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臨時休業のお知らせ:2017年10月5日(木)~10月8日(日)

2017年10月5日(木)~10月8日(日)の期間、誠に勝手ながら臨時休業とさせていただきます。

TOKYO ART BOOK FAIR 2017に出展します。

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2017
会期:2017年10月5日(木)~10月8日(日)
会場:寺田倉庫  東京都品川区東品川2-6-10

プレビュー・オープニングレセプション
日時:2017年10月5日(木)15:00〜21:00
入場料:1,000円

会期:2017年10月6日(金)12:00〜20:00
2017年10月7日(土)12:00〜20:00
2017年10月8日(日)11:00〜19:00
入場料:無料
http://tokyoartbookfair.com/

2017-09-27 | Posted in NewsComments Closed 

 

牧野伊三夫展 at スタジオマノマノ、バブーシュカ、ON READING


牧野伊三夫展
2017年10月22日(日)~11月5日(日)

書籍、雑誌、広告の挿絵や装丁や「雲のうえ」「飛騨」の編集など、多岐にわたって活躍中の画家、牧野伊三夫の個展を、スタジオマノマノ、バブーシュカ、ON READINGの3会場で同時開催します。また、10月22日(日)には、森ゆにの演奏会も今池TOKUZOにて開催します。

「エビスキー」について
名古屋市内のギャラリー「スタジオマノマノ」、カレー専門店「バブーシュカ」、書店「オン・リーディング」の三つの会場で同時に個展を行います。この三つの会場は、それぞれ地下鉄東山線の今池駅、本山駅、東山公園駅のそばにあります。
なぜ、この三つの会場で同時に個展をすることになったかというと、それぞれの店主である宮下さん、杉村さん、黒田さんご夫妻、このいつもつるんでいる仲間たちが、僕の企画をしてくれたからです。
今回の個展をするにあたって「エビスキー」という名の実行委員会を作りましたが、名古屋といえば、海老せんべいがうまい街だという印象があるのと、僕がウィスキー好きだというだけでつけたものです。とくに深い意味はないのですが、はじめての名古屋での個展がいくらかでもよいものになればと考えています。
お時間がありましたら、どうぞ足をお運びくださいませ。
(牧野伊三夫)

ON READING展示
飛騨産業広報誌『飛騨』のこと

名古屋市千種区東山通5ー19 カメダビル2A
tel 052-789-0855 open 12:00-20:00
休業日:10/24(火)、10/31(火)
※展示初日10/22はライブの都合で17:00で閉店します。

岐阜県高山市の老舗家具メーカー飛 産業株式会社が発行する広報誌。小さな冊子だが、ぺーパーナイフで切って読む袋とじにしたり、読者プレゼントを企画したりして、自社の家具づくりやそれにまつわる様々なエピソードを、毎号ユニークな語り口で伝えている。2011年に創刊して以来、年々読者の数が増え続け、昨年からは誌上で「飛騨の匠学校」を開校して縄文時代までさかのぼり、飛騨の木工職人たちの歴史を研究する授業をはじめた。今回は、来年の暦「飛騨歳時記」のために牧野が描いた絵の原画他、バックナンバー、関連作品などをON READINGにて展示、販売する。


「窓の外の写真家」 2002年

スタジオマノマノ展示
絵画、立体

名古屋市千種区今池1丁目18-20 伊藤ビル1F
tel 052-718-6366 open 12:00-19:00
休業日:10/24(火)、10/27(金)、10/31(火)
※展示初日10/22はライブの都合で17:00で閉店します。

オープニングトーク  10月22日(日)13:00~15:00
牧野さんに制作のこと、日々のことなどいろいろお聞きしたいと思います。
参加費1,500円(きこりめし弁当と飲み物付きです。)詳しくはスタジオマノマノホームページをご覧になって下さい。
http://s-manomano.jugem.jp/


「木片のために」 2014年

バブーシュカ展示
木版画

名古屋市千種区鹿子町2-3-3
tel 052-782-1185 open 11:30-20:00
http://babooshka329.jugem.jp
休業日:10/24(火)、10/25(水)、10/31(火)
※展示初日10/22はライブの都合で15:00で閉店します。

牧野伊三夫
1964年北九州市生まれ。画家。1992年広告制作会社サン・アド退社後、東京・国分寺の名曲喫茶「でんえん」で初個展。以来、油彩、木版画、コラージュなどの作品の発表を続ける傍ら『かもめ食堂』(群ようこ著)他、装丁の仕事を多数手がける。1999年、美術同人誌『四月と十月』創刊。現在、『本の窓』(小学館)、『なごみ』(淡交社)で旅行記を連載中。北九州市情報誌『雲のうえ』、飛騨産業広報誌『飛騨』編集委員。東京都在住。

2017-09-17 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

2017年10月22日(日) 森ゆに 演奏会 at TOKUZO

 

森ゆに 演奏会

日程:2017年10月22日(日)
時間:17:00開場/18:00開演
会場:TOKUZO  名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F (052-733-3709)
料金:3,000円+別途ドリンク代(当日:3,500円+別途ドリンク代)
予約:下記フォームよりお申込みください。 受付を終了しました。

2017年10月22日(日)~11月5日(日)の期間、スタジオマノマノ、babooshka、ON READINGで開催する「牧野伊三夫展」にあわせ、シンガーソングライター、森ゆにさんの演奏会を行います。

クラシック音楽や賛美歌をルーツに、風のようにのびやかな歌声とピアノの音色を奏でる森ゆにさん。今回の牧野伊三夫展と合わせて企画した音楽会は、またとない素晴らしい夜になるでしょう。ぜひお出かけください。

 

受付を終了しました。

尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%

2017-08-09 | Posted in EventComments Closed 

 

吉田昌平 個展 『Shinjuku(Collage)』

吉田昌平 個展 『Shinjuku(Collage)』
2017年9月13日(水)~9月28日(木)

アートディレクター/グラフィックデザイナーとして活躍中の吉田昌平による作品集『Shinjuku(Collage)』(numabooks)の刊行を記念しての個展を開催します。

Shinjuku(Collage)』は、森山大道の写真集『新宿』(月曜社、2002年初版)の全ページを素材としてコラージュした、128点からなる作品集です。本展ではその中から厳選した作品を展示、販売します。

 

「ぼくは吉田さんのコンセプトによって、すでにぼくの手から離れた〈もうひとつの新宿〉風景の中を歩き回れることを楽しみにしている。」 ー 森山大道

 

吉田昌平(よしだしょうへい) / アートディレクター、グラフィックデザイナー
1985年、広島県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、デザイン事務所「ナカムラグラフ」での勤務を経て、2016年に「白い立体」として独立。カタログ・書籍のデザインや展覧会ビジュアルのアートディレクションなどを中心に活動。そのかたわら、アーティストとして字・紙・本を主な素材・テーマとしたコラージュ作品を数多く制作発表する。2016年、雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス)No.818「森山大道と作る写真特集」への参加を契機に、森山大道氏の写真集を素材としたコラージュ作品の制作を始める。作品集に『KASABUTA』(2013年/WALL)。

2017-09-02 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

渡邉紘子 個展 『ハピネス』

渡邉紘子 個展 『ハピネス』
2017年9月30日(土)~10月15日(日)
※作家在廊日:9月30日(土)、10月1日(日)、14日(土)、15日(日)
※店休日:10月3日(火)、5日(木)~8日(日)、10日(火)

毎日は波のようです。
散らかった部屋やゴミでさえも愛おしく、
ありのままを受け入れられる日もあれば、
泣きたくなるような嫌な日もあります。

でも、嫌なことは
ネタにして楽しむことにしています。
どんな日も幸せでありたいです。

渡邉紘子  Hiroko Watanabe
「日常の小さな喜び」をテーマに布や糸を使用し、作品を制作。また、その作品を空間的に配置し、インスタレーションも行っている。
1981年生まれ
多摩美術大学 テキスタイルデザイン専攻卒業
University of Art and Design Helsinki(フィンランド)留学
会社員を経て、フリーでの創作活動を開始

WORKSHOP 『食べてハピネスお茶会』
日程:10月1日(日) & 10月15日(日)
時間:13:00~14:00 、15:00~16:00
定員:各回4名(要予約)
料金:2,500円(税別)
ミモザのハピネスお菓子プレート・お茶付き デコレーション:渡邉紘子
ご予約:下記フォームよりお申込みください。 ※定員に達しましたので受付を終了しました。

多治見市で伝統的な西洋菓子を作っている『ミモザ』とのコラボレーションによる、ハピネスになるお菓子を食べる会です。苦手なことや克服したいこと、解決したいことなど、短い言葉をご用意下さい。言葉をお菓子にデコレーション致します。
※アレルギーや苦手な食べ物がある方はお知らせ下さい。

【展示記録】
渡邉紘子 個展 『ハピネス』

渡邉紘子さんの展示「ハピネス」が終了しました。

友人から来た電話のような、幼いころの自分から届いたタイムカプセルのような。渡邉さんの作品には、鑑賞者にひらかれた親密さがあります。

今回の展覧会「ハピネス」は、東京・目白のブックギャラリーポポタムさんと、FUUROさんの二店舗で同時開催した展覧会を再構成しています。

 

ON READING GALLERYでは、淡いピンク色のカーテンが揺れています。”泥棒に家財道具を持っていかれた後の部屋”という状況を表現した作品なのですが、散らかった靴や布団、洋服や人形たち、ゴミやほこりは全てピンク色に輝いて、うっとりするほど美しいのです。こちらは”嘘のはなし”とのことですが、その絶望的な状況ながらいっそ清々しいような気持ち、生活に必要なもの全部なくなってしまったようで、ここには十分ある、と思えるような妙に満たされた気持ちになり、さらさらと揺れるカーテンを時を忘れて眺めている方も多く見受けられました。

 

ON READING書店内スペースでは、渡邉さんが実際に体験した”本当のはなし”を元につくられた作品が展示されています。思わず笑ってしまうような、身近な自虐ネタがこんなに素敵な作品に!と驚いてしまいます。ご来場者の中にで、似たような思いをしたことがあるという方が、渡邉さんがこうして作品にしてくれたことで、自分の中の嫌な思い出もいい印象に変えることができた、とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

いつだって優れたアートには、私たちの見ているこの世界の見え方をほんのちょっと変える力があります。今回は「嘘」と「本当」に部屋が分けられていますが、その境はあいまいでどちらも等しく身に覚えがあって、同時に非現実的です。日常のなかで誰もが遭遇するネガティヴな出来事や感情、他者から受けるダメージをどうやって処理して生きていくのかという問題に対して、渡邉さんなりに「ハピネス」に転化する魔法を、ひとつの方法としてみせてくれました。

ON READINGが本格的なインスタレーション作品を展示したのは初めてのことでした。作家がそれぞれの方法で展示をしたり空間を使うことで、私たちがよく知っているはずのスペースがまったく違う場所のように感じられることがあります。今回、渡邉さんの手によってこのスペースの新しい表情が見られたことは、場所を持つものにとってはこの上ない喜びで、それをご来場の皆さんと分かち合えたのもとてもうれしい機会でした。

2017-08-19 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

TOKYO ART BOOK FAIR 2017に出展します。

2017年10月5日(木)~10月8日(日)に開催のTOKYO ART BOOK FAIR 2017に、『ELVIS PRESS / ON READING』として出展します。
※会期中は、店舗は臨時休業とさせていただきます。

10月7日(土) サイン会
13:00 – 20:00 平野太呂 @ELVIS PRESS / ONREADING
15:00 – 17:00 高橋由季 @ELVIS PRESS / ONREADING

ぜひブースにお立ち寄りください。

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2017
会期:2017年10月5日(木)~10月8日(日)
会場:寺田倉庫  東京都品川区東品川2-6-10

プレビュー・オープニングレセプション
日時:2017年10月5日(木)15:00〜21:00
入場料:1,000円

会期:2017年10月6日(金)12:00〜20:00
   2017年10月7日(土)12:00〜20:00
   2017年10月8日(日)11:00〜19:00
入場料:無料
http://tokyoartbookfair.com/

 この秋、アートに特化した本の祭典「TOKYO ART BOOK FAIR」は9回目を迎えます。今年は、天王洲アイルに会場を移し、国内外の出版社、書店、ギャラリー、アーティストなど約350組の出展者が会します。さらに同地区に位置するギャラリー、ショップと連動し、過去最大規模のスケールで開催いたします。

 ひとつのエリアの出版文化を紐解く特別企画「Guest Country」では、アートブックシーンにおいて大きな地殻変動が起こっているアジア4カ国をフィーチャーし、昨年Steidl がアジアで設立した2つのアワード「Steidl Book Award Asia」と「Steild Book Award Japan」に関連する展示やイベント、横尾忠則が装丁を手がけた本や雑誌を一堂に集めた展示、資生堂の企業文化誌『花椿』の80周年を記念するトークショー、そのほかサイン会やレクチャーなどを行い、アートブックの魅力にさまざまな角度から迫ります。

 また会期中には、児玉画廊|天王洲、山本現代、KOSAKU KANECHIKA、SCAI PARK、URANO、Yuka Tsuruno Galleryの6つのギャラリーが入居する「TERRADA ART COMPLEX」、写真に特化した新ギャラリー「IMA gallery」、ライフスタイルストア「SLOW HOUSE」、建築模型工房 「Architecture Model Workshop」など、天王洲の周辺施設「NEIGHBOURS」でも、さまざまな展示やイベントが開催されています。また、運河沿いでフードやドリンクの販売を行うほか、来場者の方々がくつろげるラウンジスペースも設ける予定です。東京の新たなアート地区全体が、アート&カルチャーで盛り上がる4日間にぜひお越し下さい。

2017-09-21 | Posted in NewsComments Closed 

 

創造の記録 / 野口里佳

『創造の記録 / 野口里佳』
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/5892

限定1000部
初回入荷特典:ポストカード

被写体との独特の距離感をもった写真作品で知られ、海外からの評価も高い写真家、野口里佳による写真集。

本作は、野口里佳の超初期作品である「城を」「座標感覚」「創造の記録」の3部作に未発表作品の2点(無題)を加えて編集したもの。学生時代に制作されたこれらのシリーズを見ても、その視点、構図の鋭さ、プリントの美しさなどがすでに完成されていたものだとわかります。

野口 里佳
1971 年埼玉県さいたま市生まれ。1994 年日本大学芸術学部写真学科卒業。大学在学中より写真 作品の制作を始め,これまで国内外の多数の美術館 ・ ギャラリーで展覧会を開催。現代美術の国際展 にも数多く参加している。2017 年より沖縄在住。

主な個展に「予感」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川,2001 年),「飛ぶ夢を見た」原美術館(東京, 2004年),「Somebodies」アイコンギャラリー(バーミンガム,2004年),「光は未来に届く」IZU PHOTO MUSEUM(静岡,2011–2012 年)など。主なグループ展として「第 8 回シャルジャ・ビエンナーレ」(シャルジャ, アラブ首長国連邦,2007年),「第55回カーネギー ・インターナショナル」(ピッツバーグ,2008–2009年),「光 松本陽子 / 野口里佳 」国立新美術館 ( 東京 ,2 0 0 9 年 ) ,「 ヨコハマトリエンナーレ2011」 ( 神奈川 , 2011年)が挙げられる。国立近代美術館(東京),国立国際美術館(大阪),グッゲンハイム美術館(ニューヨーク),ポンピドゥー・センター(パリ)などに作品が収蔵されている。

2017-09-17 | Posted in NewsComments Closed 

 

かのひと 超訳 世界恋愛詩集

『かのひと 超訳 世界恋愛詩集』
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/5890

エミリ・ディキンスン、ゲーテ、シェイクスピア、小野小町など、恋愛を題材とした古典作品を、気鋭の詩人、菅原敏が独自の感性で現代詩に超訳した詩集。

どんな時代も、人はだれかに恋をする。
遥かなる時を経て届く、いにしえの詩は現代の想いにも重なることでしょう。

挿画は、現代美術家、久保田沙耶、ブックデザインはKIGIが手掛けています。

―――――――――――――――――――

「もうおしまいだ」とあなたがいった。
そうね わたしは年をとった。
時雨に濡れる木の葉も かつての約束の言葉も 色あせてしまったから。

《今はとて 我が身時雨にふりぬれば 言の葉さえに うつろひにけり》

小野小町

2017-09-17 | Posted in NewsComments Closed 

 

2017年10月29日(日)雨と休日×ON READING×HORA AUDIO 『読書のための音楽室』

日程:2017年10月29日(日)
時間:第1部|13:00~14:30、第2部|16:00~17:30
会場:ON READING GALLERY 名古屋市千種区東山通5ー19 カメダビル2B
料金:1,500円(文庫・1ドリンク付き)要予約
選書:ON READING
選曲・CD販売:雨と休日
音響:HORA AUDIO
予約:http://bookmark-ngy.com/?p=1658

音楽と本に蜜月の関係があるとるならば、それはどんな読書体験になるのでしょう。
それぞれの本に、寄り添うような音楽を聴きながら、特別なひとときを味わってみませんか?

ON READINGが選書した本にぴったりの音楽を、CDショップ・雨と休日店主、寺田俊彦がセレクト。
HORA AUDIOによる拘りぬかれたスピーカーから流れる音楽を聴きながら、1冊の本を読んでみましょう。

雨と休日
「穏やかな音楽を集める」というコンセプトのCDショップ。
http://ameto.biz/

HORA AUDIO
滋賀県彦根市に工房を構え、手作りで良質なオーディオ製品を制作。
http://www.hora-audio.jp/

2017-09-16 | Posted in EventComments Closed 

 

SAKURA / 鈴木理策

『SAKURA / 鈴木理策』
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5858

初版1000部

現代日本を代表する写真家のひとり、鈴木理策が、20年近く継続しているシリーズ「SAKURA」の写真集。

日本人にとって最も親しみのある花であり、同時に日本写真にとって最も凡庸なモチーフの一つともいえる桜の風景を撮り続けることは、鈴木にとってはむしろ自らの視覚を拡張するための絶えざる修練であるのかもしれない。

本書に収録された作品は、2016年の春に撮影されたものがほとんどだが、ここにも新たな視覚的発見が見て取れる。今までのシリーズの基調を成す、桜の花房群の中に埋没するかのような体感的で抽象的な視覚に加えて、花片で満ちた水面の平面的な広がりの中に桜の枝の立体感が柔らかく溶け込む作品や、風による一瞬の花房群の動きを白い光の軌跡として捉えた作品などは、鈴木の視覚の新たな空間的・時間的な展開を予感させる。

いつも同じで、いつも異なる〈SAKURA〉という現象に、その都度、新鮮な畏怖を持って対峙する鈴木の意識の震えが、そのまま、頁をめくる者の鮮やかな驚きとなって立ち上がってくるだろう。

2017-09-04 | Posted in NewsComments Closed 

 

網代幸介 個展 『もうひとつのおはなし』

網代幸介 個展 『もうひとつのおはなし』
Kosuke Ajiro Exhibition “Another Story”
2017年9月13日(水)~9月25日(月)
作家在廊日:9/13(水)、9/23(土)、9/24(日)、9/25(月)

現実と空想の間にある独自の世界を、平面、立体、アニメーションなどで表現する作家、網代幸介の個展を開催します。

ものがたりの、さらに奥に広がるものがたり。
それは誰も知らない、知ってはいけない、もうひとつの秘密のおはなし。

網代幸介 Kosuke Ajiro
1980年生まれ。東京在住の画家。これまで国内外の展示で作品を発表。平面、立体、アニメーションなど様々な方法で空想世界を表現。文芸誌MONKEYの装画、手紙社が主催する東京北欧市のメインビジュアルなど手がける。
kosukeajiro.tumblr.com

【展示記録】
網代幸介 個展 『もうひとつのおはなし』

今回の展示は、7月に東京・西荻窪のウレシカさんで開催された、退廃した世界を平らかにするため、あちこちに散らばる神様たちを祀る塔を設計したある男の物語「サリーの設計図」のスピンオフ。塔を設計した男の娘が、夢の世界で旅をする、というのが今回の作品。

絵が入った額の後ろから煙がもくもくと立ち上がったり、蜜が垂れたり。おもちゃ同士が喧嘩をしたり、動物が集まってきたり、夢の世界では奇妙なことばかり。夢の世界には7日間しかいられないという掟があり、1日ごとに見守り役であるヤギ男が増えていく。7日目の夜が過ぎてしまうと、体から根っこが生えて、現実世界にもどれなくなってしまう。そんな時、古くから伝わるおまじない「おまえを”心臓高い高い”するぞ」を心で唱えれば、ヤギ男は恐れをなして逃げていく。ヤギ男がいなくなれば、現実世界と夢の世界を自由に行き来できるようになる。――父親は生きているのか、娘は何のために夢の世界を旅しているのか、それはまた、べつのお話。

DMになっている作品は、本の形になっていて、それを開くと内側にもう1冊の本が入っています。
これは、「誰が書いたものかわからない日記のようなもの」だそう。
中には絵や読めない文字がぎっしり。これを描いた人はきっと、自分だけのもうひとつの世界をこのノートにしたためて、そして、誰にも見つからないように、本型のオブジェの中に隠したのかもしれません。

この、「しまうことができる」立体作品は過去にも多く見られます。「しまう」ことができるということは、内側と外側の世界を自由に行き来できるということ。これは、網代さんが作品について説明されるときにもよく聞かれる言葉で、空想の世界に行きっぱなしなのではなく、現実世界と行き来できる状態であることが大事なのだといいます。

網代さんの頭の中に広がるもうひとつの世界では、善と悪、聖と俗、生と死の境があいまいで、怖いことも起こるけれどどこかおおらかで優しい印象を受けます。そして、頭に浮かぶまま、歌を歌いながら描いているかのような絵は、まるで古代の壁画や巻物に描かれた叙事詩のように、流れるように綴られています。観ているこちらも、どこからでも話を膨らませていけるような気がして、ご来場の皆さんと絵を見ながらあれこれお話をして絵の中で遊ぶことができました。

2年前に、展覧会を開催した時から、また違うフェーズに来ているな、と思う網代作品。展示ごとに違う作品を作りあげていらっしゃるので、今後も目が離せません!

2017-08-16 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

2017年、夏季休業のお知らせ

 

2017年8月22日(火)~8月25日(金)の期間、夏季休業とさせていただきます。

ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いいたします。

2017-08-05 | Posted in NewsComments Closed 

 

南インドのちいさな出版社「タラブックス」フェア&トークイベント

 

南インドのちいさな出版社「タラブックス」フェア

2017年10月14日(土)~11月5日(日)

手漉きの紙に手刷りのシルクスクリーン印刷、製本もすべて手作業で行われているタラブックスの美しい絵本は、世界中の本好きを魅了し続けています。今回は、タラブックスの日本語版絵本の他、「タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる」(玄光社)の愛蔵特装版や、珍しい英語版絵本、ミスプリント紙「フルークペーパー」も並びます。

 

トークイベント

日程:2017年11月3日(金祝)
時間:13:30開場 / 14:00開演(16:00頃終了予定)
入場料:1,500円(チャーイ、インドのお菓子、300円分お買い物券つき)
ゲスト:矢萩多聞、松岡宏大
定員:30名
ご予約:下記フォームよりお申し込みください。 ※満数に達しましたので受付を終了しました。

「タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる」(玄光社)の著者で、装丁家の矢萩多聞さんと、同じく著者で編集者&カメラマンの松岡宏大さんをお迎えし、実際のアトリエや制作の様子のスライドや動画を交えて、この奇跡の出版社「タラブックス」のひみつをお伺いします。彼らのちいさな本づくりからは、これからの働き方、生き方のヒントが見えてくるかもしれません。

矢萩多聞 (やはぎ・たもん)
1980年横浜生まれ。9歳のとき、はじめてネパールを訪れてから、毎年インド・ネパールを旅する。中学1年生で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。1995年から、南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催する。2002年、対談本『インド・まるごと多聞典』(春風社)を刊行。この頃から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに400冊を超える本をてがける。2012年、事務所兼自宅を京都に移転。現在、インド、横浜、京都を行き来し、本とその周辺を愉快にするために日々手を動かしている。近著に『偶然の装丁家』(晶文社)、『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)がある。

松岡宏大(まつおか・こうだい)
編集者&カメラマン。インド歴25年。『地球の歩き方』など、南アジアやアフリカを中心に辺境エリアのガイドブックの取材・編集に携わる。『arucoインド』の制作も担当。KAILAS名義で著作やイベントも行っており、近著に『持ち帰りたいインド』(誠文堂新光社)がある。縄文も好き。

 

※満数に達しましたので受付を終了しました。

尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%

2017-09-20 | Posted in EventComments Closed 

 

MOTEL / 柏田テツヲ

MOTEL / 柏田テツヲ
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5797

限定300部

雑誌、広告を中心にポートレートや異国でのランドスケープ写真を多数手がける気鋭のフォトグラファー、柏田テツヲによる写真集。

アメリカを旅するドキュメンタリー映画に影響を受け、旅と写真を始めたという写真家にとって、19歳で初めて旅したアメリカでのモーテルでの経験は、どこか映画を観ているような感覚だったといいます。

薄暗い部屋、暗闇に浮かぶネオン、それぞれのドラマを抱えた人々。モーテルでのワンシーンを撮りためた本作からは、アメリカという国の風土、社会が垣間見えます。

 

2017-07-10 | Posted in NewsComments Closed 

 

ダレオド / 中川正子

『ダレオド / 中川正子』
ご購入はこちら→ http://artlabo.ocnk.net/product/5794

初版限定1000部
L判オリジナルプリント付

写真展を定期的に行い、雑誌、広告 、アーティスト写真、書籍など多ジャンルで活動中の写真家、中川正子による写真集。

写真家がみずからの意思で選びとった、日々の中にたしかに存在する小さくも美しい光、そして光に類するものを集めた1冊。

【STATEMENT】

「誰も見ていないみたいに、踊って」

どこかの牧師が書いたそんな言葉を以前、アメリカのスーパーで見かけた。
その一文は心のどこかにすっと、静かに沈み、美しい景色となってずっと、わたしの中に存在しました。夢中で踊る誰かの姿とともに、いつしか、「踊る」という動詞は、わたしにとって、生き生きと生きることの、象徴になりました。

わたしは、ひかりを集めたい。
戦い争い傷つけ合うこと。不安や恐怖や絶望。
それらに抗う代わりに、わたしはひかりを粛々と集めたい。
わたしの、あなたの、彼らの、生きる日々にこぼれる、ひかり。
はかなく、強く、おだやかに、鋭く。
それらを余すところなく拾い、積み上げることは、わたしにとって、強い祈りのようなものです。歌が作れないから、歌の代わりに。踊るみたいに。

拾い集めたひかりの粒はやがて、わたしの手を遠く離れ、それぞれが呼応し合って、明るさを増してゆく。ひかりに包まれたひとびとは、抱き合って許し合い、恐れは消えてゆく。そこは、助け合い、分け合い、愛し合うひとびとの世界。そこからもう、焦点を離さない。そう、決めました。

ね、誰も見てないみたいに、踊って。

   

2017-07-12 | Posted in NewsComments Closed