Exhibition

福士遥 個展『みちて、ひいて』

福士遥 個展『みちて、ひいて』
2025年11月15日(土) ~ 11月29日(土)

光と闇、喜びと悲しみ、夢と現実。
相反するものたちのなかを行き来しながら、繰り返される日々。
その大きな流れの中で、バランスを取ろうと漂う自分。

色や形の明るさの奥に潜む小さな影や、滲む稜線の中に浮かぶ遠い記憶を感じていただけたら嬉しいです。

福士 遥 / FUKUSHI HARUKA
主にパート・ド・ヴェールという技法を使い、ガラス素材を電気炉で成形して作品づくりをしています。ガラスの粒が溶ける時に空気を抱き込んでできる質感は、やわらかく、独特の光をたたえていて、その様子は、曖昧だけど親しい、記憶のなかの光景とよく似ていると思います。 フォルムの中に絵を描くような意識で、くらしや壁面をいろどる作品の制作を行っています。
1988 茨城県出身
2011 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 卒業
2013-2017 武蔵野美術大学 ガラス研究室 助手
2020- 東京都にて制作
https://www.fukushiharuka.com/
https://www.instagram.com/fukushiharuka/

2025-10-09 | Posted in ExhibitionComments Closed 

 

Kohei Omachi exhibition “moon echo”

 

Kohei Omachi exhibition “moon echo”
2025年9月19日(金)~ 10月5日(日)

<作家在廊予定>
9月19日(金) 12:00~18:00
9月20日(土) 12:00~18:00
9月21日(日) 12:00~20:00
10月4日(土) 12:00~20:00
10月5日(日) 12:00~20:00

アーティスト、フォトグラファーの大町晃平による個展を開催します。
本展では、月を胎児に見立て、撮影した写真をエコー写真に使用されている感熱紙にプリントしたシリーズ『moon echo』を発表します。

ある日ふと、私は実家の倉庫に望遠鏡があることを思い出し、母親に連絡を取り東京の自宅へ送ってもらった。私が住む部屋は南向きで周囲には白道を遮る建物がない。そのため天気が良い日には昼夜問わず月を観ることができる。窓辺に出しっ放しにした望遠鏡を月へ合わせ、ただ眺める。そんな日々が何日も続いた。2020年1月2日。その日は半月が少し欠けたくらいの月で、磨りガラスの窓越しに南西の空で光るそれを確認できた。いつものように望遠鏡を月へ向け接眼レンズを覗くと、周囲がケラレて黒く縁取られ、その真ん中に膝を折り身体を丸めた子どものような月の姿があった。この日から私には月がエコー写真に写る胎児に見えるようになった。
(写真集『moon echo』より抜粋)

大町晃平 / Kohei Omachi
1990年滋賀県生まれ。東京と滋賀を拠点に活動。
歴史や科学、身近な主題を着想源にし、生命を主なテーマに扱う。
既存のメディアを用いた表現を探求している。
https://www.instagram.com/koheiomachi/

 


『moon echo』Kohei Omachi
softcover / 384 pages / 135 x 205 mm
2024 / published by KOPO
7,000yen + tax

2025-08-18 | Posted in ExhibitionComments Closed