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4月23日(日)『震災後のエスノグラフィ』刊行記念トークイベント ~出来事を本にする~


『震災後のエスノグラフィ』刊行記念トークイベント ~出来事を本にする~

日程:2023年4月23日(日)
時間:オープン 13:30、スタート 14 : 00~
登壇者:高森順子、古橋敬一
料金:1,500円(お買物券500円付)
定員:20名(要予約)
予約:下記フォームよりお申し込みください。

 

1995年に起きた阪神・淡路大震災の体験手記を集め、手記集として出版してきた「阪神大震災を記録しつづける会」。この団体の活動を途中から引き継いだ著者の高森順子は、約15年にわたり続けてきた研究活動を『震災後のエスノグラフィ——「阪神大震災を記録しつづける会」のアクションリサーチ』として今年3月に出版します。

自らの身に起きた出来事をどうやって言葉にするのか。それを「本」にするにはどうすればよいのか。本書には、出来事を書けない、「本」にまとめらないと悩む人びとにとって、ヒントとなりうるような書き方論も記されています。

今回のイベントでは、名古屋市港区で長らく活動を続けてこられた古橋敬一さんを対談相手にお迎えします。古橋さんは「ポットラック新聞」をはじめとして、出来事を言葉にし、社会にひらくための試行錯誤を続けています。

本イベントでは、出来事を言葉にする、「本」にすることに悩みながら進む二人が、「本」の綴じかたやひらきかたについて考えます。ぜひ、何か自分のモヤモヤを言葉にしたい、「本」にまとめてみたいと思っているみなさんと一緒に語らえればと思います。ご参加、お待ちしております。

 

高森順子(たかもり・じゅんこ)
1984年、兵庫県神戸市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位修得満期退学。博士(人間科学)。グループ・ダイナミックスの視点から、災害体験の記録や表現をテーマに研究している。2010年より「阪神大震災を記録しつづける会」事務局長。公益財団法人ひょうご21世紀研究機構主任研究員、愛知淑徳大学助教などを経て、現在、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)産業文化研究センター研究員。2014年度井植文化賞報道出版部門受賞。近著に『10年目の手記——震災体験を書く、よむ、編みなおす』(共著、生きのびるブックス、2022年)。今年3月に『震災後のエスノグラフィ——「阪神大震災を記録しつづける会」のアクションリサーチ』(明石書店、2023年)を出版。

古橋敬一(ふるはし・けいいち)
1976年、愛知県生まれ。愛知学泉短期大学講師。博士(経営学)。学部時代にアラスカへ留学。アラスカ原住民族の文化再生運動に触れ大きな影響を受ける。帰国後、大学院へ進学すると共に、商店街の活性化まちづくり、愛知万博におけるNGO/NPO出展プロジェクト、国内および東南アジアをフィールドにするワークキャンプ等の多岐にわたる活動に従事。多忙かつ充実した青春時代を過ごす。2008年より港まちづくり協議会事務局次長として、名古屋市港区西築地エリアのまちづくりに従事。2022年4月からは、これまでの経験を活かし、大学教員としての新境地に挑んでいる。人と社会とその関係に関心がある。

【書肆情報】
『震災後のエスノグラフィ――「阪神大震災を記録しつづける会」のアクションリサーチ』
明石書店・刊 ISBN:978-4750355368
本体価格:3,800円

 

※風邪症状がある人や体調不良の人は、参加をお控えください。その場合のキャンセル料はいただきません。
※会場には、アルコール消毒液の設置をしております。

尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%

2023-03-02 | Posted in EventComments Closed