2019-09

現代短歌フェア「31文字の宇宙」

 

只今、店頭にて、現代短歌フェア「31文字の宇宙」を開催中です。 終了いたしました。

 

近年、新しい才能が次々にデビューし益々盛り上がりをみせる現代短歌。様々な歌人たちが、日々の暮らしの想いや情景を五七五七七にしたためています。

わずか31文字の宇宙。そこには一瞬の感情や、永遠の時が流れ、私たちは共感を覚えたり、胸がざわついたり、静謐さを感じたりするかもしれません。そして、きっと、世界が開いていくのを感じるでしょう。

とにかく、こんなにも面白い、現代短歌に触れないなんてもったいないと思うのです。いつも傍らにポエジーを。
ぜひ、お気に入りの一首、歌人を見つけてください。

願わくば、短歌をはじめてくれる人がいると嬉しいな、と思っています。

協力:書肆侃侃房

2019-09-25 | Posted in NewsComments Closed 

 

Norihito Hiraide × ADACHI RYO Exhibition 『documentary』

 

Norihito Hiraide × ADACHI RYO Exhibition 『documentary』
2019年10月18日(金)~11月3日(日)
休業日:10月23日(水) 、29 日(火)、30日(水)

名古屋を拠点に活動中のフォトグラファー、Norihito Hiraide と ADACHI RYO による展覧会を開催します。
本展では、それぞれがアメリカで撮影した写真を構成し、展示します。

アーティスト・トーク
10月20日(日)start 17:00~
入場無料

 

Norihito Hiraide
2019年6月、僕はアメリカに渡った。CVNとKoeosaemeの北米ツアーを記録するために。ニューヨークからセス(orange milk)の車に乗り旅は始まる。12日間で12
都市を巡るタフな旅だ。プロビデンス、ボストン、フィラデルフィア…訪れた都市に滞在する時間はあっと言う間に過ぎて行く。「出会った人」「宿泊した家や宿」「食事」。ツアーが進むにつれ記憶は日に日に曖昧になっていった。日本に戻り、現像した写真一つ一つに眼を通す。頭の中で曖昧になっていた旅の記憶が徐々によみがえる。僕はベットに横になり何度もその写真を見返した。

Norihito Hiraide
1983年生まれ。長野県出身。2013年頃より名古屋を拠点に写真家として活動を開始。2018年自身初の写真集「Norihito Hiraide」を刊行。

 

ADACHI RYO
『今生きている人間の背後には30人の幽霊が立っている』という話を聞いたことがある。地球の上ではかつて、およそ1千億人の人々が現れては去っていった。その数は夜空に輝く星の数と同じだそうだ。ニューヨークのスクランブル交差点で、またはアリゾナの渇いた大渓谷に立った時にでも、彼らは何を語るでもなくそこに佇んでいる。それは喫茶店の形をしていたり、岩だったり、何かの機械だったりする。彼らの気配を感じ取った時、心地よい孤独が僕を包み込んでくれる。それは時間や空間を超えたコミュニケーションなのだ。アメリカという国も、自分が暮らしているこの小さな街も、宇宙という枠組みの中に存在しているこの世界で『孤独に向き合うこと』とはどういうものなのか、答えを探しているのかもしれない。

足立涼/ADACHI RYO
1989年岐阜県生まれ。愛知芸大にて日本画による作品制作の傍ら、2015年から写真による制作を開始。これまでに2度の個展、自主制作にて3冊の作品集を発表。名古屋を中心に活動を続けている。

2019-09-22 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

TAKANOOOMIYA with TMTM(STOMACHACHE.) exhibition 『random memory』

 

TAKANOOOMIYA with TMTM(STOMACHACHE.) exhibition 『random memory』
2019年10月12日(土)~10月27日(日)

当店で4回目となる、 タカノミヤによる陶器作品の展示会を開催します。タカノミヤの陶器作品は全て手にのるくらいのものですが、それぞれが小さな物語を語ってくるような懐かしさがあります。手にとってゆらぐ世界をお楽しみください。

今回は、タカノミヤ展では初めてのコラボ企画を開催します。ON READINGと縁の深いオルタナティブ姉妹STOMACHACHE.の宮崎知恵(TMTM)とのコラボレーション作品も一部並びます。

意識があやふやなところ あるいはねつ造 内側と外側
だいたいで距離を測ってジャンプしてみる
光と影が その時 かわるがわる やってきた
わたしたちは 曖昧な記憶の糸を頼りに
パズルのように組み合わされた記号を出鱈目に並べ替えてく
それらなにかは わたしたちのもとに波のようにやってきては
かたちになったり ならなかったりして揺れている
ここは世界のところどころ

 

TAKANOOOMIYA(タカノミヤ)
陶器、紙粘土、絵画、版画、詩歌などの作品を制作、発表。
https://www.instagram.com/takanooomiya/

 

2019-09-11 | Posted in Past-ExComments Closed 

 

2019年9月28日(土) 営業時間のご案内

営業時間のご案内

2019年9月28日(土)はイベントのため、通常営業は17時までとさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

2019-09-25 | Posted in NewsComments Closed 

 

【新入荷】DISTANT DRUMS / 濱田英明

 

 

DISTANT DRUMS / 濱田英明
ご購入はこちら→ https://artlabo.ocnk.net/product/6799

 

国内外、様々なシーンで活躍中の写真家、濱田英明による集大成的写真集。

村上春樹の旅行記「遠い太鼓」からタイトルをとった本作では、世界各国に濱田が訪れた際に出会った瑞々しいシーンが写し出されている。

写真集「DISTANT DRUMS」に寄せて

トルコの古い唄の引用からはじまる村上春樹氏のエッセイが好きで、気が向いたときに読み返しています。本著のタイトルはそこからヒントを得ました。誰もが訪れる観光地でも息を飲むような絶景でもなく、忘れ去られてしまうような光景に日々の機微を垣間見たとき、心から愛おしいと感じます。これは簡潔に言うと旅先の写真ですが、テーマを旅ではなく光景との「距離感」としたのはそれが理由です。めくっているうちにどこかへ行きたくなる、というより「すでにそこにいるような」気分の本になるといいなと思います。
_濱田英明

 

 

2019-09-05 | Posted in NewsComments Closed