2020-06

【新入荷】ARRANGING FLOWER ARRANGING / Andrea Salerno, Yeliz Secerli

ARRANGING FLOWER ARRANGING / Andrea Salerno, Yeliz Secerli
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/7286

イタリア人デザイナー、アンドレア・サレルノ(Andrea Salerno)と、トルコ人デザイナー、イエリズ・シェケルリ(Yeliz Secerli)による作品集。

「2018年、私は『FLOWER ARRANGING』という本を家に持ちかえりました。その本は、1966年に出版されたという家庭用の生け花の参考資料集でした。オランダで印刷されたようですが、1965年にデモイン、1966にグラスゴーでほぼ同時に刊行されました。かつてヨハネスブルグのプリチャード通りとラブデイ通りの間にあった書店で売られていたようだけれども、再びオランダに戻って私の家からほど近いチャリティーショップで見つけられた。それからすぐイエリズ・シェケルリの力を借りて、『フラワーアレンジメント』の本が成していたシークエンスを『再アレンジ』し始めたんだ。」

2020-06-03 | Posted in NewsComments Closed 

 

【新入荷】DEAR OLD DAYS 光景宛如昨 – 中国の子供達 II - / 秋山亮二


DEAR OLD DAYS 光景宛如昨 – 中国の子供達 II - / 秋山亮二
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/7323

※只今ご予約受付中。7月上旬入荷予定。
ご予約後のキャンセルは不可とさせていただきます。

写真家、秋山亮二が1983年に出版し、“子供写真の金字塔”とも評された写真集『你好小朋友―中国の子供達』の、待望の続編がリリース。

『你好小朋友―中国の子供達』の復刻版制作過程で、秋山氏が80年代初頭に撮影した約8000枚の写真の中に未発表のまま埋もれていた素晴らしい作品が多々あることが明らかに。本作は、1983年当時とは違う目線で新たに未発表作品122枚をセレクトした1冊。

 

独特な目線で切り取られたグラフィカルな構図、体温のような空気感から生み出される秋山亮二氏の世界観。

経済発展を遂げる以前の中国の子供達の無垢な姿を撮影したこれらの写真は、「失われた時代への憧憬」といった郷愁感が多く人の胸に響いたという側面を持ちながら、一方で、秋山氏の子供に対する独特な目線が生み出す奇跡的とも言える瞬間が、時代を超えて読者の心を捉えたという面もあります。写真家と被写体との間で一瞬に生まれ一瞬に消えていく唯一無二の時間は、何の演出も力みもなく、絶妙な構図で切り取られています。ただ「懐かしい」というだけではない、写真作品としてのクオリティの高さを、本作ではより感じていただけるのではないかと思います。
同時に、当時の子供達を取り巻く豊かな精神世界を、より身近に俯瞰できるように、本作では時代を感じさせる背景や物、子供を庇護する大人達の姿、学校生活などにも焦点を当てています。
旧式の自転車、ブリキ製の魔法瓶やペンケース、露天の貸本屋、ジャングルジム、人民服、竹編の買物籠、古びた校舎や理髪店、狭いレンガの路地や無舗装の泥道。それらは誰にとっても心を震わせる古き良き時代を思い起こさせるでしょう。また、一人で写っている子供の写真もありますが、多くは祖父母や両親、兄弟や友達、あるいは近隣住人などが一緒です。常に誰かに守られ誰かと寄り添い生きている子供の笑顔は、人と人とのつながりの中でこそ育まれると改めて思わされます。

新型コロナウィルス禍により社会生活が激変し、ソーシャルディスタンスが叫ばれる昨今。他者の温もりに触れることが、人が生きる上でとても大切なことだと実感している人も多いのではないでしょうか。秋山氏の写真から醸し出される体温のような優しく穏やかな空気に、再び多くの人の心が癒されることを願っています。
(文・青艸堂)

2020-06-03 | Posted in NewsComments Closed 

 

『読点magazine、』プレゼンツ 本屋に行きたくなる企画展 : BOOKSTORE IN MY TOWN

 

『読点magazine、』プレゼンツ 本屋に行きたくなる企画展 : BOOKSTORE IN MY TOWN
2020年6月24日(水)~7月13日(月)

昨年11月に創刊した、本屋に行きたくなるフリーマガジン 『読点magazine、』による企画展です。

10名のクリエイターの皆さんに『読点magazine、』が考える街の本屋、そのまわりの風景をイメージしてイラストを描いてもらいました。本屋は毎日1軒以上のペースで廃業していて、2000年に2万軒以上あった本屋は2020年には半減すると言われています。情報(活字とも言えるけれど)にあふれ、インターネットでほとんど何でも買うことのできる今、本屋に行くルーティンがない人は多いかもしれません。けれど、「自分の知りたいこと」は検索できても、「自分が知りたいこと」までは検索できません。

本屋は、生きていくなかであらゆる選択肢を増やしてくれたり、知的好奇心を耕してくれたりする場所として必要な存在であると思います。

この展示を見て、「明日も本屋に寄っていこうかな」と思っていただけたら幸いです。

 

【企画者プロフィール】

古賀詩穂子
1992年、愛知県生まれ。出版取次・日本出版販売での勤務ののち、本屋をつくるチーム・エディトリアル・ジェットセットに転身し上京。地元・愛知で自ら本屋を経営するため今年5月にフリーとなり名古屋に戻る。2019年11月に本屋に行きたくなるフリーマガジン『読点magazine、』を刊行。
https://www.touten-magazine.com/

【参加クリエイタープロフィール】

伊藤敦志
グラフィックデザイナー。名古屋を拠点に美術館などの展覧会ポスターや企業・ショップ・イベントなどのグラフィックデザインを手がける。昨年、5年をかけて描き上げた初の漫画著書「大人になれば」を発表。土屋鞄製造所の2019年XmasキャンペーンイラストやMilK JAPON誌の特集イラストなども手がける。

IWAPPEN(岩井宏和)
堀江紡績(ホリボウ)所属。オリジナル刺繍ワッペンブランド「Iwappen」 を立ち上げる。「SILK ROAD SHOW」 映画を題材にしたシルクスクリーン、ワッペン作品を個展で発表。

熊木まりこ
イラストレーター。88年東京生まれ 武蔵野美術大学卒業。イラストレーション青山塾に通塾後、雑誌やWEB等様々な媒体で活躍中。のびのびとしていて気持ちの良い、風景や人物のイラストが得意。海外旅行とサウナが大好き。40か国以上に行ったことのあるトラベルラバー。
Web marikokumaki.com 、Instagram/Twitter @marikokumaki

コルシカ
1983年中野区生まれ。日本デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業。美學校「絵と美と画と術」受講。商業イラストレーション、漫画の他、動画、アート等制作。自費出版で学習まんが「アフォーダンス」「記号とアブダクション」等を制作。

サヌキナオヤ
京都市生まれ。小説の装丁や書籍雑誌のイラストを手がけるほか、漫画執筆、アニメーション制作など。アートワークを担当するバンドHomecomingsと共に、映画と音楽のイベント「New Neighbors」を共催している。Homecomings福富優樹との共作漫画「CONFUSED!」が発売中。

高橋将貴
イラストレーター。1973年東京都生まれ。東京造形大学卒業(彫刻専攻)。SPA東京装画賞第1回・第2回入選。本の装画や挿絵の仕事がとても好き。愛読書は「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(トム・ストッパード)など。

藤七海
福岡出身。デザイナー、イラストレーター、zineを作る人。デザイン、写真、イラスト、文章、編集全てを手がけるzineを不定期で発行しており、Tokyo Art Book FairやZINE SONIC、代官山蔦屋書店などで販売。旅行先では必ず本屋さんを探してしまうほどの本好き。

ヘロシナキャメラ
イラストレーター。1983年新潟生まれ、長岡造形大学視覚デザイン学科卒業。アクリル絵具やクレパスなどを使用し、楽しくて切ない絵を好んで描く。国内各所での個展開催 広告、web、雑誌、書籍、壁画、CDジャケットなど様々な媒体で活動中。

ヨコイエミ
漫画家・イラストレーター。愛知県名古屋市在住。愛知県立芸術大学デザイン科卒業。小学館 月刊プチフラワー(現フラワーズ)より「わたなべえみ」で漫画家デビュー。その後「ヨコイエミ」として漫画雑誌・広告方面で活動中。著書 :「パズル」全3巻 (小学館)「カフェでカフィを」1・2・3巻〜(集英社クリエイティブ)好物 : 香物(特に珈琲、檸檬、茗荷、茉莉花)・鰯・鉛筆と紙・サウナ

WASHIO TOMOYUKI
独学で絵画を学び、イラストレーション、グラフィックデザイン、アニメーション、写真、オリジナルモチーフの「手君(TEKUN)」を用いた立体物やファッション、屋内外での壁画など、メディアや手法を限定せず多彩な作品を制作。音楽やストリートカルチャーに精通し、日常から地続きの世界を遊び心ある筆致で描いている。主な展覧会に「粟津潔、マクリヒロゲル 1『美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス』」金沢21世紀美術館、石川「Very Addictive Re-Extension of Aesthetics in Daily Life」銀川当代美術館、銀川(中国)「あいちトリエンナーレ 2019 情の時代 Taming Y/Our Passion」など。
http://thisworld.jp/

 

 

2020-06-04 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

vent de moe new fans exhibition 『明日のブーケ』

vent de moe new fans exhibition 『明日のブーケ』
2020年7月9日(木)~7月13日(月)

扇子をはじめとするvent de moeのアートワークの息づかいを感じられる商品を発表します。
この夏に向けた手紙のような、ブーケのような扇子や小物たち。

ぜひご来店ください。

光や匂い、きらめきや陰影も、
喜びや悲しみ、
野の花も、道端の小石も
誰かの考え、私の思考、
戯曲や詩、ウソの話や散文も、
ひと纏めにしたブーケのような扇子を作りたい、
この思いをもとに新作を発表致します。
未来を歩く、私たちの花束でありたいと願っています。

instagram: @vent.de.moe

vent de moe / 小 林 萌
ヴァン・ドゥ・モエ
自由でコンテンポラリーな扇子屋
アートワーク、挿絵なども手掛けます

 

 

2020-06-04 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

ナガノチサト個展『きょうのできごと』

 

ナガノチサト個展『きょうのできごと』
2020年7月18日(土)~8月3日(月)

 

忘れてしまえなかったあの日々は
深く重なる層になり
強くしなやかな大地が育つ
降り注がれている光に気づくほど
わたしは豊かな森になる

重なって 離れて また重なって
いくつもの季節を越えて咲いた花々を
小さな声で届けていきたい
よく晴れた日に思った きょうのできごと

ナガノチサト
雑誌の挿絵や装画、WEB、パッケージやフライヤー、アパレルブランドとのコラボ商品のデザインなどでイラストを展開。
近年では、商業施設のイメージビジュアルなど幅広く活動中。
HP:www.von3.com
Instagram:@chisato_nagano


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【展示の様子】

ON READING GALLERYでは2018年に続き2回目。
届いて絵をほどきながら、思わず声が出てしまいました。緻密で繊細、でも同時に力強さを兼ね備えた作品は、2年前と比べても明らかにパワーアップしています。

すべて、ゲルボールペンで一本一本引かれた線の集積で描かれています。その途方もない制作時間を思って、つらくならないの?と(愚かな)質問をしてしまったところ、

「やっぱりときどき意識飛んでるときはありますけど(笑)、背景の重ねている線も、人物や植物の輪郭の線も、同じように絵を構成している線だと思っています。時間はかかっても、線を描いている時間は幸せなものでした。」

とお話してくださいました。

今回展示している作品はすべて、この数か月の間、まさにコロナ禍で描き下ろされた作品です。以前から、ふと耳にした言葉や、見かけた人々から想像力を飛ばして、可視化も言語化もできないような、人と人との間にあるものや、感情を描き出していたナガノさん。今回は、自分の意識の中へと深く潜っていって描かれた作品が多いように感じられます。それはきっと、見ている私たちのこころの奥底にもつながっている気がします。

絵を見ている皆さんを見ていると、ぐっと意識が集中していくのが感じられます。作家の描いた一本一本の線を辿っていくことは、ナガノさんが絵と向き合った時間を追体験しているようでもあり、自分自身の記憶の旅をしているようでもありました。

あるお客さんが、ナガノさんの作品は、“祈り”のようだと話してくれました。この揺れる日々の中でそれでも積み重なっていく、「きょう」。ナガノさんが展示に寄せたテキストにあるように、うれしいこともかなしいことも、積み重なっていつかきっと強い大地に、豊かな森になっていきますように。

このような状況の中でご来場いただきました皆さん、気にかけてくださった皆さん、そして「いま、出せるすべてを描き切れた」と渾身の作品群をつくってくださったナガノさん。本当にありがとうございました。

2020-06-13 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

2020年6月13日(土)SHIN SASAKUBO “PERSPECTIVISM” RELEASE ONLINE LIVE

 

SHIN SASAKUBO “PERSPECTIVISM” RELEASE ONLINE LIVE

2020年6月13日(土) 17 : 00~
会場:ON READING GALLERY
WASHIO TOMOYUKI Exhibition ”BREATHE – It’s not end of the world –”
入場無料:投げ銭のご協力お願いします。(完全予約制)
定員:5名
ご予約:下記フォームよりお申し込みください。

\\配信ライブはこちらからご覧いただけます。//
http://www.hinode.studio/breathe/

現代音楽とアンデス音楽を演奏するギタリストとして世界的に活躍中の、笹久保伸によるニューアルバム『PERSPECTIVISM』のリリースを記念して配信ライブを開催します。会場は本作のアートワークを手がけた、鷲尾友公の個展会場となります。
限定5名様のみ、会場で生でご覧いただけます。ご希望の方はご予約ください。

 

※必ずマスク着用でお越しください。
※発熱はもとより、かぜ症状等があるお客様はご来店をお控えください。

2020-06-08 | Posted in EventComments Closed