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かのひと 超訳 世界恋愛詩集


『かのひと 超訳 世界恋愛詩集』
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エミリ・ディキンスン、ゲーテ、シェイクスピア、小野小町など、恋愛を題材とした古典作品を、気鋭の詩人、菅原敏が独自の感性で現代詩に超訳した詩集。

どんな時代も、人はだれかに恋をする。
遥かなる時を経て届く、いにしえの詩は現代の想いにも重なることでしょう。

挿画は、現代美術家、久保田沙耶、ブックデザインはKIGIが手掛けています。

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「もうおしまいだ」とあなたがいった。
そうね わたしは年をとった。
時雨に濡れる木の葉も かつての約束の言葉も 色あせてしまったから。

《今はとて 我が身時雨にふりぬれば 言の葉さえに うつろひにけり》

小野小町

2017-09-17 | Posted in NewsComments Closed