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GATHERED LEAVES / Alec Soth
『GATHERED LEAVES / Alec Soth』 サイン入り
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マグナム・フォト正会員のアメリカ人フォトグラファー、Alec Soth(アレック・ソス)の作品集。
本作は、特製ボックスに、これまでに出版された写真集4作品(内3冊は絶版)のミニサイズ復刻版とAaron Schumann によるエッセイがプリントされた大判ポストカード28枚が同封されたスペシャルエディション。
この一風変わったカタログはロンドンのサイエンス・ミュージアム内のMedia Spaceで開催される写真展 「Gathered Leaves:Photographs by Alec Soth」 に伴い発行。
アレック・ソスは2004年から作品集の出版を続けており、そのうちの4つの代表的な写真集を主軸として彼の過去の作品を振り返ると共に、写真という媒体を通して描かれるソスの今後のヴィジョンに迫っている。現代の写真界に大きな影響を与え評価される存在として、ソスがこれまでに出版してきた写真集がいかに根底にあるのかが伺える内容となっている。
タイトルの「Gathered Leaves」はアメリカの詩人Walt Whitman(ウォルト・ホイットマン)の詩 ‘Song of Myself(ぼく自身の歌)[1855]’に由来し、写真集自体がソス自身の考察と観念を集めたものであり、また彼自身の物語がページに集め構成されているという考えから着想したものである。ソスの出世作となった初の写真集「Sleeping by the Mississippi」はドイツの出版社Steidlから2004年に出版され、アメリカの地方で生活する人々の些細な瞬間や物語を斬新な表現で捉え、また今日の写真集の出版ブームを牽引し、再販を重ねながらも、現在では絶版となっている。2006年に出版され賞賛された写真集「Niagara」やその続編「Broken Manual」(2010年)は、ソスが2008年に自ら立ち上げた出版社Little Brown Mushroomと共に人々の記憶に強い印象を与え、これによりソスは写真出版業界を引率する一人として地位を確立している。2015年にイギリスの出版社MACKより発行され注目を集めた 「Songbook」は写真集の原点に戻り制作されている。