Exhibition

柳本史 小版画集『UTOUTO』刊行記念展

柳本史 小版画集『UTOUTO』刊行記念展
2024年4月13日(土)~4月29日(月祝)

柳本史 小版画集『UTOUTO』(未明編集室)の刊行を記念して、本書収録作品の中からセレクトした額装版画を展示、販売いたします。

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『UTOUTO 柳本史 小版画集 / FUMI YANAGIMOTO』

<いつからわたしはうとうとしているのだろう?>

版画家・柳本史は、ぬくもりとひだまりを記憶の中から拾いあつめて暮らす作家である。
現実(うつつ)では時にうとうとしながら、記憶世界でのまなざしはきわめて覚醒している。

本書は、柳本が、家族やどうぶつたちとの生活と並行し、スケッチするように日々制作してきた小版画作品114点を収録した版画集。

巻頭口絵には柳本作品を語る上で欠かせないアンティーク・フレームによって額装された作品を7点掲載。

さらに、作家のアトリエや日常風景を写真家・清水はるみが収めたスナップショットや、自身による散文一編を添えた付録および詳細な作品リストを巻末に収録。

小部数でひっそりと作品集を発行してきた柳本史はこれまで〝知る人ぞ知る〟版画作家だったが、個展では作品が常に完売。昨年あたりからInstagramを中心にその作風が世界中に拡散され、国内外を問わずフォロワー数が6万人に達しようという勢い。こうした流れも受け、今回の版画集では作品名に英語を併記。ささやかな記憶とぬくもりの断片が、かなしみにあふれるこの世界を少しづつ温めてくれることを祈って綴じられた一冊となっている。
<未明編集室>

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柳本史 Fumi Yanagimoto
大阪府藤井寺市に生まれる。武蔵野美術大学大学院にて彫刻を学ぶ。
版画集『ひなたのにおい』(目の眼)2020年出版。
東京郊外に家族・犬3匹・猫1匹・アヒル2羽・カメ1匹と共に暮らす。
https://www.instagram.com/fumiyanagimoto

2024-03-27 | Posted in ExhibitionComments Closed 

 

unpis exhibition 『MY座標 / YOU座標』

 

unpis exhibition 『MY座標 / YOU座標』
2024年4月27日(土)~ 5月12日(日)

【作家在廊予定】
4月27日(土) 12:00-17:00
4月28日(日) 12:00-16:00
4月29日(月) 12:00-15:30

シンプルで洗練された描線と明快な色彩、ストーリーを感じさせるユニークでユーモアあふれる作風で知られ、様々なフィールドで活躍中のイラストレーター、unpisによる個展を開催します。

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テーブルがあって、椅子に座った人がいる。
テーブルには水が入ったコップが置かれている。

日常生活において毎日のように見る光景であり、イラストレーションとしても求められるケースが多いシチュエーションだが描くとなると座標の設定が難しすぎる……。

そう感じたとき、学生時代に3Dソフトを一瞬だけ触ったことを思い出しました。そのソフトでは基本的に数値をもとにもののサイズ、角の丸み、配置する場所を設定していくのですが、一発で思った通りの造形を思った場所に置くのが初心者には至難の業でした。

その記憶から、逆に脳を3Dソフトにして今まで正と思っていた位置やサイズからずらしてみたらどうなるか? ということを思い付き描いた作品たちを展示します。

あなたの脳で、ずれた座標を戻しながら絵を眺めてみてください。そして帰る道すがら、普段見ているものの座標をずらして遊んでもらえたら嬉しいです。

私の絵と皆さんの身体や脳がON READINGという座標で交わることを楽しみにしています。

(unpis)

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unpis (ウンピス)
福島県いわき市生まれ。広告、書籍、パッケージ、壁画などのイラストを中心に様々な分野で活動中。ニュートラルな線とかたち、少しウフフとなる表現を心がけています。
@wa_unpis

2024-03-27 | Posted in ExhibitionComments Closed 

 

松岡宏大『ひとりみんぱく』出版記念展

 

松岡宏大『ひとりみんぱく』出版記念展
2024年5月1日(水)~6月2日(日)

世界中を旅しながら暮らしてきたカメラマン、ライターの松岡宏大が、これまでに蒐集してきた世界の文物を旅の記憶とともに紹介した『ひとりみんぱく』(国書刊行会・刊)。本書の出版を記念して、ミニエキシビションを開催します。

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土器、漆器、仏像、仮面、絨毯、ぬいぐるみ……キッチュでどこか不思議な魅力をもつ工芸、民芸、雑貨、珍品迷品。
インドで、チベットで、ミャンマーで、リビアで、サハラ砂漠で、文物からは旅の記憶があふれだし、含蓄? 蘊蓄? 軽快なるエッセイを挟みつつおくる本書は、物の本か? 旅の本か?
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本展では、これまでに著者が蒐集してきた様々な「文物」を本とあわせて展示します。

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これらの文物を手のひらにのせ愛でてみる。重みや質感、細工、その歪みや温みを確かめる。太陽の光の下で陰が際立つものもあれば、暗闇の中でこそ光り輝くものもある。それは自分の手で触れてこそわかることで、自分の足で旅をしてこそ出会える風景と一緒だ。
僕はこれらを手に入れたときに出会った人たちの顔や祈りの景色を思い出すだろう。そこで吹いていた風や夜空を満たす星のことを思い出すだろう。
旅の記憶こそ僕にとっていちばんの財産なのだから。
(まえがきより)

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松岡宏大 (マツオカコウダイ)
写真家・編集者など。『地球の歩き方 インド』など、インドやアフリカを中心に辺境エリアのガイドブックの取材・編集に携わる。共著に『持ち帰りたいインド』(誠文堂新光社)、『タラブックス――インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)などがある。またインドのTara Booksよりバッジュ・シャームとの共著『Origins of Art: The Gond Village of Pathangarh』を上梓。写真展として『アディワシ――大地と生きる人々』(bonon kyoto、KYOTO GRAPHIE KG +)、『TRIBES in BASTAR』(Rungta)を開催。KAILAS名義で著作やイベントもおこなう。
https://www.instagram.com/kailas_kodax33/

2024-04-13 | Posted in ExhibitionComments Closed 

 

Takahiro Murahashi Exhibition “GRAND DOROTHY SCULPTURE”

Takahiro Murahashi Exhibition"GRAND DOROTHY SCULPTURE"

Takahiro Murahashi Exhibition “GRAND DOROTHY SCULPTURE”
2024年5月18日(土)~6月2日(日)

コラージュ、ブリコラージュの技法を行き来して作品発表を行なうアーティスト村橋貴博 (guse ars)による「DOROTHY」シリーズの展覧会を開催します。

2020年、ON READINGの展示で始まったドロシーシリーズは、実在しない平面コラージュ中の人形が中心でした。各地で発表の回を重ねるごとに立体作品の割合が増えて、どのドロシー人形が存在し、どれが存在しないのか、より曖昧なものになってきました。

今回のON READINGでの展示では、最初の展示とは平面と立体の数が逆転し、実在するドロシー人形がズラリと並びます。この機会にぜひ、像の存在を確かめにお立ち寄り下さい。

村橋貴博

Takahiro Murahashi / 村橋貴博
Art / Design / illustration
1979年生まれ。武蔵野美術大学卒業。コラージュを中心にした作品発表を続け、書籍や広告のイラストレーションやグラフィックデザインの仕事も行なう。2人組のアートプロジェクト guse ars (グセアルス)としても活動。
作品集『DOROTHY』(ELVIS PRESS / 2020)
https://www.instagram.com/guse_ars_mura/
guse-ars.com

2024-04-17 | Posted in ExhibitionComments Closed