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【新入荷】第七の男 / ジョン・バージャー
第七の男 / ジョン・バージャー
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小説家であり、美術批評家、ジャーナリスト、詩人でもあった20世紀英国文学における孤高の”ストーリーテラー”こと、ジョン・バージャー(1926-2017)による、今から50年前に欧州の移民問題を扱い、新自由主義経済の暴力の核心に迫った伝説的「告発の書」が待望の初訳で刊行。翻訳は、金聖源、若林恵。
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移民問題は、アメリカをはじめ世界各国で今や最大とも言える政治課題となっている。移民労働者の増加は、雇用はもとより、国内の住宅、医療、教育、治安をめぐる社会制度を圧迫する。けれども移民労働なくして、わたしたちの経済はもはや回らない。議論はずっと平行線をたどる。そして、それはいまに始まった話ではない。移民問題の不正義を問うだけでなく、それを指摘し告発することの矛盾や困難と向き合った本が、いまからちょうど50年前に執筆されている。
英国の作家ジョン・バージャー(1926-2017)の『第七の男』(A Seventh Man)がそれだ。美術批評家でもあり、小説家でもあり、詩人でもあり、ジャーナリストでもあったバージャーは、当時すでに社会問題化していた欧州の移民問題を、新聞的な社会派ルポルタージュとも客観的な社会学的エッセイとも異なる独自のやり方で描き出した。文章と写真とを用いて移民問題の核心にある「不自由」へと迫った奇妙な「告発の書」は、半世紀を経たいま、いっそうのリアリティをもって読む者に迫る。
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最も政治的で、最も先鋭的で、
最も激しい告発をもって、
最も気高い人間性を証明する。
ジョン・バージャー。
私たちが最も長く愛する作家。
──キム・ソヨン
(詩人/『数学者の朝』『一文字の辞典』ほか)
ジョン・バージャーは、わたしが親密な繋がりを感じる作家のひとりです。
彼の作品は、美と政治の双方に深く関わっているからです。
──レベッカ・ソルニット
(作家・批評家/『ウォークス』『オーウェルの薔薇』ほか)
文章をもって世界の見方を
一変させてしまう作家は数少ない。
バージャーは、そのひとりだ。
──ジャーヴィス・コッカー
(音楽家)
バージャーの作品には、
愛と、芸術と、政治と歴史をめぐる洞察が
つねに折り重ねられている。
──アリ・スミス
(作家/『春・夏・秋・冬』4部作、『両方になる』ほか)
現代英文学において、
バージャーは比類なき存在だ。
ロレンス以降、わたしたちの感覚世界に
これほど配慮しながら、良心をめぐる重大事に
応答した作家はいない。
──スーザン・ソンタグ
(作家・批評家)
バージャーのおかげで、世界は住みよくなった。
──アルンダティ・ロイ
(作家/『小さきものたちの神』『帝国を壊すために』ほか)