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Hisae Maeda Pop-up Exhibition『Lost Words, Found Tales』
Hisae Maeda Pop-up Exhibition『Lost Words, Found Tales』
2024年12月14日(土)~ 2025年1月5日(日)
年末年始休:12月31日~1月2日
前田ひさえ小作品集『Lost Words, Found Tales』(nidi gallery刊)の刊行を記念してPop-up Exhibitionを開催します。
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前田ひさえの作品の特徴のひとつに、その物語性があります。森の中にぽつんと残された切り株と木の実、青空が映り込んだ小さな鏡と手、向き合う女性のポートレートが開かれた本、そしてそのブックウェイトに使われている石など。描かれるモチーフの関係性が、見る者に各々の感情や記憶、物語を呼び起こし、私たちの想像力に語りかけます。心の奥から湧き出るものをひとつひとつ愛おしむように描かれた絵は、夢や回想の断片のようでもあり、詩的で憂愁の表情も浮かび上がります。その中に見え隠れする仄かな光。喜びや希望のような気持ちがそっと胸に響き、人々の心に深い印象を与えます。
ここ数年、彼女は自分にぴったりな大きさの絵を探求しながら、小さなサイズに行き着いたと話します。絵を描くことの原点、作品と親密なつながりを体現する小さな絵たち。その小さな絵が紡ぎだす豊かな物語をどうぞお楽しみください。
(nidi gallery)
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前田ひさえ小作品集『Lost Words, Found Tales』
デザイン:服部一成
仕様:164×132mm / 蛇腹製本
表紙:一部作家による着彩
2024年7月刊行
nidi gallery発行
前田ひさえ Hisae Maeda
1978年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。セツ・モードセミナー卒業。主な仕事に「愛の夢とか」(川上未映子著)「その猫の名前は長い」(イ・ジュヘ著)等の書籍装画や「Fairycake Fair」のパッケージイラスト、原田知世「銀河絵日記」MVなど。クライアントワークのほか、アーティストとして定期的に個展で作品発表を行っている。また、クリエイティブ・ユニットや、テキスタイル・プロジェクトのメンバーとして、絵を用いながら広がりのある活動を行なってきた。
https://www.instagram.com/maedahisae