽い気持ちでバングラディシュ行きを決めた著者は、宗教にもカーストにも属さず、その歌はグルから弟子への口伝のみで継承されていくという、謎めいた存在“バウル”を、人から人へと辿って追っていく。教えが暗号のように隠された歌は、何のために、数百年もの間、彼の地で歌い継がれているのか?バウルの哲学とは、バウルの歌とは一体何なのか?伝説のバウル、ラロン・フォキルとノーベル文学賞詩人タゴールとの関係性や、まだ記憶に新しい独立戦争の歴史など、次々とつながっていく物語-。
YACHIYO KATSUYAMA Exhibition 『Old Sporting Goods』
YACHIYO KATSUYAMA Exhibition 『Old Sporting Goods』
2021年3月13日(土)~3月29日(月)
作家在廊予定日:3月28日(日)、29日(月)
白と黒だけで描くモノクロームなイラストが特徴のアーティスト/イラストレーター、YACHIYO KATSUYAMAの個展を開催します。
古いスポーツ用品の使いにくそうでのんびりとした形や、使い込まれた木や革の柔らかな茶色が好きです。それらをテーマにした絵の展示会です。
是非ご覧ください。
YACHIYO KATSUYAMA 勝山八千代
アーティスト/イラストレーター
白と黒で道具や笑わない人物をモチーフとした作品を描く。主な仕事に広告、商品パッケージやアパレルへのイラストレーションの提供、書籍・雑誌の挿絵を手掛ける他、各地で個展・グループ展を行う。
http://yachiyokatsuyama.com/
【新入荷】ここでのこと / 谷川電話、戸田響子、小坂井大輔、寺井奈緒美、辻聡之、野口あや子、千種創一、惟任將彥、山川藍
ここでのこと / 谷川電話、戸田響子、小坂井大輔、寺井奈緒美、辻聡之、野口あや子、千種創一、惟任將彥、山川藍
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/7779
限定1200部
愛知県にゆかりのある9人の歌人、谷川電話、戸田響子、小坂井大輔、寺井奈緒美、辻聡之、野口あや子、千種創一、惟任將彥、山川藍が、県内の様々な場所を想いながら作歌したアンソロジー歌集。
愛知県文化芸術活動緊急支援金事業/アーティスト等緊急支援事業「AICHI⇆ONLINE」の企画の一環で制作した1冊。
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友だちのアフロヘアーを通過するあいだ微風は複雑になる(谷川電話)
人の減りゆくオフィスに残りパソコンはデジタル音の嗚咽をもらす(戸田響子)
大村知事と河村市長が肩を組む写真を魔除けのために持ってる(小坂井大輔)
お月さまだけは変わらず出迎えるすべて駐車場に変わっても(寺井奈緒美)
天国の気配に満ちて対岸のパン屋はパンを焼き尽くしたり(辻聡之)
爆音に罪のいざない、きよらなる反骨心が街を照らして(野口あや子)
動くのが蝶、動かないのが花ならばその絵はまったく花にあふれる(千種創一)
ヨガをするひとびとよこたはる安置されてゐるかのやうなしづけさ(惟任將彥)
一人ずつ体温により許されて大きな門をゆっくりくぐる(山川藍)
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装画、挿画はイラストレーター、宮崎信恵(STOMACHACHE.)による。
新型コロナウィルスの感染拡大により、当たり前のように続くと思っていた私たちの日常は一変しました。特に、他者との対面での交流や、移動の自粛を求める‟要請”が私たちの生活とこころに与えた影響は小さくないものでした。
地球に住むすべての人にとって無関係ではいられない今回の事態ですが、各々の事情や環境によって受ける影響は様々です。また、移動が難しくなり行動範囲が狭くなったことで「世界が狭くなった」という声も散見しましたが、一方でこれまで見過ごしてきた半径1キロくらいの地図の解像度がぐっと上がったと見ることもできるのではないでしょうか。個々(ここ)の断片的なシーンと世界を同時に襲った未曽有の事態という大きなものがたり。ミクロとマクロの視点を行き来することで、自分の居る場所を改めて意識することができるのではないかと思います。
今回のプロジェクトでは、愛知県に縁のある歌人に「ここ」(HERE)で生まれた歌を制作していただきました。今、「ここ」から見える、個々の感じる景色、感情。これらの短歌を通して、愛知の新しい見方や解釈が生まれることを楽しみにしています。
(企画:ON READING)
※こちらの書籍は、卸販売可能です。店舗などでの販売にご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。