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【新入荷】MIZUGI / Osamu Yokonami 横浪修

『MIZUGI / Osamu Yokonami 横浪修』
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/6124

500部限定
サイン入り

ファッション誌、広告等で活躍する日本人フォトグラファー・横浪修の作品集。

今作は作者がかねてより制作してきた「Assembly」シリーズの延長上にありながら、人の体温や湿度といった生命力を感じることを目的として肌の露出が多い水着をテーマとして選び、とりわけクローズアップでの撮影を採用している。シリーズが持つ匿名性を「MIZUGI」にも引き続き与えることで、集団のポートレートとしての強さが引き立つ。

本作はフランスとスウェーデンを拠点とする出版社「LIBRARYMAN」の季刊写真集プロジェクト「Seasons Series」の一作目(Spring)として刊行。

あるカテゴリーにあてはまるアーティストたちが、一つの同じ条件のもと一冊の本の形で表現するという一貫した企画だが、それぞれの作家が持つ視点によって個々の違いが表出する。かつ、季節ごとに登場する作家のセレクションとコンテンツが各々の作品そのものを際立たせながらも、全作品集を通してサイズやページ数、デザインは統一される。四季を用いる手法は、韓国の映画監督キム・ギドク(Kim Ki-duk)の映像作品「春夏秋冬そして春(英題: Spring, Summer, Fall, Winter… and Spring)」(2013)から着想を得ており、四季を生涯に見立て様々な俳優陣が一人の主人公の一生を演じているこの作品は、湖中の庵に暮らす一人の父的存在が印象的である。この映像作品はとりわけ四季の風景の移り変わりに沿った物語の形式であり、そのことが主人公の成長に影響を与えているが、今回の企画「Seasons Series」は、各作品が季節の違いを感じさせつつも、シンプルかつ深遠なアイデア、その精神性や人間の情熱を軸とする。

 

2018-04-14 | Posted in NewsComments Closed 

 

【新入荷】うしとうそ とやまの土人形


『うしとうそ とやまの土人形』
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/6148

限定700部

民芸と関わりの深い地である富山で、今でも残る民芸品の「土人形」を、小野田陽一による美しい写真と、富山民藝協会の広瀬徹也のテキストで紹介した1冊。

かつて、幼い子ども達の遊び道具であった土人形は、時代の変化とともに普段の生活では見ることが少なくなりました。しかし、土の素朴な質感や形、1つ1つ違う手書きの愛らしい表情など、今でも惹き付けられる魅力があります。出版したのは、幼い頃から土人形に親しんでいたというデザイナーの宮田裕美詠。一冊一冊に金箔を貼り付けた丁寧なブックデザインも彼女の手によるもの。郷土玩具、土人形への愛情が込められた1冊です。

※表紙の金箔は面積が大きいため剥がれやすいですが、これは、とやまの土人形で「蛇目土鈴」という、割れたらこどもの魔除けになるものにちなんだものです。日本人のもろさを生かす美的感覚にも触れてほしいとの思いから採用された仕様となっております。

2018-04-14 | Posted in NewsComments Closed 

 

NOBUE MIYAZAKI exhibition 『See You Tomorrow』

 

NOBUE MIYAZAKI exhibition 『See You Tomorrow』
2018年5月2日(水) ~  5月21日(月)
作家在廊予定日:5月2日(水)、3日(木)、19日(土)、20日(日)、21日(月)

宮崎信恵(STOMACHACHE.)による初の絵本『See You Tomorrow』(ELVIS PRESS)の刊行を記念して、個展を開催します。絵本原画のほか、描きおろし作品等も展示、ZINEやグッズの販売も予定しています。

 

宮崎信恵(みやざきのぶえ)
1984年徳島生まれ。STOMACHACHE.として妹と共に雑誌などのイラストを手がける。その他、刺繍・パッチワーク・陶芸・木版画・俳句・自然農を実践する。現在「トーチweb」にて連載中。
http://stomachache.jp
http://nobuemiyazaki.tumblr.com
http://to-ti.in/product/ro-go

NOBUE MIYAZAKI 『See You Tomorrow』
published by ELVIS PRESS
hardcover 30cm/22cm 36P
edition of 1000 | 2,500 yen+tax

【展示記録】
NOBUE MIYAZAKI exhibition 『See You Tomorrow』

STOMACHACHE.としても活躍中の宮崎信恵の個展『See You Tommorow』が終了しました。

絵本「See You Tommorow」は、線画と水彩、転写をベースとして、陶器やキルト、木版など様々な素材で制作した作品がコラージュされています。今回の展覧会では、原画作品に加え、コラージュされた元の作品も展示しました。

学生時代は陶磁専攻で陶器の作品を作り、卒業後は、イラストレーターとして仕事をしつつ、キルトや刺繍などの布作品や、紙やアルミ缶など身近な素材で作品を作っています。

これまで彼女の作品を観てきて感じることといえば、例えば料理を作ったり洗濯や掃除をしたり、散歩をするのと同じように、生活と地続きに、日々の営みとして作品を作っているのだということ。自分と向き合いながら素直に作為なくつくられたその作品には、「生きる」ことそのものが表現されているように感じます。

今回、ELVIS PRESSからこの絵本を出版することになったのは、2014年に行われた宮崎信恵さんの個展で、私家版としてつくられた1冊を見たことからでした。その表現方法や添えられた言葉に、感動した私たちは、一緒に絵本をつくろう、と話を持ち掛けました。最初は全く新しい作品で、と考えていたのですが、本作は普遍的なテーマでもあるし、より多くの人に見てほしいと今回の出版に至りました。

展覧会は終わっても、絵本はいつでも開くことができます。自分の今の気持ちや状況によって、響き方が変わるんじゃないかなと思います。

「また明日」は、この世界への、自分への、読者への挨拶で、来るべき「明日」を肯定する言葉だと思います。

繰り返される毎日。何かをしてもいいし、何もしなくてもいい。わたしたちにはその自由がある。
ひとりで考えたり、ひとりで立つこと、自分の心に問いかけること、ここにはいない誰かを思うこと。
外からの刺激が多くて、そうした時間をなかなか持てずにいる方も多い今、この絵本の世界は、自分自身との対話を促してくれるのではないかと思います。

今、宮崎さんが連載しているトーチwebでも、日々のエッセイや、近年取り組んでいる俳句、短歌が読めます。これを読むと、彼女がどういう生活の中で、こういうものを作っているのかがより分かっていただけるのではないかと思います。こちらも併せてどうぞ。
http://to-ti.in/story/tuti_no_ue01

絵本『See You Tommorow』は、店頭、オンラインショップで販売しております。ぜひお手に取ってみてください。

2018-04-06 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

Yuri Hasegawa Exhibition 『Undone』

 

Yuri Hasegawa Exhibition 『Undone』
2018年4月21日(土)~ 5月13日(日)

著名人やミュージシャン、どこかで見たようなキャラクターをモチーフにぬいぐるみ作品を発表するアーティスト、長谷川有里による個展を開催します。

 

長谷川有里 | Yuri Hasegawa
三重県生まれ。東京を拠点に、近年ぬいぐるみ作品を制作、発表している。2017年に作品集『Since I First Met You』(Utrecht)をリリース。
http://yurihasegawaart.blogspot.jp/
https://www.instagram.com/yurippe85/

2018-03-11 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

春の「いつもやっていること文化センター」at ON READING

 

春の「いつもやっていること文化センター」をご案内します。

「いつもやっていること文化センター」は、日々の暮らしを気にかけながら、雑談したり、相談したり、集うことのできる場所として、ホモ・サピエンスの道具研究会が運営している文化施設です。

ただ、センターというわりに、いつもは場所をもたず、運営上、誰かに求められてはじめて現実に開設されます。今回はON READINGでの開設となります。

ON READINGでは、3月の開設につづき、4月と5月も、「いつもやっていること文化センター」を開設することにしました。

4月は、以前の集いの機会に参加を逃した方々のために、「日々の暮らしをなぞるたのしみ(考え方と書き方)」をロングバージョンで。5月は趣をかえ、日曜日の朝に、少しだけ余裕をもって休日を過ごせるような集いを開きます。

 

2018年4月12日[木]20:00~21:00
いつもやっていること文化センター:日々の暮らしをなぞるたのしみ(考え方と書き方)
参加費:1,000円(定員6名、要予約)

※下記フォームよりお申し込みください。

いつもやっていることを、ただなぞってみる。それだけのことでもちょっとしたズレが生まれ、少しだけ宙に浮かべた感じになったりします。俯瞰して、何かがすっきり見えるようになるわけではないけれど、そうして生まれた落差が引っかかりになって、思いがけず、さきに進めたりもする。『生活と研究-世界をきちんとあじわうために-』を手引としつつ、それらをたのしむ練習の時間にしたいと思います。いつもやっていることにどこかで埋もれて、距離をとれなくなっている人は、ぜひ参加してみてください。

 

2018年5月20日[日]10:00~11:30
いつもやっていること文化センター:朝の集い
参加費:1,500円(定員6名、要予約)

下記フォームよりお申し込みください。  定員に達しましたので受付を終了しました。

「いつもやっていること文化センター」は、いつもやっていることを気にかけたいと思っている人なら誰でも利用することができる施設です。家庭や職場、学校や友人との集まりでも話をするのは、いつものこと。でも、どんなに話をしても、話題にすらされない「いつもやっていること」があったりするものです。

もし、そうした捕まえようのない、いつものことを、たまたまでも、うまく捕まえられたなら、それはもう大きな発見なのではないでしょうか。この朝の集いは、ただ集まって、お茶を飲みつつ、話しをするだけなのですが、思いがけず見つけてしまうような何かを期待しながら、一日を始めたいとお考えの方は、ぜひ参加してみてください。

 

定員に達しましたので受付を終了しました。

 

自動配信メールが届かないときは、以下の場合が考えられます。

*迷惑メール設定をしているため
→ info@elvispress.jp  からメールが届くように設定し、お申込内容をメールでお送りください。

*メールアドレスの記入間違い
→ 正しいメールアドレスをご連絡ください。

お電話でもご確認いただけます。 052-789-0855(ON READING)
営業時間 12:00~20:00 火曜定休

尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%

ホモ・サピエンスの道具研究会
生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者を中心メンバーとするリサーチ・グループ。今回の企画は、山崎剛・木田歩・坂井信三が設計を担当。
http://twitter.com/sapiensneipas

 


増補新装版 「世界をきちんとあじわうための本」
A5判変型|92頁 2016年9月発行
定価:本体1,700円+税
発行・発売:ELVIS PRESS

2018-04-04 | Posted in Event, NewsComments Closed 

 

KOKOLIS exhibition vol.6

KOKOLIS exhibition vol.6
2018年4月18日(水)~4月30日(月)
at ON READING GALLERY

革小物ブランド「KOKOLIS」の第6回展示受注会を開催します。
ポシェットの新作を中心に、お財布やトートバッグなど様々なアイテムをご用意しました。商品はすべてセミオーダーメイド。サンプル品をベースに、あなたの好みに合わせたオリジナルの一点を制作いたします。

KOKOLIS
「気軽に、品良く。日常づかいのレザークラフト。」
KOKOLISは、ハンドメイドの革鞄と小物のオーダーメイドブランドです。気張らず使いやすいデザインと、長く愛用できる丈夫で丁寧なつくりにこだわり、デザインから染色、縫製、仕上げまで、一点一点すべて手作業で製作。ご要望をお伺いしながら、お客様だけの「一点もの革製品」をじっくり丁寧にお届けいたします。
http://www.kokolis.jp/

 

2018-03-22 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

Jun Iizuka Solo Exhibition 『1/IMAGE』


Jun Iizuka Solo Exhibition 『1/IMAGE』

2018年4月5日(木)~4月15日(日)
at ON READING GALLERY

私たちは、日常的に膨大な量の画像を画面越しに眺めています。現代においてのイメージとは、細部まで意識が及ばずに消費されていくものになりました。飯塚純の”1/IMAGE”は、デジタル画像を構成している最小単位の色信号、ピクセル(Picture Cell = 写真の細胞)をモティーフに制作している作品です。本作は、何らかの写真から抽出した色彩をイメージの断片として提示することで、私たちが現代において忘れつつある「想像」の感覚を再び想起させようとアプローチしたものです。

アーティストトーク
4月15日(日) 18:00 ~ 飯塚純(美術家) × 福嶋幸平 ( 美術家・Gallery Yukihira/shuuue 代表 )

入場無料

トークゲストに美術家であり、ギャラリーの代表も務める福嶋 幸平さんを招き、今回の展示作品を飯塚純さんと解説しながら、現代における写真表現のあり方について紐解いていきます。記憶とは何か、写真やイメージとは何か、を今一度考えるきっかけになればと思います。

<SPECIAL EVENT>
FOREST MEMORY GAME @ ON READING
4月14日(土)、4月15日(日)| 13 : 00 – , 16 : 00 –

参加費:3,500円(フォレストメモリーゲームBOX付)
定員:各回5名程度(要予約)
予約:下記フォームよりお申し込みください。

アートブックレーベルDOOKSからリリースした飯塚純の作品「FOREST MEMORY GAME」の体験イベントです。ルールは、『神経衰弱ゲーム』をベースにした内容ですが、ペアが揃わない場合はカードを元に戻すことができません。そのため、ミスをすると表と裏が入れ替わるため、深い森へと迷い込んでしまいます。プレーヤー達は、作家のもつ『森で迷った記憶』を追体験しながら、脱出を目指していきます。限定300セット。体験イベント後に、1セットをお持ち帰りいただけます。

飯塚 純 Jun Iizuka  
1987年新潟県生まれ。横浜美術大学卒業。記憶の3段階(記銘、保持、想起)を主題に、特定の表現技法に依ることなく作品を制作している。近年では、医療現場で用いられる記憶テストから着想を得た作品「フォレスト・メモリーゲーム」や、想像と心象に関する作品「ピクチャー・セル・キューブ」シリーズを発表。主な展示として、「新章風景#2-現代における風景写真の在り方-/東京都美術館」や「REPHOTOGRAPH/BOOKS f3(2017)」、「新章風景-現代における風景写真の在り方-/ターナーギャラリー(2015年)」など。主な出版物として、「THE LAST DRIVE」「STARDUST」「REPHOTOGRAPH」(全てDOOKS出版)などがある。
www.juniizuka.net

 

2018-02-14 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

【新入荷】Ango(日本語版) / Daido Moriyama 森山大道


『Ango(日本語版) / Daido Moriyama 森山大道』
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/6138

1947(昭和22)年に発表された坂口安吾の短編小説『桜の森の満開の下』に、森山大道が撮り下ろした桜の写真作品を加え、新たに編集し造本した1冊。ブックデザインは町口覚が手掛け、漆黒に浮かび上がる桜がなんとも艶やか。本としての存在感に溢れた書物となっています。

虚空の下に
敬愛する二人の先人の其々の桜を、 一冊の本という空間の中で交配させてみたい、 という衝動で僕は、この本を編集し造本した。 そして、桜の花びらと 冷めたい虚空がはりつめているばかりの 書物が完成した。何もない空間が、桜の森の満開の下にある と教えてくれた坂口安吾さん、 何もない空間を、意味なきままに埋め尽くす 半世紀前の桜の花びらと現いま在の桜の花びらを手渡してくれた森山大道さんに、 深く感謝いたします。
― 町口 覚

 

2018-04-14 | Posted in NewsComments Closed 

 

花松あゆみ 個展 『ほんの風景』

花松あゆみ 個展 『ほんの風景』
2018年3月24日(土)~4月16日(月)
at ON READING
※在廊日:4月14日(土)15:30~20:00

主にゴム版画によるイラストで書籍、雑誌等で活躍中のイラストレーター、花松あゆみによる個展を開催します。

本が1冊、そばにあるだけでうまれる風景があります。
暮らしのなかに本があることで現れる、ほんの些細な風景たちを版画で描きました。版画の展示のほかに、これまで作ってきた手製本やポストカードなども並びます。ぜひあわせて見ていただけたら嬉しいです。

花松あゆみ
青森県出身、東京都在住。おもにゴム版画による作品制作。『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』(朝日出版社)や『月のこよみ』(誠文堂新光社)の装画など、書籍や雑誌等でイラストレーターとしても活動しています。
http://ayumihanamatsu.petit.cc/

2018-02-08 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

suginoharumi×irugmod 『うつっていく、かわっていく』

suginoharumi×irugmod『うつっていく、かわっていく』
2018年3月21日(水)~4月2日(月)
at ON READING GALLERY
※作家在廊予定日 3月21日(水)、3月24日(土)、25日(日)、31日(土)、4月1日(日)

イラストレーター・suginoharumi、金属作家・irugmodによるふたり展を開催します。

蕾から花が咲き、葉が茂って落ちていく
ふだん気にとめていない周りでおきている変化
それは当たり前のようで当たり前ではないこと
季節はうつっていく、かわっていく
そこにスポットライトをあててみました。

ふたりの視点で集めた季節がたくさんつまった展示となっています。うつりかわりの空間へ、遊びにいらしてください。

期間中はsuginoharumiの紙雑貨や、irugmodのアクセサリーも販売。
作家在廊日やお知らせはHP・SNSに記載します。

instagram: harumi×irugmod
twitter: @harumi_irugmod

suginoharumi|イラストレーター
山や森の、そこに集う人々や歴史など魅力的に思う光景を色鉛筆で表現している。イラストを用いた紙雑貨なども制作。

irugmod -イルグモッド-|金属作家
ジュエリー会社に勤めたのち、自然にあるものをモチーフにアクセサリーなどを金属で制作している。アクセサリーユニット「OHO」としても活動中。

2018-02-08 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

ホモ・サピエンスの道具研究会「いつもやっていること文化センター」を開設します。

ホモ・サピエンスの道具研究会「いつもやっていること文化センター」を開設します。
2018年3月8日(木)~ 3月21日(水祝)

このたび、ホモ・サピエンスの道具研究会は、3月8日から3月21日のあいだ、ON READINGの店舗内に文化センターを開設することになりました。

ON READINGの出版部門ELVIS PRESSより『世界をきちんとあじわうための本』を出版していただいてから、1年ちょっとが経ちました。本は、読んだら終わりという人もいるかと思いますが、世界をきちんとあじわうたのしみは、特にそれを終える理由がないものだったりします。ホモ・サピエンスの道具研究会は、この先も、あの本のことをたまに気にかけては、世界とのやりとりをたのしんでいる人たちと、どこかで関わりながら活動をつづけてゆきたいと考えています。

というわけで、ホモ・サピエンスの道具研究会は、ON READINGの空間をお借りして文化センターを開設することにしました。これまでON READINGでは展覧会やトークイベントをやらせてもらいましたが、それらはどれも見たり聞いたりするために来ていただくものでした。今回、開設します文化センターは、それらとはすこし違います。大事にしたいのは、イベントとして受け渡す関係ではなく、施設として使うことではじまる関係。なので、みなさん、ぜひ使うために来てください。見て終わり、聞いて終わりではないような、使うことでつづいてゆく文化施設をめざして、「いつもやっていること文化センター」をオープンしたいと思います。

【展示】ON READINGにいる、文化センターにいる
-いつもやっているやりとりのなかで、ちょっとだけかわる-
3月8日(木)- 3月21日(水祝)

いつもやっていること文化センターの開設中も、当然のことですが、ON READINGはいつもと何もかわらず通常の営業をしています。いつもとかわらぬ店舗で営まれる、いつもとかわらぬやりとり。そして、そのいつものことを扱う文化センター。今回の展示は、ON READINGの店舗内でおこなわれている「いつもやっていること」が前提となります。本屋さんなのだから、本を探して見てまわるのはあたりまえのことだけど、ON READINGに来てやっていることって、本当にそれだけのこと?

【説明会】いつもやっていること(文化センター)の使い方
3月10日(土)19:00 ~ 20:00
入場無料

本屋さんに行く時も、ホームセンターに行く時も、たいてい理由があって、そこで何をすべきかに悩んだりはしない。それに比べて、いつもやっていること文化センターは、どこにもまだない施設なので、何のために行くのかも、そこで何をしたらいいかもわからないはず。でも、ふるまいがまだ決まっていないことは、そこで新しい何かが生まれるかもしれないということでもあります。『世界をきちんとあじわうための本』が出てから1年が経ち、そして、今、いつもやっていること文化センターを開設するにあたって、この説明会では、集える場所があるということをきっかけとした、これからのことを話したいと思っています。まずは、それぞれの使い方を見つけるためにも、みなさん聞きに来てください。

【集い1】日々の暮らしをなぞるたのしみ(考え方と書き方)
3月11日から21日までの月・金曜日 14:00 ~ 14:30 と 水・木・日曜日18:00 ~ 18:30
定員6名|参加費500円 予約優先(下記フォームよりお申し込みください。)

いつもやっていることを、ただなぞってみる。それだけのことでもちょっとしたズレが生まれ、少しだけ宙に浮かべた感じになったりします。俯瞰して、何かがすっきり見えるようになるわけではないけれど、そうして生まれた落差が引っかかりになって、思いがけず、さきに進めたりもする。『生活と研究 -世界をきちんとあじわうために-』を手引としつつ、それらをたのしむ練習の時間にしたいと思います。いつもやっていることにどこか埋もれて、距離をとれなくなっている人は、ぜひ参加してみてください。

 

【集い2】かたづけることを簡単にはかたづけない
3月18日(日)14:00 ~ 15:00
定員8名 | 参加費1,500円(お茶とお菓子付き) 要予約(下記フォームよりお申し込みください。)

いつもやっていることには、型があります。でも、型を身につけてしまうと、型があるのも忘れてしまう。いつもやっていることを、いつもやれるようにしている、いくつもの形式に注意を向けてみると、いつもやっていることの深みが、時々ですが、沁みだしてきたりもするものです。『箱にしまうこと 箱をしまうこと』を手掛かりにしながら、いつもやっていることの形式に、頭をかかえる時間にしたいと思います。いつもやっていることにどこか引っかかりを感じ、もやもやしてる人は、ぜひ参加してみてください。

 

【集い3】夜の文化センター
3月12日(月)19:30 ~ 21:30 、 3月16日(金)19:30 ~ 21:30
定員6名 | 参加費2,000円(ドリンク付き) 要予約(下記フォームよりお申し込みください。)

明るいうちは仕事や学校があって、なかなか来れない人のために、夜の文化センターを12日と16日の夜にだけ特別に開設します。文化センターを開設した目的のひとつは、いろいろな利用者が集える場所を準備することでもありました。集うことで、生まれるかもしれない新しい何か。いつもは、ふわっと文脈を抜きにすべての人に関わりのありそうなテーマを扱うホモ・サピエンスの道具研究会ですが、夜の文化センターでは、それとは反対に、集まってくださったみなさんの個別の文脈を大事にしながら、ゆったりと、いろんな可能性を含んだお話ができたらいいなと思っています。すでにある何かをこんなふうに使ってみたいといつも悩んでるような人は、ぜひ参加してみてください。

 

 

ホモ・サピエンスの道具研究会
生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者を中心メンバーとするリサーチ・グループ。今回の企画は、山崎剛・木田歩・坂井信三が設計を担当。
http://twitter.com/sapiensneipas


増補新装版 「世界をきちんとあじわうための本」
A5判変型|92頁 2016年9月発行
定価:本体1,700円+税
発行・発売:ELVIS PRESS


箱にしまうこと 箱をしまうこと
20.5cm×12.5cm|20頁
箱入り
限定200部
定価:本体1,500円+税
発行・発売:ホモ・サピエンスの道具研究会

2018-02-14 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

ナガノチサト個展 『生活の線-かさなり-』

 

ナガノチサト個展 『生活の線-かさなり-』
2018年3月3日(土)~3月18日(日)
at ON READING GALLERY

雑誌の挿絵や書籍の 装画、サカナクションへのイラスト提供など、現在様々な分野で活躍しているイラストレーター、 ナガノチサトによる個展を開催します。

毎朝同じ電車のあの人
向かい合うふたり 隣テーブル 沈黙が続く喫茶店
今日ここへ同じ時間に訪れたという偶然
別れがたいあのふたりはきっと離れて暮らしてる
ぽつぽつと光が灯る街 夜を知らせるサイン
離れた場所で起きていた事実 ただひたすらに祈ること
「ただいま」「おかえり」

気がつかないくらい自然に
生活は誰かと、見えない何かと かさなりあっている
離れたり 繋がったり 形を変えてもそれは確かに在る
私とあなたをつなぐ線

ナガノチサト
雑誌の挿絵を中心に、装画、WEB、パッケージや洋服のデザインなど幅広く活動中。主な仕事に、「CREA/文藝春秋」連載の挿絵、「ベリベリーグッド/松浦弥太郎」装画、WEBイラストとして「資生堂 花椿」「高島屋 未来研究所 F.I.N」などがある。
http://von3.com

 

 

【展示記録】
ナガノチサト個展 『生活の線-かさなり-』

 

人間観察が好きで、喫茶店やファミレスなどでも周りの人たちが気になってしまう、というナガノチサトさん。

極細のペンで精細に描かれた彼女の作品は、静謐さを漂わせながらも、描かれた人物の視線やしぐさが絶妙な空気を醸し出し、時に滑稽であったり、悲哀を感じさせたりと、奥行きのある表現が為されています。

 

 

いきいきとした余白から生まれる、彼らの存在感。
絵をずっと眺めていると、「存在する」ということ、そのものを描いているのではないかと思えてきました。日常でふとすれ違った、名前も知らない誰かの存在を、きっと大切に想って描いているのだなと。

 

 

在廊中も、少しでも時間が空けばスケッチブックを取りだし、ペンを握って描いていたのが印象的でした。「描く」ことが、こんなにも自然に、生活の営みとして行われているのを目の当たりにして、ますますナガノさんの作品が好きになりました。

 

2018-01-28 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

植本一子 写真展『降伏の記録』

植本一子 写真展『降伏の記録』
2018年2月10日(土)~2月26日(月)
at ON READING GALLERY

当店で3度目となる、写真家・植本一子による個展を開催します。

本展は、最新刊『降伏の記録』(河出書房新社)の出版を記念しての写真展です。「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」と、自身が日々暮らしていく中で抱えた葛藤や迷い、不安、痛み、喜び、生きることすべてを、まっすぐな文章で綴ってきた彼女。その文章からは、生きていくことへの意味、豊かさを、改めて想起させられます。

本展では、末期癌の夫の繰り返される入退院、それをみつめる子どもたち、絶縁したままの母親との関係などを記録した「降伏の記録」に収録されている写真作品に加え、ここでしか見ることのできない約50点の作品を展示します。

また初日の2月10日(土)にはトークイベントも予定しています。
(※ご予約受付・詳細は近日中にアップします。)
※予定しておりましたトークイベント、在廊は都合により中止となりました。

【SPECIAL EVENT】「植本一子の写真と本をあじわう時間」
今回の展覧会では、書籍「降伏の記録」が書かれた時期に撮られた写真を展示しています。

本作は、日々の中でシャッターを押し、記した、写真と言葉で残された日々の記録です。本を読んで展示を見ると、書かれていたシーンが思い起こされ、展示を見てから本を読めば、会場でご覧いただいた写真が思い浮かぶことでしょう。植本作品にとって表裏一体である、写真と本をあわせて鑑賞できる機会は貴重なのでは、と思い至り、それを存分に味わっていただける時間をご用意することにいたしました。

「植本一子の写真と本を語る時間」
2018年2月22日(木)20:00~21:30
定員6名|参加費1000円(お飲み物つき)
要予約:下記フォームよりお申し込みください。 ※定員に達しました。

今回の展示ではご来場の方とたくさんお話をしています。夫婦、親子、恋人など、人とのかかわりの中で存在する「自分」について。そして、良くも悪くもついて回る「家族」について。植本さんの作品は、私たちが抱える普遍的な様々な問題を浮き彫りにしながら、そこに向き合うことをあきらめません。そんな彼女の姿が、私たちの心を打つのだと思います。

また、植本さんが日々の生活の中で捉えた、家族や友人たちの写真は、私たちの日々が小さな奇跡の集積で成り立っているんだということを静かに教えてくれているようでもあります。

植本さんの作品は、”赤裸々”と言われがちですが、当然ながら“書かないこと”があるそうです。だとすれば、ここに「書かれていること」とは何か。植本一子の著作を前に、私たちの前に置かれている問いとは何か。日々を記録して、生きていくということ。あたらしい家族の形とは。みなさんと一緒に考えていければと思っています。

※「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」のうち、どれか1冊お読みいただいた上でご参加ください。

「植本一子の写真と本を読む時間」
2018年2月28日(水)14:00~15:30 | 19:30~21:00 
各回定員8名|参加費500円(お飲み物つき)
要予約:下記フォームよりお申し込みください。

植本さんにとって、表裏一体である「写真」と「日記」を同時に鑑賞する時間です。お席と、お飲み物をご用意いたします。なかなかできない体験をゆっくりとお楽しみください。

書籍はご持参いただくか、当日店頭でご購入ください。(お取り置きも承りますので、ご予約時に備考欄にてお申し付けください。品切れの場合もありますのでお取り置きを推奨します。)
「降伏の記録」は只今品切れ中です。。。
・各自が自由に本を読みながら写真をみる時間です。読書会とは異なりますのでご了承ください。
・基本的には「降伏の記録」をお読みいただくことをお勧めしますが、他の本がよければ他の作品をお持ちいただいても大丈夫です。

 


植本一子(うえもといちこ)
1984年広島県生まれ。2003年にキャノン写真新世紀で荒木経惟氏より受賞し写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活動。13年より自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。著者に『働けECD―わたしの育児混沌記』、『かなわない』、『家族最後の日』、共著に『ホームシック―生活(2~3人分)』(ECDとの共著)がある。
http://ichikouemoto.com/


降伏の記録 / 植本一子
河出書房新社/1,944円(税込)
https://artlabo.ocnk.net/product/5949

 

【展示記録】
植本一子「降伏の記録」写真展 

 

「自分の昔の写真見たら、また悲しくなってきました…でも撮っておいて良かったなって。」

(2018/02/10 twitter https://twitter.com/dj_anzanより)

 

植本一子さんの作品は、写真と言葉で残された日々の記録です。ON READINGでは、(二人展を含めると)4回目となる今回の展覧会は、書籍「降伏の記録」が書かれた時期に撮られた写真が並びました。

植本さんが生活の中で捉えた、家族や友人たちの写真は、私たちの日常が小さな奇跡の集積で成り立っているんだということを静かに教えてくれているようでもあります。

今回の展示ではご来場の方とたくさんお話をしました。夫婦、親子、恋人など、人とのかかわりの中で存在する「自分」について。そして、良くも悪くもついて回る「家族」について。植本さんの作品は、私たちが抱える普遍的な様々な問題を浮き彫りにしながら、そこに向き合うことをあきらめません。そんな彼女の姿が、私たちの心を打つのだと思います。

 

本を読んで展示を見ると、書かれていたシーンが思い起こされ、展示を見てから本を読めば、会場でご覧いただいた写真が思い浮かぶ…。植本作品にとって表裏一体である、写真と本をあわせて鑑賞できるこの機会は貴重なのでは、と思い至り、会期の後半に二つのイベントを企画しました。

「植本一子の写真と本を語る時間」では、植本さんの写真や本についての話から、それぞれの家族について、人との「向き合い方」の違いについてなど、7名の参加者と様々な話をしました。互いの”物語”を持ち寄って、分け合い、終わった後には少し別の場所にいる、そんな特別な読書体験が植本さんの作品を媒介にして可能になった濃厚な夜でした。

また、一日だけ会期を延長しての「植本一子の写真と本を読む時間」では、植本さんの写真に囲まれて本を読むという贅沢な時間をご用意しました。1時間ほど自由に読書をしていただいた後には、急遽ご在廊くださった植本さんと、参加者の方たちとの交流の時間も。好きな場面や、写真と日記の違い、悩み相談なんかも飛び出してにぎやかな時間になりました。

植本一子の著作を前に、私たちの前に置かれている問いとは何か。日々を記録して、生きていくということ。あたらしい家族の形とは。展覧会が終了しても、日々はこれからも続いていきます。いつまでも答えはでないし、話は尽きることはないでしょう。これは、植本さんの作品の懐の広さゆえのことだと思います。

2018-01-19 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

岩月ユキノ 個展『緑と生活』

岩月ユキノ 個展『緑と生活』
2018年2月21日(水)〜3月5日(月)
at ON READING

私は「日々の暮らし」というものをとても愛している。
家族の洗濯物を洗ったり、部屋をきれいに整えたり、
食べたいものを作ったり、庭の手入れをしたり…
そういう日常の細々としたことの一つひとつが私にはとてもいとおしく感じられるのだ。
そして美しいと思う。
それは芸術においても同じことで、私の思う「美」はいつも生活の中にあるのであって
生きることのリアリティを感じさせてくれるものこそが美だと思っている。
だから私は自分の畑で育った野菜の美しさを描きたいと思うし、
庭に干した洗濯物に日が当たって輝く様を描きたいのだと思う。
本当の「美」は日常から切り離された異空間にあるのではなく、生活の中にこそある。
それを表現したくて私は絵を描いている。
今回は、その中でも特に「植物」をキーワードに作品を選んで展示することにした。
単なる植物ではなく、あくまで「生活の中にある植物」だ。
私の胸を打ったささやかな美しさが、見に来て頂いた方にも届くよう願って。

岩月ユキノ
1998 金沢美術工芸大学視覚デザイン科卒業
1975 愛知県生まれ
主な個展歴
2017「みる2017」MEGUMI OGITA GALLERY/ 東京
2015「みる2015」Showcase MEGUMI OGITA GALLERY/ 東京
2014「みる2014」MEGUMI OGITA GALLERY/ 東京

2018-01-19 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

【新入荷】STILL LIFE / 題府基之 Motoyuki Daifu

 

STILL LIFE / 題府基之 Motoyuki Daifu
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/5265

 

500部限定

「Lovesody」(Little Big Man Books、2012年)、「Project Family」(Dashwood Books、2013年) といった写真集を発表し、2014年には国際的な写真賞「Prix Pictet」にノミネートされ、国内外で高く評価されている注目の写真家、題府基之による写真集。

題府は一貫してプライベートを主題に既存の文脈をユーモラスにかき乱すような作品を発表しています。かつての恋人とその息子の関係性を撮影した「Lovesody」、自身のカオティックな家庭環境を被写体にした「Project Family」は、極めて個人的な対象でありながら客観的な眼差しが向けられ、巧みな編集によって構成された作品です。

本作「STILL LIFE」シリーズも「Project Family」と同様に題府の実家が舞台であり、そのダイニングテーブルの上で撮影が行われています。母の作る料理、スーパーマーケットで購入された食品、カラフルなお菓子のパッケージ、机上に散らばる日用品。それらの無秩序なアンサンブルは、家族が奏でる不協和音のようであり、俯瞰からフラッシュで撮影され幾何学的な色彩を放ち、見る者の目を惑わせます。そして私たちはお惣菜のパックに記載された賞味期限のラベルによって、日常に引き戻されることになります。ダイニングテーブルにおける日記の要素も孕んだ食卓写真は、日本の秩序と混沌が共存する新しい静物画として成り立っています。

同シリーズは現代美術のギャラリーMisako&Rosenでの個展(東京、2014年)で発表されています。様々な領域を横断する活動を見せる題府の特徴を体現する、意欲的な作品です。

2018-05-13 | Posted in NewsComments Closed