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『Knitting ’n Stitching Archives. 』Asuka Miyata Book Launch Exhibition
『Knitting ’n Stitching Archives. 』Asuka Miyata Book Launch Exhibition
2025年1月10日(金)~ 1月19日(日)
『Knitting ’n Stitching Archives.』(ELVIS PRESS刊)の出版を記念して、展覧会を開催します。
本書では、アーティスト・宮田明日鹿が2017年より名古屋市港区で主宰している「港まち手芸部」の活動の中で出会った60代~90代の作り手7名が、人生を通して作ってきたものを紹介しています。さらに、作り手のインタビューや、アーティスト・長島有里枝によるエッセイ、研究者・山崎明子の論考も収録しています。
子どものために作ったワンピース、教室に通いながら数年かけて完成させた刺繡、無心で手を動かしたレース編み、ありあわせの毛糸で作ったセーター……。家族や身近な人のために、そして自分のために作り、大切に保管してあったものたちから、私たちは何を受け取ることができるでしょうか。今を生きていくための技術である、「手芸」という文化、営みに触れる、普遍的な一冊に仕上がりました。
本展では、7名の作り手がこれまでに作ってきた品々を展示するほか、「港まち手芸部」のメンバーがつくったものなども販売します。ぜひご来場ください。
日程 : 2025年1月11日(土)
時間 : 19時~
登壇 : 佐久間裕美子、山崎明子、宮田明日鹿
料金 : 1,500円
ご予約 :
今冬、『編むことは力』ロレッタ・ナポリオーニ著(岩波書店)を翻訳されたライター、アクティビストの佐久間裕美子さんと、本書にご寄稿をいただいた研究者の山崎明子さんをお招きし、トークイベントを開催します。
手芸文化の歴史と変容について、編み物を含む手芸が持つパワー、「手芸部」という場で起きていること。多角的な視点から手芸という営みを捉えなおしてみたいと思っています。
佐久間裕美子(さくま・ゆみこ)
ライター、アクティビスト。慶應義塾大学卒業、イェール大学大学院修士課程修了。ニューヨーク在住。カルチャー、ファッション、政治、社会問題などに関し執筆。著書に『Weの市民革命』(朝日出版社)『みんなで世界を変える! 小さな革命のすすめ』(偕成社)など。訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)、『編むことは力』(岩波書店)。Sakumag Collectiveを通じて勉強会や情報発信などの活動を行っている。
山崎明子(やまさき あきこ)
1967年、京都府生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、奈良女子大学生活環境科学系教授。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論。著書に『「ものづくり」のジェンダー格差: フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって』(人文書院)、『近代日本の「手芸」とジェンダー』(世織書房)、共著に『視覚表象と音楽』(明石書店)、『ひとはなぜ乳房を求めるのか』(青弓社)、『〈妊婦〉アート論』(青弓社)、『問いかけるアイヌ・アート』(岩波書店)、『現代手芸考』(フィルムアート社)など。
宮田明日鹿(みやた あすか)
三重県在住。テキスタイルを学び、ファッション、手芸、アートの領域を横断しながら、手編みや改造した家庭用電子編み機などを用いて作品を制作している。2017 年より、手芸文化を通して町の様々な人とコミュニティを形成するプロジェクト「港まち手芸部」を開始。その後、各地で同様のプロジェクトを展開している。近年の主な展覧会に「名古屋×ペナン同時開催展:名古屋文化発信局」(2021、港まちポットラックビル)、国際芸術祭「あいち2022」(2022、愛知県名古屋市ほか)、「ひらいて、むすんで」(2024、岡崎市美術博物館)。手芸部プロジェクトに、「港まち手芸部」(2017-、愛知県名古屋市)、「金石手芸部」(2021、石川県金沢市)、「有松手芸部」(2022、愛知県名古屋市)、「せんだまち手芸部」(2023、広島県広島市)など。
※定員に達しました。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%
『中国手仕事紀行 増補版』刊行記念フェア
『中国手仕事紀行 増補版』刊行記念フェア
2025年1月16日(木)~2月9日(日)
日本や世界の各地から集めた手しごとを中心とした生活雑貨のお店「みんげい おくむら」店主・奥村忍さんが、少数民族たちの“生きた”民具を求めて、中国の奥地を彷徨い歩いた10年間の記録『中国手仕事紀行』(青幻舎・2020年刊)。
この度、新型コロナパンデミック後の雲南・貴州の旅を新たな章として加筆した増補版の刊行を記念してフェアを開催します。
本書はもちろん、中国で買い付けられてきた、布ものを中心とした手仕事による品々を展示販売いたします。
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奥村が魅せられ、2019年までほぼ毎年旅をしていたのが中国です。その中でも、本書で取り上げる雲南省と貴州省には、もっとも多く足を運んでいます。秘境、絶景と呼ばれるような場所が、そこかしこにある雲南省。かたや最貧の省と呼ばれながらも、独自の文化を今なお残す貴州省。このエリアに惹かれたきっかけは、一枚の布だったといい、「こんなものが作られている場所を訪ねてみたい」という気持ちで飛び込んでみたといいます。
奥村にとって手仕事とは、単に陶芸や織物、編組品のようなものだけではなく、たとえば、棚田も、中国茶も、あるいは郷土料理、建築、そういった文化、暮らしのこと、すべてを含んでいるといい、本書でも雲南・貴州の手工芸品を紹介しつつ、少数民族の暮らしぶりや土地々々の風俗に触れています。
奥村は食通としても知られていますが、中国の田舎の旅では食が何よりの楽しみといい、次から次へと登場する日本では見ることのできない料理の数々も本書の魅力のひとつといえるでしょう。
日本で雲南・貴州両省について調べようとしても情報は限られています。本書は奥村が現地で出合った手仕事の紹介のみならず、旅のルポにもなっており、基本的な英語すらほぼ通じない、グーグルも使えない土地でどう行動すべきか、ガイドブック以上に心強いアドバイスとなるはずです。
また、本書の写真は、世界各国を旅して作品を撮り続けている在本彌生が奥村に同行して撮影したものです。在本の感性によって現地の色彩が鮮やかに切り取られています。
本書の初版が発売されたのは2020年1月末、まさに「謎の疫病」の発生源は中国であるらしいとニュースで流れ始めた時のこと。疫病は瞬く間に国境を越え、世界は閉ざされ、奥村も中国への買い付けに行けなくなってしまいました。
本書は2024年になりようやく本格的に中国買い付けを再開して、4年数ヶ月ぶりに訪れた雲南・貴州の旅の記録を新たな章として加筆した増補版です。新型コロナ以前の中国の様子を伝える資料としても、新型コロナ以後に起こった大きな変化を知ることができる意味でも、貴重な内容になっています。
1980年千葉県生まれ。慶應義塾大学卒業後、各国を放浪。のち商社、メーカー勤務を経て国内外の手仕事の生活道具を扱うWEBショップ『みんげい おくむら』を2010年にオープン。月の2/3は産地を巡る旅をしながら、手仕事・旅・食に関する執筆も手がける。
qp『喫茶店の水』刊行記念写真展
qp『喫茶店の水』刊行記念写真展
2025年1月18日(土)~2月9日(日)
「⽔」から⾒える、喫茶店の世界――
画家として活動するかたわら、これまで400店以上の“喫茶店の水”を撮影してきたqpさん。そのなかから85枚の写真を厳選した、類のないフォトエッセイ『喫茶店の水』が誕生しました。透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。
本書の刊行を記念した写真展を開催いたします。ぜひご来場ください。
『喫茶店の水』(左右社・刊)
定価:2,860円(本体2,600円)
著者:qp
2025年1月22日(水)クレイグ・モド×今井栄一 トークイベント『日本の街道を、喫茶店を旅すること』
クレイグ・モド(作家・写真家) ×今井栄一(翻訳者・エディター)トークイベント
『日本の街道を、喫茶店を旅すること』
日程:2025年1月22日(水)
時間: 開場 18:30 開演 19:00~
参加費:2,500円(500円分お買い物券付)
定員:30名(要予約)
予約:下記フォームよりお申し込みください
2019年、東京から京都を結ぶ全長1,000キロの旧中山道を徒歩で歩いた、鎌倉在住のアメリカ人作家クレイグ・モド。むかしの旅人が茶屋で喉を潤し、団子などを頬張っていたのに対し、現代の彼は街道沿いに点在する喫茶店でたくさんのコーヒーと、ピザトーストを胃袋に流し込み、道中出会う人びととの会話を楽しみ、郊外に広がる、変わりつつある、そして失われゆく日本の風景をカメラに収めました。
アメリカ人の彼が見た日本、喫茶店文化とは。そして徒歩で歩くことの意味とは。
岩手県盛岡市の書店BOOKNERDより刊行された『KISSA BY KISSA 路上と喫茶ー僕が日本を歩いて旅する理由』の翻訳者であるエディターの今井栄一さんを聞き手に、さまざまな視点から同書を紐解いていきます。
Craig Mod(クレイグ・モド)
作家、写真家、歩いて旅をする人。
1980年、アメリカ・コネチカット州生まれ。2000年より日本在住。著書に『Things Become Other Things』(2023年)、『Kissa by Kissa 日本の歩き方』(2020年)、『Koya Bound 熊野古道の8日間』(2016年)、『僕らの時代の本』(2015年)、『Art Space Tokyo』(2010年)など。『The New York Times』『Eater』『The Atlantic 』『The New Yorker 』『WIRED (米国版と日本版)』などに寄稿・執筆。
今井栄一(いまい えいいち)
フリーランス・ライター&エディター。
旅や人をテーマに国内外を旅し、執筆・編集を中心に、撮影、企画立案、番組制作・構成など。著書に『雨と虹と、旅々ハワイ』『Hawaii Travelhints 100』『世界の美しい書店』ほか。訳書に『ビート・ジェネレーション〜ジャック・ケルアックと歩くニューヨーク』『アレン・ギンズバーグと歩くサンフランシスコ』など。近年はハワイ諸島の他、北欧、ロサンゼルス、瀬戸内、佐渡島に足繁く通っている。
尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%
Mari Sasaki Exhibition 『MODERN』
Mari Sasaki Exhibition 『MODERN』
2025年1月25日(土)~ 2月9日(日)
当店では3回目となる、版画家・佐々木まりの個展を開催します。
作為と無作為、抽象と具象の間にある蠢きを、「彫る」という身体的行為を通じて直感的に探った有機的な線や形。
様々な想像を膨らませてくれる作品をぜひご覧下さい。
佐々木まり Mari Sasaki
2015年ごろから木版画で作品を表現している。
2017年 個展「3×3=1」
2018年 個展「Dying Message」
2022年 個展「DEAR MISS LONELY」
2024年 個展「MUDDLE」
2月16日(日)出張 やまだしん灸 at ON READING
出張 やまだしん灸 at ON READING
次回開催日:2025年2月16日(日)
料金:6,000円(税込)※お支払いは現金でお願いいたします。
施術:約1時間 ※施術は完全個室状態で行います。
ご予約:下記フォームよりお申し込みください。
こんにちは。やまだしん灸です。やさしい「はり」とあたたかい「お灸」で鍼灸施術をしています。
ON READINGさんでの出張施術では、より多くのみなさまの身体と心と交流でき、とってもうれしく思います!
施術で大切にしていることは、まずは「今の自分がどうであるか?」を知っていただくことです。みなさまとの対話、お身体の観察を重ねることで「ご自身の現在地」を一緒に感じていただけたらと思います。身体と心のつながりを実感し、奥行きのある自分を味わうことって、すごくいいものです。
リピーターの方も、はじめましての方も、大歓迎です!
プロフィール:山田朋美(やまだともみ)
鍼灸師。1984年岐阜県生まれ。2020年岐阜県関市で開業。現在、愛知県の産婦人科内鍼灸でも活動中。鍼灸師は、いろいろなキャリアを重ね、たどり着いたお役目でした。対話を大切にし、全身施術をしています。さまざまな痛みを抱える方、自律神経の乱れ、内臓の疲れ、マタニティの方もお越しいただけます。出張施術も承ります。
Instagram→ @yamadashinkyuu
WEBSITE: https://yamadashinkyuu.studio.site/
尚、お客様都合でのキャンセルの際は、必ずご連絡ください。
※下記、キャンセル規約に基づき、キャンセル料が発生しますのでご了承ください。
イベント当日より8日以上前のキャンセル…無料
イベント当日より7日~前日のキャンセル…入場料の50%
イベント当日/無断キャンセル…入場料の100%
※実際の施術は横になった状態で行います。
【新入荷】Along the Umatilla River / 高橋ヨーコ YOKO TAKAHASHI
Along the Umatilla River / 高橋ヨーコ YOKO TAKAHASHI
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10162
2000部限定 シリアルナンバー入り
※造本の特性上、輸送時に発生した微かな角ツブレがある場合がございます。予めご了承ください。
世界の生活文化をフィールドワークするように撮影し、温かく、かつ静謐な独自の色彩感覚による写真が人気のフォトグラファー、高橋ヨーコによる写真集。
本書は、オレゴン州北東部のペンドルトンで毎年開催され、100年以上の歴史を持つ「Round-Up」というネイティブ・アメリカンとカウボーイの祭典に、アーティストの花井祐介氏とともに訪れ、撮影した写真をまとめたもの。
「Round-Up」は、全米でも珍しいイベントで、ロデオライダーとネイティブアメリカンという異なる文化を持つ人たちが、同じフィールドでそれぞれの伝統文化を共有し、競い、楽しむというもの。ロデオライダーによる迫力あるパフォーマンスや、色鮮やかで手のこんだ美しい衣装をまとったネイティブアメリカンたちが繰り広げる伝統的なダンス。美しく激しく、各々の文化を披露しながら交流し継承する大切な場となっている。
本書には、その数日間の記録とともに、武藤彩による日英のテキストに加え、スペシャルコンテンツとして花井祐介氏の現地でのスケッチドローイングも数点収録されています。
【新入荷】WALL OF SOUND / OKATAOKA オカタオカ
WALL OF SOUND / OKATAOKA オカタオカ
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初版限定1000部
サイン入り
イラストレーター・オカタオカによる作品集。本作には、Neil Young、スピッツ、Yo La Tengo、Kacey Johansing、Khruangbin、Kings Of Convenience、荒井由実など、自身で好きな曲を選び、それを聴きながらイメージを膨らませ、7インチと12インチのブランクのレコードジャケットをキャンバスにして描いたシリーズを収録しています。
※通常版と、オカタオカとHAPPFATがセレクトした楽曲を収録したMIX CD-R(MIXED by HAPPFAT)付きの限定版があります。
―――
イラストレーターになりたての頃、ある編集者にポートフォリオを見てもらう機会があった。「どんな仕事がしたいの?」と訊かれたので、「音楽が好きなのでミュージシャンのアルバムジャケットとか描いていきたいです。」と答えると、「まぁ好きな仕事だけではイラストレーターとしてやっていけないけどね。」と言われた。
あれから十数年、運良くイラストレーターとしてなんとかやっていけているが、今でもやはりアルバムジャケットのイラストレーションは憧れの仕事のひとつだ。
本書に収録した作品は、自分で好きな曲を選び、それを聴きながらイメージを膨らませ、7インチと12インチのブランクのレコードジャケットをキャンバスにして描いたシリーズ。あくまで勝手にやっていることなので誰からも修正を受けることもない、夢のような楽しい時間だっだ。
今回、作品を描いていく中で、ふとファンアートという言葉が思い浮かんだ。ファンアートとは既存の作品(主にアニメや漫画、ゲームなど)をもとに描かれた二次創作物のことだが、”WALL OF SOUND” は僕にとってのファンアートなのかもしれない。
この作品たちがいつか僕の好きなミュージシャンに届いて、さらにジャケットの依頼が来たりしたら本望だが、まずはご覧いただいたみなさんに「この作品はどんな曲なんだろう」とか、「あの曲のどの部分からイメージしたんだろう」とか、色々妄想を膨らませて楽しんでもらえたら嬉しい。
オカタオカ
―――
オカタオカ OKATAOKA
宮崎と鹿児島の県境で育つ。桑沢デザイン研究所卒業。 書籍やアパレル、広告などにイラストレーションを提供。 ペインティングのみならず、セラミックやウッドカットなど様々な手法の作品も発表している。 近年ではカーアクセサリーブランド〈HIGHWAY/南国灰道倶楽部〉をスタートさせるなど、その活動は多岐にわたる。
https://www.instagram.com/okataoka/
臨時休業のお知らせ・TOKYO ART BOOK FAIRに出展します。
誠に勝手ながら、
11月28日(木)、11月29日(金)、12月2日(月)は臨時休業となります。
ご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
ELVIS PRESS/ON READINGは、TOKYO ART BOOK FAIR 2024に出展します。
11月28日(木)、29日(金)の13時~16時には、オカタオカのサイン会も開催いたします。
ぜひご来場くださいませ。
BOOTH: ELVIS PRESS / ON READING (一階 ENTRANCE AREA)
TOKYO ART BOOK FAIR 2024
会期・時間:
2024年11月28日(木)12:00-19:00 最終入場時間:18:30
2024年11月29日(金)- 12月1日(日)11:00-18:00 最終入場時間:17:30
会場:東京都現代美術館
住所:〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
公式サイト:https://tokyoartbookfair.com/
入場料:一般 1,000円(税込)
※チケットの発行手数料に別途165円(税込)がかかります。
※当日券は1,200円で、若干数ご用意する予定です。
※一部のイベントには別途参加費が必要です。
※チケット販売は11月14日(木)12:00よりスタート予定。
公式サイト、SNSにて詳細をご案内いたします。
<展示エリア>
主催:一般社団法人東京アートブックフェア、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
<公募ブースエリア>
主催:一般社団法人東京アートブックフェア 特別協力:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
協賛:ニューバランスジャパン、BEAMS CULTUART、株式会社 資生堂、THREE、Blackmagic Design、芝パークホテル
協力:L.PACK、SIGMA、NORDISK、NORDISK CAMP SUPPLY STORE、OIL MOUNT PRINTERS、Woset、株式会社子どもの文化普及協会、株式会社トーキョーバイク
【新入荷】KANON / 山上新平
KANON / 山上新平
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10019
サイン入り
今最も注目されている気鋭の写真家のひとり、山上新平による写真集。
3つの章からなる本作は、安寧を恐れ、否定し続けてきた写真家の過去/現在/未来を、蝶と共に舞い飛びながら追走する構成になっている。巻末には、幅允孝のテキストを収録。造本設計は町口覚。
―――
山上新平にとって、世界は複雑で触れ難いものだった。
カメラを手に山へと分け入り、そこにある木々を凝視して写真を撮る。
崖の上から、海に打ち寄せる波の表情を捉えて写真を撮る。
山上にとって、それが世界と触れあう唯一の手段だった。
ある日、山上の手に傷ついた蝶が止まった。その蝶は、傷を負っても飛ぼうとした。
その日から山上は、蝶の写真を撮りはじめた。
またたく命は、山上にとって世界と自分とを繋ぐよりしろとなった。
KANON ─ それは、またたく命の輪唱。
山上の写真には、現代を生きる私たちの絶望と希望が写っている。
山上新平(Shinpei Yamagami)
1984年神奈川県生まれ。東京ビジュアルアーツ卒業後、イイノ・メディアプロを経て、写真家として活動をはじめる。驚くべき視覚能力を駆使し、徹底して被写体に対峙しながら、写真を描き出す。グループ展「LUMIX MEETS/ BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」(パリ/東京、2016)を皮切りに、2017年には「Daikanyama photo fair competition」にて奈良美智賞を受賞。その後、「山上新平展」思文閣(東京/京都、2019)、「The Disintegration Loops」POETIC SCAPE(東京、2019)などを経て、2022年デザイナーの皆川明(ミナペルホネン)発行による初めての写真集『Helix』を刊行。2023年、東京都写真美術館が主催の「見る前に跳べ 日本の新進作家 vol.20」に選出され、同展に合わせて造本家の町口覚による『Epiphany』(bookshop M、2023)を刊行。また『liminal (eyes) YAMAGAMI』(bookshop M、2022)を刊行し、同名の展覧会を旧大佛次郎茶亭(鎌倉、2023)で開催。
【新入荷】NEUTRAL COLORS 5 : 伝わらないから伝えたい言語のふしぎ
NEUTRAL COLORS 5 : 伝わらないから伝えたい言語のふしぎ
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/10008
NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTIS を世に送り出してきた、編集者・加藤直徳と、気鋭のデザイナー・加納大輔が二人三脚で発行する、インディペンデントな雑誌『NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)』。「超個人的」な体験や創作、記憶をリソグラフなどのハンドメイドな印刷手法を交えながら唯一無二の誌面で発信していきます。
第5号の特集は、「伝わらないから伝えたい言語のふしぎ」。
編集長と親とのストーリーにはじまり、点字の自作、手話言語、タイポグラフィ、オノマトペ、インド言語座談会、動物言語、身体性と言語などなど「言語のふしぎ」を探究した特集です。
【新入荷】生活工芸と古道具坂田 / 菅野康晴
生活工芸と古道具坂田 / 菅野康晴
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『工芸青花』編集長・菅野康晴が、古道具坂田の坂田和實と、三谷龍二をはじめとする「生活工芸」の現代作家たちについて様々な媒体で書いた文章をまとめ、2000年代における工芸について再考した1冊。
―――
2000年代は「生活工芸」と「古道具」の時代でした。前者の代表が木工家の三谷龍二さんで、後者は古道具坂田の坂田和實さんです(当人はそう思っていないかもしれませんが)。「生活工芸」も「古道具」も、既存の権威にたいする抵抗、挑戦という側面がありました。その構図は明快で、しかも奏功します。そういう時代がきていた、ということだったのだろうと思います。いまはあのころのような構図のわかりやすさはうしなわれている気がします。2000年代と2010年代以降をくらべて、決定的な差は、SNSの普及と出版業の衰退でしょう。構図の消失、もしくは氾濫。本書におさめた文章の多くは、2010年代以後に、2000年代を回顧したものです。挑戦者が挑戦される側に、あえていえば弱者が勝者になったあとで、その成果の中身を考えようとしたものです。
(「あとがき」より)
目次
1|ふたつの工芸/生活工芸の「ふつう」/三谷さんと生活工芸の四〇年/台北で気づいたこと/年表「生活工芸」の時代
2|坂田さんの仕事/拙をめぐって−路花さんの書/タパの話
3|古道具坂田と生活工芸派/編集した本/劉檸さんとの対話
【新入荷】第七の男 / ジョン・バージャー
第七の男 / ジョン・バージャー
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小説家であり、美術批評家、ジャーナリスト、詩人でもあった20世紀英国文学における孤高の”ストーリーテラー”こと、ジョン・バージャー(1926-2017)による、今から50年前に欧州の移民問題を扱い、新自由主義経済の暴力の核心に迫った伝説的「告発の書」が待望の初訳で刊行。翻訳は、金聖源、若林恵。
―――
移民問題は、アメリカをはじめ世界各国で今や最大とも言える政治課題となっている。移民労働者の増加は、雇用はもとより、国内の住宅、医療、教育、治安をめぐる社会制度を圧迫する。けれども移民労働なくして、わたしたちの経済はもはや回らない。議論はずっと平行線をたどる。そして、それはいまに始まった話ではない。移民問題の不正義を問うだけでなく、それを指摘し告発することの矛盾や困難と向き合った本が、いまからちょうど50年前に執筆されている。
英国の作家ジョン・バージャー(1926-2017)の『第七の男』(A Seventh Man)がそれだ。美術批評家でもあり、小説家でもあり、詩人でもあり、ジャーナリストでもあったバージャーは、当時すでに社会問題化していた欧州の移民問題を、新聞的な社会派ルポルタージュとも客観的な社会学的エッセイとも異なる独自のやり方で描き出した。文章と写真とを用いて移民問題の核心にある「不自由」へと迫った奇妙な「告発の書」は、半世紀を経たいま、いっそうのリアリティをもって読む者に迫る。
―――
最も政治的で、最も先鋭的で、
最も激しい告発をもって、
最も気高い人間性を証明する。
ジョン・バージャー。
私たちが最も長く愛する作家。
──キム・ソヨン
(詩人/『数学者の朝』『一文字の辞典』ほか)
ジョン・バージャーは、わたしが親密な繋がりを感じる作家のひとりです。
彼の作品は、美と政治の双方に深く関わっているからです。
──レベッカ・ソルニット
(作家・批評家/『ウォークス』『オーウェルの薔薇』ほか)
文章をもって世界の見方を
一変させてしまう作家は数少ない。
バージャーは、そのひとりだ。
──ジャーヴィス・コッカー
(音楽家)
バージャーの作品には、
愛と、芸術と、政治と歴史をめぐる洞察が
つねに折り重ねられている。
──アリ・スミス
(作家/『春・夏・秋・冬』4部作、『両方になる』ほか)
現代英文学において、
バージャーは比類なき存在だ。
ロレンス以降、わたしたちの感覚世界に
これほど配慮しながら、良心をめぐる重大事に
応答した作家はいない。
──スーザン・ソンタグ
(作家・批評家)
バージャーのおかげで、世界は住みよくなった。
──アルンダティ・ロイ
(作家/『小さきものたちの神』『帝国を壊すために』ほか)
【新入荷】IDEATITY / unpis
IDEATITY / unpis
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シンプルで洗練された描線と明快な色彩、ストーリーを感じさせるユニークでユーモアあふれる作風で知られ、様々なフィールドで活躍中のイラストレーター、unpisによる作品集。
作家特有のセンスで、日常の中でみつけた小さな驚きや発見を、グラフィカルなタッチで描いたユーモラスな一冊。
unpis (ウンピス)
福島県いわき市生まれ。広告、書籍、パッケージ、壁画などのイラストを中心に様々な分野で活動中。ニュートラルな線とかたち、少しウフフとなる表現を心がけています。
【新入荷】Dutch Landscape / José Quintanar
Dutch Landscape / José Quintanar
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/9845
スペインのニューエイジ/アンビエントレーベル『BALMAT』のアートワークでお馴染みの、オランダのロッテルダムを拠点とする注目のスペイン人アーティスト、José Quintanarによる作品集。
彼は制作において、あらかじめいくつかのシンプルなルールを設け、その設定の中でエクササイズのようにドローイングを行うことで知られているアーティスト。
オランダに移り住んだ彼は、16世紀から17世紀にかけての古典的な風景画や、スタンリー・ブルーンからヤン・ディベッツに至るオランダのコンセプチュアル・アートにおける風景の役割に深い関心を抱き、オランダの「風景」をモチーフにしながら、ゲーム・ドローイングの可能性を探る研究として展示を行い、すべて本のかたちの作品で発表してきた。
本書は、これまでに発表してきたいくつかの本(=作品)を一冊にまとめた作品集。
真っ白の表紙は、付属のステッカーで思い思いにカスタムできる仕様になっている。