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Coci la elle exhibition『かさとほん』

Coci la elle exhibition『かさとほん』
2017年8月30日(水) ~ 9月11日(月)

※初日8月30日(水)はひがしちかさんが在廊し、商品をお買い上げの方に、その場でペインティングしたうちわをプレゼントします。

今年2月に青幻舎よりリリースされた、コシラエル初めてのビジュアルブック「かさ」の刊行を記念しての展示会を開催します。作品集はもちろん、傘、日傘、ハンカチなどコシラエルのアイテムをずらりと展開します。

Coci la elle www.cocilaelle.com
日傘作家・ひがしちかが主宰するブランド。2010年に1点物の手作りの日傘屋としてスタート。オリジナルプリントの雨傘やスカーフをはじめ、小物なども制作。ブランド名の由来は、手仕事への敬意を込めたニュアンスをもつ日本語『拵える』。独特の色彩感の絵柄を尽きることなく生みだし続ける。ユーモアを織り交ぜた斬新な表現を傘に乗せて、手にする人、目にする人の日常を彩りたい。そのコミュニケーションが豊かであるように、手を尽くし心を尽くし、丹精してものづくりに取り組んでいます。 現在、東京・清澄白河にアトリエを併設した「コシラエル本店」を構えています。

MV画像 | 写真:澁谷征司(seiji shibuya) / モデル:髙橋真理(mari takahashi)


著者:Coci la elle
判型:A4
総頁:184頁+とじ込み20頁
製本:上製本
定価:4,800円+税
出版:青幻舎

【展示記録】
Coci la elle exhibition『かさとほん』

開いた瞬間、歓声があがる。持ち運べる絵画のような、美しい傘。

ひがしちかさんの作品集「かさ」の刊行に合わせて、全国の書店を巡った今回の展覧会。当店では、ひとつずつ直に彩色や刺繍を施した日傘や、雨傘とその原画、そして、作品集「かさ」の刷り出しや、ダミーブックを展示しました。

傘はもちろんのこと、展示の中でも皆さんがじっくりと見てくださったのが作品集「かさ」の最初の試作のダミーブック。ひがしさんの「こんな本にしたい」という希望が、貼り重なって分厚くなった本や手書きのメモに残されていました。

「日傘を通して私が表現していることは何だろう?生活、おしゃれ、想い、それが「道具」ということが私にとってすごく意味があると思う」

ひがしさんは、いつもやりたいことが溢れていて、エネルギーに満ちている人。ご本人は「これでもセーブしてる」と笑っていたけれど。
その最初は「自分の棚卸」から始まったそうです。自分に何ができるか、何をやりたいか、考えて考えて、その末に、これだと思った「日傘」。考えて出たことだから、きっと迷わないのだと思うし、傘のことを信じているから、ひがしさんの作る傘は見る人に、圧倒的だと感じさせるのだと思います。

雨傘の中に「blue jewely」というタイトルの傘がありました。
綺麗なブルーの傘。けれどこれは何だろう。花びら?ネイル?ムール貝?――実はその答えは、水茄子のおつけもの。
ひがしさんは「台所で、あまりの美しさにはっとして、傘にしなきゃ!って思ったんです」と話してくださいました。暮らしの中に「美」のかけらを見つけて集めて、生活の中で使うものに落とし込むこと。そして「美しいもの」が、私たちの日々と心に潤いを与えてくれるということ。これこそが、ひがしさんが傘という「道具」に込めている願いなのだと思います。

「わたしは 傘に感謝している
その存在に惹かれている
ひらき とじて またひらき くるくるまわし 見上げる」

――作品集「かさ」より

2017-07-26 | Posted in PastComments Closed