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【新入荷】butterflies are quicker than rock / フェイイ・ウェン

butterflies are quicker than rock / フェイイ・ウェン
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/11426
ロンドンを拠点に活動する写真家、フェイイ・ウェンによる初写真集『butterflies are quicker than rock』。東洋思想を手がかりに、生態系の脆さや時間の儚さ、そして変わり続ける風景を見つめた一冊。
タイトルが示すのは、蝶のように移ろうものと、岩のように長く存在し続けるもののあいだにある緊張関係。ウェンは自身が撮影した自然や風景に、ファウンドフォトのイメージを重ねながら、現在の生態系が置かれた危ういバランスを浮かび上がらせます。
その独特の風合いを生み出すのは、伝統的なプリント技法と新しい現像技法を組み合わせた制作プロセス。スキャン、加工、再撮影、プリントを幾度も重ねることで、色褪せた記憶のような質感と複雑なレイヤーをつくり出しています。写真は固定された風景の記録から、記憶やアーカイブによって何度も姿を変える、流動的なイメージへと変わっていきます。
幾重にも重なる風景は、伝統的な中国の山水画を思わせながらも、そこには現代の写真ならではの時間と質感が宿っています。風景を見るとはどういうことなのか。記憶は風景をどのようにつくり変えるのか。
デザインを若林亜希子が手がけ、異なる紙や印刷の色数を組み合わせながら、ウェンの多様な技法を実験的に構成。情景と感情がゆっくりと溶け合っていく、静かな観想の場のような写真集です。
フェイイ・ウェン(1990年、中国・北京生まれ)
ロンドンを拠点に活動するビジュアルアーティスト、リサーチャー。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで写真の修士号を、UCLスレード美術学校で実践に基づくファインアートの博士号を取得している。彼女の制作は、東洋的なものの見方と、自然界に宿るかすかな詩情への深い関与に根ざしている。そのイメージは繊細で有機的、そして静謐に立ち現れ、知覚と省察、曖昧さが共存する観想的な空間を生み出すことで、文字どおりの再現=表象を超えていく。道教の二元論、東アジアの山水の伝統、そして文学的な感性に依拠しながら、ウェンは複数の手法とプロセス——とりわけ印刷技法に重きを置きつつ——を幾重にも重ね合わせ、自然のはかなさを喚起し、経験や形象、そして時と場所に潜むリズムとの親密な出会いへと観る者を誘う。国際的に発表を重ねており、近年の主な展覧会に Albion Jeune(ロンドン、2025年)、シャネル・ネクサス・ホール(東京、2024年)、Serchia Gallery(ブリストル、2023年)での個展・二人展がある。また、ハリバン・アワード(2021年)、三影堂撮影賞(2018年)、マグナム・グラデュエイト・フォトグラファーズ・アワード(2016年)、ライカ・オスカー・バルナック・ニューカマー・アワード(2015年)を受賞している。
https://feiyiwen.co.uk/
25cm×18cm 112P
torch press

【新入荷】INSIDE SINA: THE SOCIETY FOR INDECENCY TO NAKED ANIMALS / Alan & Jeanne Abel

ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/11224
1950年代後半から1960年代半ばにかけて展開された「裸の動物に対するわいせつ防止協会(Society for Indecency to Naked Animals/SINA)」は、新聞、ラジオ、テレビニュースを通じて想像を絶するほどの国際的注目を集めた、架空の道徳運動だった。その目的とは?身長4インチ以上、体長6インチ以上のすべての動物に服を着せること。その指導者とは?使い切れない遺産を持て余した、眼鏡姿の古臭い堅物G・クリフォード・プラウト。そして彼には、さらに見事な決め台詞があった。「今日の品位が、明日の道徳をつくる」。
予想をはるかに超えて長期間続いたこの先駆的イタズラは、エーベル夫妻によるコミカルな狂想だった。無政府主義的な気質を持つこの夫婦は、50年以上にわたって数々の大規模なデマや抱腹絶倒の欺瞞工作を仕掛け続けた。本運動にはさらに、『卒業(原題:The Graduate)』、『誘う女(原題:To Die For)』で後に俳優・脚本家として成功を収めるバック・ヘンリー(Buck Henry)も参加し、組織の名誉スポークスマンを務めていた。三人は共に、カンガルーにズボンを履かせ、ホワイトハウス前で抗議活動を行い、各地の困惑した人々を鮮やかに煙に巻いたのである。
本書は、アラン・エーベル自身の言葉と、驚くべき量のオリジナル資料、ニュース記事、書簡、写真によって、この狂騒の物語を余すところなく語る。本書は、この伝説的メディア工作の全歴史を初めて包括的にまとめた出版物であり、この三人の道化師たちがいかにして“完璧なイタズラ”を作り上げたのかを、ついに明らかにしている。
本書は、伝統的なアメリカ的価値観と偽善的態度を鮮やかに風刺した傑作であり、そのユーモアと鋭さは、今日においてなお奇妙なほど同時代的であり続けている。

【新入荷】温かい家 / 今村文 作品集 Fumi Imamura

温かい家 / 今村文 作品集 Fumi Imamura
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花や植物をモチーフに、グラシン紙に水彩とコラージュを施した作品を制作する現代アーティスト・今村文。ロンドンをはじめ国内外で活動する今村にとって、初めてとなる作品集。
本書は、2015年から取り組んできた代表的なシリーズ〈温かい家〉を中心に構成。愛知県美術館での展覧会「芸術的植物園」で初めて発表された作品群は、壁一面に並ぶ赤い花によって、まるで身体の内側に入り込んだような感覚を呼び起こします。構想から10年を経て新たに制作された作品を加え、〈温かい家〉の核となる35点と新作22点、計57点を収録しています。
「温かい家」というタイトルには、当初、自分を守ってくれる場所という意味が込められていました。しかし2023年、今村自身が母となったことで、その「家」のあり方は少しずつ変化していきます。外側から自分を守る殻だった家は、やがて内側から静かにひらかれていくものへ。内と外の境界がやわらいでいく、その身体的な感覚が、赤い花々へとつながっています。
赤を基調とした装丁には、今村の花が押し花のように丁寧に綴じ込まれています。幾重にも重なる赤の色、葉に残された小さな虫食いの穴、土から伸びる根の力強さ。ページをめくり、じっくりと作品を眺めるほどに、植物が持つ生命の細部が立ち上がってきます。
豊田市美術館学芸員・石田大祐、キュレーター・ジュリア・タラシュクによるテキストと作家自身の言葉を交えながら、植物図鑑を思わせる懐かしさと、現代的で瑞々しい感性がひとつになった作品集です。
30cm×21cm 112P
torch press
2026

【新入荷】I Want To Check The Shape Of Trees / 足立涼 RYO ADACHI

I Want To Check The Shape Of Trees / 足立涼 RYO ADACHI
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写真家、足立涼による写真集。
コロナ禍による外出自粛や自身の生活の変化、移住の経験などを経て、「外」「家の中」「他者」「自分」という4つの交差する関係を探ることをテーマに制作された一冊です。「外の世界」と「家の中」を撮影した写真が、その境界を曖昧にするよう同列にレイアウトされています。
紙質の異なるページが交互に現れる構成や、「内」と「外」の境界を曖昧に感じさせる仕掛けなど、コンセプトを体現するブックデザインは、加納大輔、和田悠馬が手がけています。
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私は『家と外』という空間に付随するそれまでのイメージを取り払い純粋な2 つの空間同士の関係性を注視することに努めた。日々運ばれてくる宅配物、次の日には増えている見知らぬ観葉植物食器棚の器、初めての土地への移住と新しい家。(..)他者によって外部からもたらされたそれらは、内部の空間に融合し私の生活の風景を構成する要素へと変容する。
(ステートメントより抜粋)
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AMERICAN TEEN / Joseph Szabo

【新入荷】AMERICAN TEEN / Joseph Szabo 写真集
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/11400
アメリカ人フォトグラファー、ジョセフ・スザボ(Joseph Szabo)の作品集『AMERICAN TEEN』。
1970〜1980年代、ロングアイランドで美術と写真を教えていたジョセフ・スザボ(Joseph Szabo)は、反抗やカウンターカルチャーが色濃く息づく時代のなかで、自らを見出していく生徒たちの姿に魅了され、カメラを向けた。
信頼を寄せられる大人という立場から見つめたモノクロ写真は、思春期という夢のような世界を描き出す。気ままにポーズを取り、煙草をくゆらせ、浜辺でくつろぎ、ローリング・ストーンズのコンサートで熱狂する若者たち。作者は、思春期特有の揺らぎや曖昧さに惹かれながら、自意識と自己表現のはざまで揺れ動く移行期を写し出すとともに、カメラでは捉えきれない内面の深層にも静かに目を向けている。
1970年代から2000年代にかけて複数の写真集として発表されたこれらの作品は、多くの写真家や映画監督に影響を与えてきた。本書は、その代表作に未発表作品を加えて編まれた決定版であり、ひとつの世代の忘れがたい肖像であると同時に、「大人になること」の普遍的な物語を描き出す。
映画監督ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)と、ミュージシャンでありアーティストのキム・ゴードン(Kim Gordon)による新たな寄稿を収録。
American Teen
Joseph Szabo
Important Flowers
25 × 25 cm / 240 pages
August 2026
ISBN 978-1-917651-76-9

【新入荷】四月草紙 / 千種創一

四月草紙 / 千種創一
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これまでに『砂丘律』『千夜曳獏』『あやとり』などの歌集を発表し、現代詩でも注目を集める歌人・詩人、千種創一による最新歌集。
2015年〜2025年の、短歌同人誌や総合誌に発表してきた合計350首を収録。
会えなくなった人を愛する こころを 壊れた椅子のように軋ませ
千種創一
歌集『砂丘律』『千夜曳獏』『あやとり』。詩集に『イギ』。日本歌人クラブ新人賞、現代詩「ユリイカの新人」他受賞。
Typodarium 2027 カレンダー

Typodarium 2027 カレンダー
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『Typodarium』は、ドイツの出版社〈Hermann Schmidt〉から毎年出版されているフォントの日めくりカレンダー。
世界中のフォントを使用し、365日が日替わりフォントでデザインされています。
各裏面には、使用されたフォントの名称とサンプルの文字列、そのフォントデザイナーのWebサイトURLが記載され、タイポグラフィーのサンプルブックとしても充実の内容。眺めているだけで、インスピレーションソースにもなりそうな、良質のペーパープロダクトです。
・1枚ずつ壁に貼って、壁面カレンダーとしてもご活用いただけます。
・壁掛けカレンダーとしてだけでなく、背表紙を組み立てることで卓上カレンダーにもなり、デスクトップや棚でも使用することができます。
・毎年変わるデザインで、資料的価値もあることから、過去のラインナップのデッドストックは、高値で取引されています。





【新入荷】NEUTRAL COLORS 7 : 健康に還っていくからだとこころ

NEUTRAL COLORS 7 : 健康に還っていくからだとこころ
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初回入荷分トートバッグ付き
NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTIS を世に送り出してきた、編集者・加藤直徳と、気鋭のデザイナー・加納大輔が二人三脚で発行する、インディペンデントな雑誌『NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)』。「超個人的」な体験や創作、記憶をリソグラフなどのハンドメイドな印刷手法を交えながら唯一無二の誌面で発信していきます。
第7号の特集は「健康」。ケガで生きがいのスポーツを失うこと、記憶力と集中力の低下、感動ポイントの喪失、老いへの漠然とした恐怖。齡50を迎え、健康について考える機会が増えました。自分だけでなく、健康への不安は身近な場所にも溢れていました。うつ病による自殺未遂、配偶者の死、克服できない過去のトラウマ……。そして健康とは、決して若さ(年齢)によって担保されるものでなく、広くみんなのことでもあります。本特集は、健康に還っていこうとする人たちの小さな気づきの連続です。
【コンテンツ】
◉NY/幻想としてのバスケットボール
◉中国/毒キノコ鍋:ゼッタイ25分待ってください!
◉インドネシア/裂け目より〜野湯をめぐる
◉NY/フェアじゃない〜アメリカ医療と政治
◉石表/旧石器時代へタイムトラベル
◉愛知/山伏修行、絶望ジャーニー
◉メキシコ/ジェントリフィケーションの波を越えて
◉チェジュ島/水に取り憑かれた、ある女性の物語
◉タイ/瞑想でこころを鍛える旅
◎霞を食べて生きていきたい/摂食障害ドキュメント
◎健康特集で加藤これだけやれたってよ
小食/笑い/感謝/長息/筋トレ
◎今夜はすき焼きだよ〜/食品添加物から子どもを守る方法
◎痛みはどこに消えた?/鍼灸師の仕事
◎老いをおいかけて春夏秋冬/伊藤ガビン
◎あゝなんだこの終わらない毛との戯れは/毛と健康
◎インド超人ファイル 健康編
◎私が私にセラピーする
◎健康診断2026/MRI全身解剖(観音部分)
◎歩いても歩いても歩いても/自死を超えて犬と散歩
◎解脱か輪廻か/ドラッグの状態を絵にする
◎MOGIさんお元気ですか?/ある健康的な美容師の話
◎ごきげんいかが?/日常生活で身体性を高める方法
◎5000年前からの手紙/アーユルヴェーダ
◎健康になりたい!人類たち/フィットネスの歴史
◎みんななにかの依存症/みんなの依存症セルフチェック
◎健康とは正しく揺れること/動植物世界の健康
◎意識を向ければそこにある 意識しなければなにもない/漢方とアンビエント
◎コラム
・望月こずえ「あまのじゃくな女性ホルモン」
・みさこみさこ「自分の身体を生きる」
・桜井祐「閉じられないもの」
発行:NEUTRAL COLORS
編集:加藤直徳
デザイン:加納大輔
2026年

















【新入荷】Kingdom of Sally / 網代幸介 KOSUKE AJIRO

Kingdom of Sally / 網代幸介 KOSUKE AJIRO
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画家・網代幸介が10年にわたって記録し、育ててきたもうひとつの世界、「サリー王国」。
ペインティングやドローイングをはじめ、陶、木彫、粘土、タロット、人形など、さまざまな素材と技法を行き来しながら生み出されてきた作品たち。本書では、130点を超える作品を収録し、それぞれの作品がゆるやかにつながりながら、ひとつの大きな物語を立ち上げていきます。
中心となるのは、書き下ろしの物語『Kingdom of Sally』全10章。約3,000文字の日英バイリンガルで綴られる物語と作品を行き来することで、絵のなかに潜む登場人物や場所、出来事が少しずつ姿を現し、「サリー王国」の奥行きへと誘われます。
10年という時間をかけてつくられてきた、網代幸介の想像力そのものを一冊に閉じ込めた、初の本格作品集。
糸かがり上製本、細布クロス装、つや消し金の箔押しと、手元に長く置いておきたくなるような丁寧な造本も魅力です。
初回入荷特典:ポストカード付
初版限定500部発行








【新入荷】HALLWAYS / Romain Laprade

HALLWAYS / Romain Laprade
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フランス人フォトグラファー、ロマン・ラプラード(Romain Laprade)の作品集。
1950年代から1980年代にかけてパリで建てられた集合住宅のエントランスホールを撮影したシリーズをまとめた本書。作者は数年に亘りパリの街を歩き、素材、幾何学的な構成、モザイク、色彩、反射、タイポグラフィ、照明器具、彫刻的な郵便受けなどが織りなす独自の視覚言語を備えた、ひっそりと佇む建築空間を記録してきた。
本書は、そうした「隠れた宝物」を、造形的な共鳴や視覚的な反復によって繋ぎ合わせた一冊である。建築という文脈から切り離されたエントランスホールは、自律した抽象的な空間として立ち現れ、記録として読む以上に、その場の感覚を体験することへと読者を導く。ページをめくるごとに形や模様、光が呼応し合い、作者の直感的かつ繊細な眼差しによって構成された連続性が生まれている。
建築史や類型学的な視点から捉えるのではなく、本書は戦後の空間的・視覚的な実験精神が息づく、細部と感覚の建築へと読者を誘う。ジャン=クロード・ジラール(Jean-Claude Girard)によるテキストを収録し、公共空間と住まいの親密さの狭間に位置する移行空間としてのエントランスホールを、日常の経験の場として静かに読み解いている。

















【新入荷】Jockum Nordström : Drawings 1992-2025 / Jockum Nordström

Jockum Nordstroem: Drawings 1992-2025 / Jockum Nordstroem
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国際的に活躍するスウェーデン人アーティスト、Jockum Nordström(ヨックム・ノードストローム)によるドローイングを多数収録した作品集。
本書には、これまで未発表だった新作ドローイングを収録。シュルレアリスムとユーモア、緻密な描写が溶け合う独自の作風で知られるノードストロームが、より親密で実験的な創作の一面を見せています。
一枚一枚のドローイングを通して、郷愁や記憶、そして現代社会の不条理といったテーマを探求。本書は、ノードストロームの創作の変遷をたどるとともに、その表現の奥行きと多彩さを堪能できる貴重な一冊です。
Jockum Nordström(ヨックム・ノードストローム):
1963年にストックホルムで生まれたスウェーデンの現代アーティスト。コラージュ、ドローイング、ペインティングを自在に組み合わせた独自の表現で知られています。人物や風景、建築などのモチーフを、どこかユーモラスでありながらシュルレアルな感覚で描き出す作品は、物語性に富み、見る者の想像力をかき立てます。これまで世界各地で展覧会を開催し、視覚表現における独創的なアプローチで国際的な評価を得ています。
【新入荷】photographs / 奥山由之

photographs / 奥山由之
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第34回写真新世紀優秀賞受賞し、数多くのクライアントワークも手掛けるなど、デビューして間もなく、一躍日本のトップ・フォトグラファーとして注目を集めている写真家、奥山由之による写真集。
本作、『photographs』は、『flowers』(2021年)『windows』(2023年)に続く三部作の完結編です。
亡き祖母との対話として花を見つめた『flowers』。
都市の窓を通して、見知らぬ他者の気配に触れた『windows』。
そして本作『photographs』で奥山が向き合うのは、自身の家族の記憶です。
奥山のアトリエは、かつて祖父母や父が暮らしていた家にあります。その改装中、押し入れの奥から見つかったのは、100冊を超える家族アルバムでした。ページをめくるなかで立ち現れたのは、懐かしさだけではありません。そこに写る父や母、祖父母、さらには会ったことのない先代の人々。その無数の選択の積み重ねの先に、いまの自分がいるという事実。家族という小さな共同体のなかで受け継がれてきた生命の連なりと、そのなかでなお「個」としてどう生きるのかという問いでした。
本作では、その家族写真に写っていた人物たちが、まばゆい光として解き放たれています。誰かの具体的な肖像だったはずの写真は、記憶と時間の輪郭をゆるやかにほどきながら、見る者それぞれの経験や感情を受けとめる、ひらかれた光景へと変わっていきます。
自分自身へと続く継承の歴史への敬意や感慨、そして個人としての選択と、知らず知らずのうちに引き受けている暗黙の規範。そのような「継承と自律」のあいだに横たわる緊張を引き受けながら、奥山は写真を通して、時を隔てた人々や、いまここにいる自身との対話を生み出していきます。
かつて家族アルバムに残された写真には、誰かに見せることを前提としない、無防備で親密な時間がありました。奥山は、その失われつつある写真のあり方に触れながら、きわめて個人的なアーカイブを、私たちに共有可能な普遍的なイメージへと変換していきます。
『photographs』は、ある家族の記録であると同時に、見る者自身の記憶を呼び起こすアルバムでもあります。
私たちはどこから来て、どこへ受け渡していくのか。個として生きながら、誰かの連なりのなかにあるとはどういうことか。個人的なものと普遍的なもの、過去と現在、自身と他者——その境界が静かに溶け合うなかで、ある家族のアルバムから生まれたこの写真集は、いつしか、私たち自身のアルバムになっていきます。
本書の造本もまた、この作品世界と深く呼応しています。家族の記憶を収めるアルバムのように、手にしたときにやわらかな膨らみを感じる佇まい。ファミリーツリーを思わせる深いグリーンの布装。その手触りまでも含めて、『photographs』という体験がかたちづくられています。














独立書店ネットワーク合同フェア『わたしの白水社』

2026年4月1日より、独立書店ネットワーク企画による白水社フェアを開催します。
冊子「わたしの白水社」を編集・発行しました。フェア参加29店による「わたしの白水社」を各一冊ずつ紹介する他、翻訳家の柴田元幸さん、白水社元社長、及川直志さんによる寄稿を掲載するなど、充実の読みものに仕上がりました。
こちらは、白水社の出版物をご購入の方に差し上げております。(無くなり次第終了)
また、1部300円(税込)にて販売もしております。
※完売となりました。
「独立書店ネットワーク」企画 白水社フェア
2026年4月1日~
(時期・内容は各店によって異なります)
■フェア参加店一覧:
BOOKNERD(岩手・盛岡市)
曲線(宮城・仙台市)
REBEL BOOKS(群馬・高崎市)
本屋 水紋(群馬・前橋市)
本屋 lighthouse(千葉・千葉市)
葉々社(東京・大田区)
双子のライオン堂(東京・港区)
WARP HOLE BOOKS(東京・世田谷区)
本屋Title(東京・杉並区)
twililight(東京・世田谷区)
本屋B&B(東京・世田谷区)
本屋・生活綴方(神奈川・横浜市)
本屋象の旅(神奈川・横浜市)
瀾書店(神奈川・横浜市)
ウラ書房(神奈川・横浜市)
冒険研究所書店(神奈川・大和市)
ポルベニールブックストア(神奈川・鎌倉市)
リバーブックス(静岡・沼津市)
ON READING(愛知・名古屋市)
誠光社(京都・京都市)
Puolukka Mill(京都・大山崎町)
toi books(大阪・大阪市)
blackbird books(大阪・豊中市)
1003(兵庫・神戸市)
本の栞(兵庫・神戸市)
VIVO,VA(兵庫・神戸市)
TUG BOOKS(香川・小豆郡)
本の轍(愛媛・松山市)
ten(佐賀・唐津市)

【新入荷】SUMMERTIME [REMASTERED EDITION] / Mark Steinmetz

SUMMERTIME [REMASTERED EDITION] / Mark Steinmetz
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/11016
アメリカ人フォトグラファー、マーク・シュタインメッツ(Mark Steinmetz)の作品集。
2011年に、代表作である『SOUTH』シリーズ3部作に続く作品集として初版が刊行された作者による名作『Summertime』(Nazraeli Press刊)のリマスターおよび大幅増補版として刊行された一冊。
本書は、アメリカ各地の日常的な風景のなかで活動の只中にある子どもやティーンエイジャーの姿を捉えたポートレートのシリーズである。
1984年から1991年にかけて撮影されたこれらの写真は、今日よりも子どもたちが見守りの少ない環境で近所を自由に行き来できた時代に撮影された。ヘルメットを着けずに自転車に乗り、デジタル機器による絶え間ない干渉もなく時間を過ごしていた頃の情景が、モノクロームの写真によって、終わりのない夏の光と空気感とともに写し出されている。
これまで未発表であった30点の写真を新たに収録。

【新入荷】LUIGI GHIRRI FELICITÀ / Alessio Bolzoni, Luca Guadagnino

LUIGI GHIRRI FELICITÀ / Alessio Bolzoni, Luca Guadagnino
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/11015
ロンドンを拠点に活躍するイタリア人フォトグラファーでアーティスト、アレッシオ・ボルゾーニ(Alessio Bolzoni)とイタリア人映画監督、ルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)による作品集。
2026年1月から5月にかけてロンドンの「トーマス・デイン・ギャラリー(Thomas Dane Gallery)」で開催した同名展覧会に伴い刊行された。
本書は、世界的に知られる映画監督であるグァダニーノとアーティストのボルゾーニが、イタリアのカラー写真界のパイオニアでもあるルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)の未公開写真と代表的な写真、テキストを精緻にキュレーションした一冊である。
雑誌の切り抜きの断片や素材の細部を捉えたユーモラスなイメージから、家庭空間、そしてイタリア各地や国外への旅のなかで撮影された写真へと連なり、色彩と陽光に満ちたギッリの作品を独自の視点で辿る構成となっている。こうした多様な作品群は、この特異な作家の実践を形づくるさまざまな要素や主題を響き合うかたちで浮かび上がらせる。
また本書には、ギッリによる3つのテキスト「The Open Work」「The Impossible Landscape」「House, Bridge, Gate」を収録している。写真というメディアが持つ無限の可能性を示唆しながら、作家自身による極めて個人的な作品選択を通じて、新たな視野を切り開く。










