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古川日出男(小説家)×柴田元幸(翻訳家)朗読&トークライブ『読む文字と聴く言葉』


古川日出男(小説家)×柴田元幸(翻訳家)朗読&トークライブ『読む文字と聴く言葉』

デビュー15周年の記念作品『南無ロックンロール二十一部経』を上梓されたばかりの小説家・古川日出男さんと、英米文学の名翻訳家・柴田元幸さんによる朗読&対話ライブ。
雨の日に、とことん文字と言葉について考え、感じましょう。

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古川日出男(小説家)×柴田元幸(翻訳家)朗読&トークライブ『読む文字と聴く言葉』
日程:2013.7.6(土)
開場:17時30分 開始:18時
料金:2000円+1ドリンク
定員:35名  終了しました。
場所:ON READING(愛知名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2A)

口にされた言葉は流れ、書かれた文字は留まります。文字を読むためにかかる時間があらたな発見を生み、時間の隔てを超えます。流れてしまう言葉ですが、時として、音楽的な力をおび、体内に留まる言葉があります。
たとえば、古川さんと柴田さんがご出演されている「朗読劇 銀河鉄道の夜」。
そこには、音声だけがもつ妖しい力があり、聴くものは一種の魔法にかかったような状態に陥ります。

そして翻訳について。翻訳は原作との対話であり、語りと声をみつけ、響きやリズムを再現します。
原作者の声を紙の上に書く文字に翻訳することは、限りなく創作に近い営みではと思っています。

お2人による朗読と対話をとおして、
読む文字と聴く言葉、声について、考え、感じたいと思います。

【お申し込み】
ignition.gallery@gmail.com
件名を「読む文字と聴く言葉」として、
お名前・ご連絡先・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。
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【プロフィール】
古川日出男(ふるかわ・ひでお)

1966年生まれ。小説家。主な著書に『馬たちよ、それでも光は無垢で』(新潮社)、『LOVE』(新潮文庫、三島由紀夫賞)、『ベルカ、吠えないのか?』(文春文庫)、『アラビアの夜の種族』(角川文庫、日本推理作家協会賞・日本SF大賞)『聖家族』(集英社)、『ドッグマザー』(新潮社)など。文学の音声化にも積極的に取り組み、CDブック『春の先の春へ 震災への鎮魂歌/古川日出男、宮澤賢治「春と修羅」を読む』や雑誌付録のDVDなどを発表している。最新作は『南無ロックンロール二十一部経』(河出書房新社)。

柴田元幸(しばた・もとゆき)

1954年生まれ。翻訳家、東京大学教授。訳書にポール・オースター、チャールズ・ブコウスキー、レベッカ・ブラウン、トマス・ピンチョン、アーネスト・ヘミングウェイ、ジョゼフ・コンラッド、エドワード・ゴーリーなど多数。著書に『つまみぐい文学食堂』(角川文庫)『ケンブリッジ・サーカス』(スイッチパブリッシング)など。編著に『モンキービジネス』など。2012年、ポール・オースター著『ブルックリン・フォーリーズ』(新潮社)翻訳。

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『雨の日には2013 ~雨雲のむこう、星をおもう~』
http://on-a-rainyday-2013.tumblr.com/

企画:熊谷充紘(ignition gallery

hurukawa_shibata

 

2013-06-12 | Posted in EventComments Closed